2010年01月30日
ツイッター就活はアツい
先日26日にECナビの宇佐美社長がツイッターで声をかけて集められた起業家と就活学生の座談会に参加していました。Twitterハッシュタグはこちら→#ajito2。
その前後の模様はYahoo!トピックスでも取り上げられて話題になっていました。
ECナビ 「ツイッター」で新卒採用 人材集客力に着目 - Yahoo!ニュース
私が座談会に出席して感じた印象は記事中の宇佐美さんのそれに近く、ウェブリテラシーと行動力を併せ持ったレベルの高い学生が集まっているな、という印象。
2004年SNS出来たての頃のGREE Nightなんかに出ていた学生たちのイメージとシンクロしました。その当時会った学生たちというのが今や同じ領域でベンチャー経営者をやっている仲間だったりするのが面白い。
3-4年に一度来るウェブの進化点でその現場に立ち会って空気を感じられた人というのは自然とその時代を率いる人になっていく。その意味で今年のツイッター活用就活生というのは幸運だと思うし、どんどん行動に出るのがいいと思う。
座談会後にツイッターで募集した新卒説明会は2回分がすぐに枠が埋まったので2月23日にも開催します。参加希望者はツイッターで @huehara88 に「2月23日マイネット・ジャパン参加」と送信するか、マイネット・ジャパン会社サイトの新卒採用情報からエントリーしてください。
2011年度新卒向け会社説明会の開催につきまして (マイネット・ジャパン Info Blog)
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2010年01月04日
僕の見たウェブの秩序
新年エントリーをきっかけに過去のブログをめくっていたら4年前の自分が大事なことを教えてくれたので、備忘にまとめた5か条の『僕の見たウェブの秩序』。タイトルは尊敬するヨシナガさんからノリで拝借。
一、ウェブの本質は「参加のメディア」である
一、構造化されたソーシャルデータの所有がビジネスでの強みとなる
一、ディストリビューションはコミュニティを味方につけること
一、ロングテールをつかむべし。ただしニッチとの勘違いはしないこと
一、ユーザー基点・オープン志向・ネットワーク外部性を忘るべからず
4年経ってももまったく陳腐化しない、むしろようやく実証され始めたばかりの僕の見た秩序。
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2010年01月03日
2010年 新年の抱負
あけましておめでとうございます。2010年を皆様と無事に迎えられましたことをたいへんうれしく思います。本年もどうぞよろしくお願いします。
2009年のマイネットは創業期3年間の締めくくりの年でした。ケイティを軸に事業と組織の形ができ、中期的な成長の土台が整った1年となりました。100年続く会社の一段目の飛躍をここからの3年で成していきたいと考えています。
まずはケイティをお店のためのウェブサービスとして3万のお店さんたちにとって無くてはならない存在にしていくことと、ウェブ屋らしいメディア力を積み上げることに注力しようと思います。UXとDBの両輪でサービスが強化される年にしていきます。
決算期としては5期目を迎えることもあり、収益面でも妥協無く積み上げていきます。第4期に会社に染み込んだ仕組と目標へのこだわりを磐石にしていこうと思います。また4月には10新卒生を迎え、これから脈々と続く組織の血の循環を作っていきます。
国内社会全体としては景気は順調に回復して徐々に元気を取り戻していくと思います。そこでのベンチャーの役割は若い力で社会全体の空気を変えていくこと。会社でも社会でも、若い力が芽吹くための取り組みに力を入れようと思います。
またウェブにおいては2004年頃のブログ・SNSと同様に次に社会に浸透するムーブメントが起きてくると思います。その主役はおそらくリアルタイムウェブ。人間関係の上に流れる時間がデジタル化される。それが一般化の途につく。ケイティは然る役割でそのムーブメントの一端を担っていきたいと思います。
最後に個人として、昨年は様々な形で厳しい現実に直面することの多い年でした。そんな中でも大事な人たちと泣き笑いしながら進むことができ、振り返れば実りの多い一年、志を強くする一年になりました。
今年は会社の成長を加速するのはもちろんのこと、創業の志である100年の視座に立って自らを律し、社会とインターネットの未来を見通して今為すべきことを為していく一年にしたいと思います。
関連:
・2009年:2009年 新年の抱負 | 近江商人JINBLOG
・2008年:2008年 新年の挨拶 | 近江商人JINBLOG
・2007年:新年と個人的テーマ | 近江商人JINBLOG
・2006年:リーダーの原則 | 近江商人JINBLOG
・2005年:2005年 | 近江商人JINBLOG
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2009年12月19日
アメーバなうはハネるね
今日の午後ふと思い立ってアメーバなうを中心にアメーバまわりにどっぷりはまってみていました。やってみて思ったのはこのサービスはハネるなこりゃ、というようなことです。
芸能人をいっぱいフォローして携帯でアメーバなうのタイムラインを眺めてみると驚愕です。なーんも考えられません。脳みそが溶けていく感覚です。気持ちよーくあほになれるんです。こんな素敵なユーザー体験はそうそう味わえません。
次に Re: で芸能人に話しかけます。もちろんレスは返ってきません。でもいいんです。この「おれ芸能人とはなしたんだぜ」感はブログコメントの比ではありません。
フラットというのはフラットを意識させてるうちはフラットじゃないんだけどなうはそういうややこしいことを感じさません。ただただ気持ちよく芸能人とつながった感を味わわせます。
そして絵文字を使ってつぶやきます。モバイルで進化することが自明なリアルタイムウェブで、世界に名立たるガラケー進化の味わいを組み入れることは当然の勝ちパターンです。
勝てば官軍とはよく言ったもので、最近ちょくちょくネト充サイドからも「アメブロはすごい」的な声も聞きます。でもあまり表層だけの話じゃなく、アメーバの普通の人ユーザー体験へのこだわりと積み上げは群を抜いていると思います。
ネタでもなんでもありません。まじっす。でもPVの計算とかはちゃんとしてほしいっす。
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2009年12月15日
マイネット・ジャパン 集合写真091214
2010年の年の瀬は今年よりもっとたくさんの仲間といっしょに迎えよう。
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2009年12月14日
さよなら青春の忘年会議
12月12日は今年が最後になるという「忘年会議」に参加していました。Twitter界隈の名コンビ 広瀬香美&勝間和代の漫才など盛りだくさんな内容と共に、自分にとってはさよなら青春的な感慨深い会でした。
聞くところでは「今の●●があるのは忘年会議のおかげ」というのはよくある話のようですが、ご他聞にもれず今のうちの会社が存在できているのはこの会議のおかげです。
無敵会議(2004年通年で開催された忘年会議の月次版)にインスパイアされてRTCカンファレンスは生まれ、RTCカンファレンスのおかげでマイネット・ジャパンは生まれました。
初めて無敵会議に出て田口さんの仕切りを見たときの衝撃。その後ふぁるさんや原田君のmixi版無敵会議の運営応援で勢いがついて、ちょうさんとの出会いの後ひょんなことからRTCが始まり・・ て回顧しだすと止まらないくらい俺の中の青春です、はい。この話は以前@ITの峯さんが素敵な文章にしてくれたので割愛。
なにぶん田口さんと橋本さんには感謝しています。お二人が私たちに教えてくださったオンライン×オフラインの熱量増幅の力はこれからもたくさんの若い人たちに力を与えていくことと思います。私もその力の伝承に一役買っていきたいなと思っています。
これで自分の中で、日本のインターネットのちょっと古い方がしゅうりょーした感じ。今回の忘年会議の同時間帯裏番組で81世代の忘年会が開催されてたってね。そうやってコミュニティが時間と共に次へ次へとつむがれていくのって素敵なことだと思うんだ。
ま、そんなこと気にしてないで明日も元気にインターネットしようぜ。
関連:
・忘年会議をやり遂げた! - IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ
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2009年12月12日
草食系と肉食系
マイネット・ジャパンは草食系ですか?肉食系ですか?と問われたら、「なんでも食べます」と答えます。
IT業で草食系というとサービス開発主導で「ユーザーの喜ぶものを作っていれば収益はついてくる」という思想を持ち、創発性や調和を重んじるものづくりの会社という意味を持つと思います。
肉食系というと営業主導で、「利潤の追求と持続的な成長こそが社会への貢献になる」という思想を持ち、競争心や論理性を重んじる数字に強い会社という意味を持つと思います。
これらは文字にするだけならマイルドなものですが、実社会での草食系と肉食系はことごとく相容れないものです。文化の違いという話にもなりがちです。究極にはどちらにも理がある故にいっそうたちが悪いともいえます。
しかしながらこの二つの価値観が結合すれば極めて強い会社が出来上がると思います。そのためには個人がエゴを捨て、草食と肉食が互いをリスペクトすることだと思っています。
ものづくりの精神と商いの心を互いに尊敬し、共にお客の方を向いて仕事への誇りとこだわりを貫く集団。そんな会社で働くことで個人はより高次の働く喜びと成長が得られ、そんな会社のアウトプットはより高次の社会価値を生むと思うのです。
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2009年12月09日
「先生」という敬称
ITマンが使いがちな言葉に「先生」という敬称があります。より作り手寄りの人向けやそれ同士で使われることが多い言葉です。
「先生」というのは本来尊敬を含意するはずですが、ITマンの多くは畏敬尊敬よりは低い意味で、自分の知らないことを知っている他人に対する敬称として使うことが多いようです。要は深入りできない相手への他人行儀なプレイワードですね。
このような言葉が流通する背景として旧来の長期雇用慣行に基づく社員間の信頼関係が希薄化し、より表層の関係で仕事を進めることが当然視されるようになった20年ほどの歴史があり、その期間の中で勃興した産業であるIT業の中で許容された「他人同士で一定の仕事時間を過ごすこと」の言語化なのだろうと思います。
長くなるとアレなので言い切っておくと、私は「先生」という敬称で呼び合っている人を見るのは好きではない。本当の信頼関係を結ぶ気がないサインに見えるから。という話でした。
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2009年12月08日
データベースとユーザー体験
私はウェブサービスを最もシンプルに表すと、DB+UX になると考えています。DB=データベース、UX=ユーザー体験です。
ウェブサービスの要諦は、1.独自かつアクティブなデータベースを構造的に形成する仕組 と、2.対象に心地よいユーザー体験を設計・供給する仕掛 にあると思います。
忘れられがちなのは後者のUX:ユーザー体験です。これはウェブサービスに限らず、ITの仕事全体に通じるものがあります。
多くの場合、作り上げたシステムや日々の作業はデータベースの形成のためにあります。サービスや対話はそうして積み上がったデータから対象の喜ぶ部分を抽出し適切に加工して表されなくてはなりません。
戒めなくてはならないのは、自分が努力して作り上げたデータベースがかわいいからといって対象の心地よさを無視して剥き身のまま押し付けようとすること。表示項目多すぎのマイページ、検索できないヘルプ、徹夜で作った100ページ超のプレゼン資料など。
技術、営業、企画、運営どの職務であっても、ITマンの仕事は機械と人の翻訳家。ユーザー体験を無視した仕事はただのエゴだと思うのです。
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2009年12月06日
iPhoneと小さな社会
iPhoneがものすごく普及していると感じている若手ITマンに読んでもらいたい文章です。
iPhoneの国内販売台数は200万台あたりに到達しているという声を聞きます。一般的な携帯電話端末の一機種当りの販売台数は50万台で大ヒットと言われますのでiPhoneが異例の売れ行きであることは事実です。
実際、電車や街中でiPhoneユーザーを見かける機会は増えているように思いますし、私自身も利用していてUIは純粋に気持ちいいしアプリは飲み会のネタにもなるし好きです。
でもどんなに増えているように見えても日本中には1億台の携帯電話が普及しているので、その比率は現時点で2%程度です。「ネットをよく使う人はほとんどiPhone」みたいな跳んだ声も聞きますが、国内にパケット定額制の加入者は5,000万人以上いてiPhoneユーザーはその4%です。
ネット・ガジェットが好きで人より早耳というクラスタは日本人の8%未満(某調査より)なのですが、都心勤務でデジタル関連の業界の人はこの8%に属している場合が多いため周りも必然iPhone率が高く、iPhoneがものすごく普及しているように感じてしまいます。でもそれは異常値です。”普及”を感じるためのサンプルに偏りがあります。
普段属しているコミュニティで当り前になっているものはあたかも世間一般でも当たり前かのように感じてしまいがちです。しかもテレビ局やトレンド雑誌を含むマスメディアの作り手の人も上記の層に入っていることが多いためにマス情報もその感覚で流されることが増えています。マスコミとクチコミのダブルで「小さな社会にいる自分」を忘れさせられてしまう。
人は自分に見えるものしか信じないものです。あなたがこれから社会全体に影響を与えたり価値を生んだりしようと思っているとしたら、まずは自分が小さな社会にいることを認識し、その小さな社会の外に目を向け耳を傾けることが大切です。
社会が自分の見たこともない人たちで構成されていることへの理解がマーケティング思考のスタート地点です。
注: これはあくまでデジタル普及のメタ認知についての話で、iPhone向けのサービスを否定するものではありませんよ、そのうちうちもしますし。
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2009年12月02日
ソーシャルとコミュニティの違い
昨夜ある人と話していて、ソーシャルとコミュニティの違いというのはソーシャルウェブサービス事業者の中でさえ理解していない人がまだまだたくさんいるのだという話になった。
私自身はウェブに関して長らく作る側より使う側にいたのでソーシャルとコミュニティがまったく違うものというのは自然な体感があって、それを同一視するという感覚はあまりよくわからない。
ソーシャルというのは人一人ひとりが固有にもつ小社会のことであり、ある人にとっての関係性を持つ相手たちとのリンク全体を指す。鳥瞰するとハブ&スポークのような形になる。
コミュニティというのはみんなの集まる場のことであり、そこに集まる誰にとっても同一のものである。鳥瞰するとスクウェアのような形になる。
ソーシャルは個が主体であり他とのリンクで構成される。コミュニティは場が主体であり個の集合によって形成される。ソーシャルは分散、コミュニティは集合。
ソーシャルとコミュニティはまったく別モノだよ。そういう意味でソーシャルメディアとかって言葉はどうもおかしい使われ方が多いと思ってる。
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2009年11月29日
あるこんにゃく店の妄想
先日ケイティにお申し込みくださった方で「こんにゃく店」という方がいらっしゃいました。こんにゃく店。そんな粋な業種名を見た瞬間、ふと妄想がふくらみました。
きっとこの方のご商売はこんにゃくだけに特化して、こんにゃくの製造から販売までをこんにゃく専門家が一貫して行い、こだわりの品質とお客との持続的関係に立脚して高単価高再訪率で地域のこんにゃく流通シェアの○%を掌握しているのだろう、と。
選択と集中、製販一貫、高付加価値高単価、エリアドミナント戦略、それを支える品質とコミュニケーション。これからの時代を生き残るのはそんなビジネスに違いない。ケイティはそんなこんにゃく屋さんたちのご商売を携帯マーケティングの面から応援していきたいのです。
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2009年11月28日
ウェブサービスのKPIがアクティブ率になる中で考えておくべきこと
ウェブサービスの最重要KPIはアクティブ率になってくる、という話を以前書きました。
ウェブサービスに粘着性が重要な件 | 近江商人JINBLOG
いろんな側面でPV/UU神話が崩壊しつつある昨今、ウェブサービスの最重要KPIは「アクティブ率」になってくると思います。そして「粘着性」という語はその最重要KPIの趨勢を握るウェブサービスのキモとなってくると思います。
最近になってソーシャルアプリの成否をDAU(デイリーアクティブユーザー) WAU(ウィークリーアクティブユーザー)といったアクティブ数指標で測る場合が出てきてたいへんよい傾向だと感じています。
逆にソーシャルアプリを累積登録者数の横並びで測るのは、初動を見る以外の目的では誤解を招くように思います。顔ちぇきが1億ユーザーでmixiが2千万ユーザーだから顔ちぇきはmixiの5倍の価値・・ ということにはなりません。アプリプラットフォーム側が指標の提示とデータのオープン化を進めるのが理想ですが。
ウェブサービスは「利用」と「価値発生」が不可分なサービス財なので、ワンタイムの「登録」やサービス設計で操作可能な「PV数」のようなものではなく「利用」こそがスループットにあたります。ここがパッケージソフトや1wayのウェブサイトとの違いです。
この「利用」については、ログイン行為や何らかの操作など”利用”と計上するための「アクション」、毎日か3日毎か1週毎かなど想定する利用の「スパン」、1ユーザーが燃え尽きるまでの「ライフタイム」などの指標に対して、サービス設計で想定する利用形態ごとに見るべき値と目標は異なってきます。
DAUかMAUか何らかのレートになるかはわかりませんがいずれ業界標準のアクティブ率を測る指標は設定されると思います。しかしながら標準だけよりもサービスごとの設計に適した内部指標を持ってそのKPIが高まるように改良を続けるというアプローチが望ましいと思います。かつてmixiが「3日以内ログイン率」という誰も使ったことのない独自指標にこだわり続けることで現在のプラットフォームとしての立ち位置を築いたように。
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2009年11月27日
始末してきばる
一般的に「始末する」という言葉は負の意味合いを帯びることが多いようですが、滋賀県出身の私にはたいへん違和感があります。滋賀では基本的に「始末」はほめ言葉、倹約できる、モノを生かしきる、うまく片付けるといった意味を帯びているものでした。「あんた、よー始末できるなぁ」のような用法。
始末してきばる
近江商人に共通な日常の心構えである。倹約につとめて無駄をはぶき、普段の生活の支出をできるだけ抑え、勤勉に働いて収入の増加をはかる生活を表現している。「しまつ」は単なる節約ではなく、モノの効用を使い切ることであり、「きばる」は、近江地方では「おきばりやす」という挨拶につかわれているくらい日頃から親しまれた言葉である。近江商人の天性を一言で表現している。
「三方よし」 ミニ情報 - 用語解説 - 近江商人関係より
個人的に日本史の為政者で好きな人を挙げるときには徳川吉宗が浮かびます。質素倹約を旨として現場主義で改革を進めた人物ですね。おそらくこれは私が滋賀の実家で受けた始末してきばれの教育によるところが大きいと思います。
しまつしてきばろ。
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2009年11月26日
ウェブ屋が忘れちゃいけない当たり前のこと
ウェブ屋として肝に銘じておこうと感じたのでメモ。
High Performance Web Design ~デザインから考えるハイパフォーマンスWebサイト~ | warikiru
Google:0.5秒遅くなると、検索数が20%減少する
Amazon:0.1秒遅くなると、売り上げが1%減少する
怖いですね、たった0.1秒遅くなることで数十億、数百億ぐらいの影響になってくるということです。このようにパフォーマンスが低下すれば収益に直に影響してくるといったケースが考えられます。
スピード・軽さ 大事。
マイネットが現在軸足を置いている携帯ウェブは端末・回線インフラや事業者インフラが日進月歩で未だユーザー体験にバラつきが多い領域なので、なかなかパフォーマンス評価に共通認識を持ちづらくはあります。このために「遅い」という事実に対して若干不感症になりがちなのではないかという感触があります。
ユーザー体験のきもちいー感を突き詰める上ではサービス上のユーザビリティやデザインへのこだわりももちろん大切ですが、そもそものところでサイト/サービスを味わう前にのろくてがっかりさせていては何の意味もない。PCウェブ側で高速常時接続が当然の環境になったが故に、スピードというのは作り手側にもっとも抜け落ちがちなポイントだと感じます。
長くネット事業を営まれている先輩からは笑われそうな話ではありますが、意外と忘れていそうなので自戒を込めて。スピード・軽さ 大事。
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2009年11月25日
ドコモiメニュー タウン情報全国版 1位にどこでも!ケイティ
11月24日のドコモiメニュー月次改編で、クーポン情報サイト「どこでも!ケイティ」がタウン情報カテゴリ全国版の第1位になりました。いつもご利用くださっている皆様、サイトを共にお作りくださっている店舗ユーザーの皆様のおかげです。
ちょうど先日20日にどこでも!のお店ページの使い勝手を上げるリニューアルを行ったのですが、こちらもたいへんご好評いただいて皆様これまでにない度合でサイト内を回遊してくださっているようです。
サイトの改良を重ねて生活者の皆様の利便性を高めてより多く使っていただき、そこに情報を出そうと思うお店の方々により多く集まっていただき、そのお店さんの存在がまた生活者にとっての魅力となって人が集まってくる。そんなエコシステムを育てていきたいと思っています。
いつもケイティをご支援・ご利用くださる皆様に今後もいっそうたくさんのバリューをお返ししていきたいと思います。
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2009年11月24日
法政大でケイティのフリーミアムモデルの講義
今日は法政大学経営学部のベンチャービジネス講座で1コマ講義させていただいていました。テーマは「大企業出身起業の実際とkatyのビジネスモデル」。いただいた依頼が「起業家としてのキャリアとビジネスモデルを話してください」というものだったのでそのまま捻らず話させてもらいました。
昨年も同じ時期に法政のビジネススクールでお話する機会があったのですが、その時期以来1年ぶりに学生さん=IR/PR/HRいずれでもない一般の方向けに事業像をまとめる機会ということで少し時間をとって資料をまとめてみたのですが、1年前の同時期より格段に語るべきことが深く細かくなっていることに気づきました。
ちょうど1年前に事業の軸をケイティに集中させて以降、順に掘り下げてきた思考と仮説検証の積み重ねによって自社の立ち位置が以前よりずっと携帯ウェブビジネスの本質的なところに近づいているのだな、と。ストラテジーをそのままプレゼンスにしていてはダメでレイヤ合わせが必要になっている。
今回の講義の中でクリス・アンダーソンの『フリー』から引いた「katyのフリーミアムモデル」について解説させていただきました。
1.エントリーコスト
2.見込客
3.コンテンツ
4.送客源
5.コミュニティ
項目は上記の5つで、これはこれまで2年半かけて進めてきたケイティのフリーモデルの意味を改めて整理することとなりました。まだこれの一部は仮説検証中のものでもありますので、これからもう少し時間をかけて実効性を証明していきたいと考えています。
関連:法政大学ビジネススクールで講義させてもらった件 | 近江商人JINBLOG
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2009年11月23日
ウェブは生活を変革するよ -IVS 2009 Fall 後録
11月12日~13日に宮崎で開催されたIVS2009Fallに参加してきました。今回でNILS→IVSに出るのは7回目。結構入れ替わりのある中、創業以来皆勤賞で出席しています。行けば必ず学びや気づきがある有意義なカンファレンスです。主催のIVP及び運営の皆様、いつもありがとうございます。
今回のIVSのハイライトは3点。
1.ソーシャルアプリ来てます
2.リアルタイムウェブ来てます
3.ウェブがリアル生活を変革する
1.ソーシャルアプリ来てます
ソーシャルアプリについては8月にオープン化されたmixiアプリPC版、10月に開始された携帯版のそれぞれで波状的にこのプラットフォームの破壊力を世間に示してくれています。1月に予定されているモバゲーオープン化も相当の波となるでしょう。M2層中心で構成されている業界側からすると若年ユーザードリブンな今回のムーブメントは驚きを以って捉えられる向きが多かったようです。そこにきてweb2.0系と呼ばれたドリコム内藤さん、ウノウ山田さんらの波乗りっぷりはさすがの一言ですね。
セッションとしてはDeNAの守安さんとmixiの原田さんのバトルが楽しかったです。この二人は夢見がちな人の多いウェブ/モバイル業界の中で極めて現実的にユーザーの心理・動向を捉えてサービスをお金に換えることのできる稀有な二人。顔も少し似てる。ソーシャルアプリの今後について「ゲームから生活レベルへ浸透」と語った原田氏と、「一つのヒットゲームが落ちる頃にまた次のヒットが出てくる」と語った守安氏。mixiとモバゲー二つのソーシャルアプリPFの方向性を感じさせる一幕だったように思います。
私自身は現在完全に生活情報側に足場を置いていますので、ゲームから市場が立ち上がることの見えていたソーシャルアプリからは現状一線を引いています。mixiの原田氏も壇上で述べていた通り、1-2年のスパンでソーシャルグラフ活用がエンタメから生活レベルに浸透するタイミングが来ると確信していますので、その時機に向けてデータベースと体力の増強に力を注いでいます。ケイティがhkunimitsuさんも模索している「ソーシャル○○のビジネスモデル」の解になれるように。
2.リアルタイムウェブ来てます
今回のIVSの裏の楽しみはTwitterのハッシュタグ #ivs の中にありました。現地参加していない方の中にもこのハッシュタグ内で繰り広げられる中継&コメントのコンテクストを楽しまれた方も多いのではないでしょうか。
NILS時代はクローズドを旨としていたIVSはこの4回は「ブログに書いていいですよ、むしろ書いてください」というオープンスタンスに切り替えられました。個人的には2回前の2008Fallの折に主催の小林さんに確認して勝手Twitterライブ(withモバツイ)を始めていましたが、今回は#も設定されておもしろさが格段に上がりました。単一の人物のライブ中継ではなく、多数の人が認識を折り重ねる面白さ。ライブドア事件の頃のブログでトラックバック折り重ねていた時の感覚、それがリアルタイム+短文になってより直感的で高揚感溢れる楽しさになっているのをウェブとリアル両面で参加しながら味わっていました。
ちなみに今回のIVSのセッションの中ではほぼ誰もTwitterそのものについては触れていなかったのも印象的。一部でアメーバなうが来るの来ないのという話があったくらいで。これはおそらくTwitterにお金の香りがしないことの表れなのかな、という気がしています、よくも悪くも。
3.ウェブがリアル生活を変革する
今回のIVSのベストセッションはクックパッド佐野社長の上場とビジネスモデルについてのセッションだったように個人的には感じています。クックパッドの理念「毎日の料理を楽しく」をひたすらインターネットのインターネットたるところを信じて実践している佐野社長の軌跡と、Data is next "Intel Inside"の体現型となっているビジネスモデルにたいへん共鳴しました。
サービスを通じて生活者の料理に関する意思決定に深く関与すると同時にその意思データを大量かつ新鮮に蓄積し、そのデータを以って食品業界の企画・流通に深く入り込み細分化された生活者ニーズと提供側のマッチングを行う。「売れたデータ」であるPOSに対してクックパッドが「求められたデータ」であることの強さは比類ない。
内食一点に集中して生活者起点のサプライチェーンをデータでつないでいくことで、生活者の行動を変えるだけでなく流通の最適化、社会の最適化を進めている。インターネットがこれからもっと世界に染み込んで行く中で、私たちが為したいことはリアルの生活をもっと便利で心地いいものに変革していくこと。そんな思いを再認識した。
今回も気づきの多い会でした。主催・運営の皆様、ありがとうございました。
関連:IVS2009Fall 関連記事 | Infinity Venture Partners
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2009年11月08日
クリス・アンダーソン『FREE』(フリー 無料からお金を生み出す新戦略)
Twitterばかりしていると本当にブログ終了になってしまいかねないのでたまの更新をしてみます。普段は毎日Twitterでつぶやいていますのでよろしければこちらもどうぞ。
・個人Twitter
・会社Twitter
USですでに話題になっているクリス・アンダーセン(ロングテールの提唱者)の著書『FREE -THE FUTURE OF A RADICAL PRICE』の日本語版 『フリー <無料>からお金を生み出す新戦略』を監修のこばへんさんからご献本いただきました。現在読み進めていますがもともと遅読ですものでまだ途中です。
ここまでで感じていることは「情報は無料になりたがる」という言葉の意味は一筋縄で捉えるものではない、というようなことです。コピー可能なビットとしての情報の貨幣価値が相対的にゼロに限りなく近づくことは事実でありすでに起こっていることだと思います。ただしこれは貨幣市場からの視点。
書籍の中でも指摘されている非貨幣市場の広がりはウェブにおいてはすでに巨大なものとなっていて、大きな心的コストを相互に強いることになる貨幣換算などよりも高い価値(言葉にすれば意義や賞賛など)の交換が大量に行われています。そこで価値とされるものはアトムでもビットでもない”知恵””共感”であり、これらは従来から貨幣市場とは交わりにくい性質のものです。
これを無理に貨幣換算しようとすると多くは無視か炎上の憂き目に合います。一部例外となるのはその非貨幣市場自体のプラットフォーム提供者と「著作権」の剣の使い手たち。その立ち位置を獲ろうと多くの事業者が七転八起しているのが今のウェブ業界といってもいいと思います。
また書籍の中で「フリーミアム」の概念が謳われています。これは端的には「フリー」の名の下に集まったユーザーの「5%」がプレミアムサービスの購入者となることで成立するモデルとして描かれています。これは私が取り組んでいるビジネスの形態そのものでもありこの書籍の掲げるテーマで最も興味を持っていたところでもあります。巻末には「フリーミアムの戦術」として4つのモデルを提示するほど重視されているテーマのようです。
ここまでのところで私が感じているのは、フリーミアムモデルを執ろうとするときにマーケティング目線だけでフリーを捉えるのはウェブ的ではないな、ということです。単に見込顧客の収集方法としてのフリーを活用するだけではなく、フリーユーザーが多数存在していることによるプロダクト面でのポジティブフィードバックが組み込まれていなくては片手落ちなのではないかな、と感じています。ネットワーク効果であったりコンテンツ供給の対価としてのフリーであったり。
そんなことを考えながら読み進めていろんな気づきをいただいています。おすすめです。
日本放送出版協会
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2009年10月03日
念ずれば通ず -美谷さん行ってらっしゃい
昨夜は楽天の美谷さん、ライブドアの田端さん、スプラシアの鷲津さんと4人で茅場町の台湾料理屋で美谷さんの日本最後の夜をご一緒させてもらってました。今日の夕方美谷さんはNYへ旅立ち、リンクシェア社の一員として米国生活が始まるということで。
あすなろBLOGのスタート期に知り合って3年、当時ドリコムにいた彼の目には当時から”世界”しか目に入っていませんでした。ドリコムを退職された折も「世界と仕事がしたいから」という理由一点で楽天のグローバル部隊に転身。その前後からブロガーとしても衆目を集めるようになりました。
さっき彼のブログの最初のエントリーをふと見てみました。
海を出ることを考えて。 | 世界を巡るFool on the web | あすなろBLOG
まさに初志貫徹。「まず海外」という思いを語り続け動き続けて今回のNY行きに至ったその胆力と行動力に敬意を表します。念ずれば通ずの体現。
美谷さん、いっそう男前になって帰ってきてね
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