2012年01月04日
2012年 新年の抱負
2012年が始まりました。
マイネット・ジャパンは創業5年半、第7期。
今年は大いなる挑戦の年になります。
気合を入れ直して過去最高にストイックに、
同時に、笑顔で仕事を楽しむことを大切に、
仲間を大事に、関わるすべての方へ感謝して、
信じる道を突き進もうと思います。
会いたいときに会いたい人に会える社会に向けて、
人と人が通じ合えるインターネットの力を信じて、
無理に売るな お客の好むものも売るな
お客の為になるものを売れ を体現して、
全身全霊で会社の成長を推進してまいります。
皆さま何卒、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2012年1月4日 マイネット・ジャパン代表 上原仁
2011年12月25日
迷ったときは原点に
迷ったときは原点に立ち返るのがよいです。
ベンチャー社会に足を置いていると正解というものはありません。正解がすでに出ている物事に取り組んでいるとしたらそれはもはやベンチャーで取り組むよりも規模の経済を利かせて大企業が取り組んだほうがよい。答えがまだないところに新たな公式を見つけ出すという存在価値がある故に、ベンチャーは規模の経済に飲み込まれずに生態系を保つことを許されます。
ベンチャーマンはそんな正解のない課題に取り組んでいるのですから迷うことはたくさんあって当然です。近い課題に取り組む先達がいればまず参照するのが正攻法ですが、それでも多くは体系的に解を導き出せるわけではない。時には何度やってもうまくいかずに心折れそうになることもあるでしょう。そんなときにはまず自分の原点に立ち返ることです。
原点というのは自分がその課題に取り組むことを「決断」した瞬間の思いです。時にそれは起業を決めた瞬間だったり、就・転職を決めた瞬間だったり、事業を定めた瞬間だったりすると思います。
「決断」というのはその課題に向かう熱量が自分の中に溜まりに溜まって爆発お起こすことなので、その瞬間の思いに立ち返ることで迷いを打破する熱量を取り戻すことができます。迷いの多くは熱量が足りずに決められないだけのことだったりしますから。
また、ずっと道が見えずに迷子になった気でいたとしても、ふと俯瞰して見れば原点とその時点の立ち位置を結んだ線の延長に答えは導かれるはずです。たくさんの分岐点を自分なりに選択して今の立ち位置にいるのですから、自分を信じて原点と今とをシンプルに直線で結べばいい。
原点がわかっていればそんなに迷うことはありません。今の自分の原点が何なのかわからなくなっている人は、このお正月にたくさん時間をとって原点を探してみてはいかがでしょう。
2011年12月18日
テンションにお金を払う時代
人はテンションにお金を払う時代になったと感じています。
日本や米国などの先進国では、作っても売れないモノ余り情勢は当然のこと、物質主義崩壊はさらに進んで製品やサービスの品質や機能は即座にコモディティ化し、そこに付加されるブランドや体験そのものに価値の中心が置かれていると言われています。
'70年代までは「モノそのもの」が提供されることで人が喜ぶ時代でした。モノがなかなか手に入らないからモノそのものを手にすることに意味があり欲求を満たすポイントがありました。物欲、所有欲のレベルです。
その後'90年代頃まで「アレができる」の提供で人が喜ぶ時代がありました。なんでもかんでも機能を盛り込み、こんなこともできます!という言葉が売り文句となって、機能の所有が人々の欲求を満たしていました。全能感への欲求とでもいえるでしょう。
その後2000年を過ぎて人は「できてうれしい」の提供を受けて喜ぶようになりました。全能性の追求ではなく、ある製品やサービスを通じて生活や仕事上の便益を得られた事実が大切であると気づいたのです。
この頃から人は喜びの投資対効果をバランスさせることをはじめます。とにかくたくさんのモノ、たくさんの機能を求めるような拡大一辺倒ではなく、効率的に効果を得るほうが賢いと計算をするようになりました。
資源が豊富な環境で投資対効果をバランスさせて価値を最大化することは理論上の計算で可能になっていきますので、人の喜びはたいへん効率的効果的に供給されるようになっていきました。
そして2010年代、世の中には計算された喜びが溢れています。お金を払えば20年前では思いもつかないような品質のサービスが廉価に提供されています。あなたはきっちりマーケティングされていますから、投資効率が最も高い喜びをあなた向けの供給チャネルで提供されています。
しかしながら、計算によって高効率で溢れるほどの喜びを味わえるようになったことで、人はまた次のレベルの欲求を抱き始めました。想定外の喜びがほしい。期待値を大幅に超える体験によって、感情が揺り動かされるような喜びを味わいたいと感じるようになりました。それが私のいう「テンション」です。
テンションは人が持つ16の基本的な欲求において、その欲求を満たすための投資対効果が期待値以上のある閾値を超えていたときに生まれるものだと考えています。
「テンション上がる」という言葉があります。人はモノにお金を払わなくなり、次に機能にお金を払わなくなりました。もうすぐ便益・メリットにもお金を払わなくなるでしょう。そのとき人は「テンション上がる」にお金を払うのだと思います。
たった3年で2000億円の市場を作ったソーシャルゲーム業界はまさにテンションの市場だと思っています。外食市場で急成長している業態にもエンタメ性や意外性がコアバリューになっているものが多いです。ゲーミフィケーションという言葉がバズワード化しているのもその流れだと思います。おそらくこのトレンドは他の市場にも波及していくでしょう。
モノでも機能でも便益でもなく、テンションが価値となってお金が払われる時代。その大きな流れに逆らわずに進むことが、洗練された先進国市場において企業が生き残る道だと感じています。
2011年12月12日
企業の成長は正義
企業の成長は正義だと思います。
成長している企業には社員にとって機会が溢れ、失敗を許容する余裕が生まれます。経済的にもマネジメント心理としても。
社員が機会を得てイキイキと働く企業には前向きな空気が充満し、自然に新しいアイデアが生まれてきます。新たなアイデアを実行するチャレンジがまた許容されることによって事業成長が促されたり働く環境がどんどん改善されたりします。
成長している企業ではトップの意思決定が組織に浸透しやすくなります。社員が成長を実感しているから、意思決定を信じることができます。多少の朝令暮改があったとしても、実はどちらの手段でも結果はプラス成長に落ち着いたりするため社員の不平もそれほど膨らみません。
成長している企業では社員が育ちやすくなります。失敗への許容があることで責任が任されやすくなり、社員は自らの考えで仕事を進めて試行錯誤する機会を多く持つことができます。何度も打席に立つことで早く成長できるのです。
成長している企業ではマネジメントが育ちやすくなります。自らも大きな責任を任されやすく部下に対しても任せやすくなっているので、人をつかってチームでより大きな仕事をする経験を積み、自分にあったマネジメントスタイルを仮説検証する機会を多く持てます。
成長している企業は顧客に価値を提供している故に成長します。
成長している企業は株主に利益を還元し、資本市場を活性化します。
成長している企業は雇用を生み出します。
成長している企業では何をやってもうまくいきます。
企業の成長は正義です。
追記: 「成長している企業は正義」と読み違えて、ダークサイドに落ちないように気をつける。
2011年12月11日
成長は正義
成長は正義だと感じています。
人が成長しているときその人からは明るい熱量が広がって人を惹きつけ、またその惹きつけられた人が新しい熱量を生んで周りに伝播していきます。成長している人には自信が満ち溢れ周囲に人が集まり、そのキラキラ輝く姿を見た人が刺激を受けてまた新たな挑戦を始めていきます。
成長している人は周りから見れば魅力的に映りますが、本人は何も以前と違っているとは感じていないものです。むしろ自分の中にある成長への焦燥感に苛まれ、もっと上へ、もっと先へ行かないとすべてはすぐに崩れさってしまうものと恐れていたりします。
そんな不安を抱えながらも周りを巻き込んで次へ次へと突き進んでいく人の後ろには道ができ、後進はその道を辿りながら何かに自信を持てたときにまた分岐点を見つけて新たな道を拓いて成長していきます。そうして社会全体が進歩していく。
成長していた人がその足を止めたとき、闇は訪れます。周りに集まっていた人たちから目の輝きが消え、曇った目をした者たちが残った血肉をしゃぶりにやってきます。焦燥感は悲壮感に変わり、挑戦は空回りし、いつしか誰も見向きもしなくなります。いつか見た不安がすべて現実に変わる。
だからこそ成長は正義だと思います。社会悪を働いてまで成長すべきとは思いませんが、下らないプライドを守っていることよりも、何かに駆り立てられるように変化し成長していくことで次のステージに上がりまた違う景色が見えるようになっていく。
企業も同じ。
足を止めずに心折れずに成長し続けた人々にだけ見える世界、語っていい正義があると思うのです。
2011年12月05日
仕事を楽しめる会社
仕事を楽しめる会社でありたいと思っています。
インターネット業界は若い人が多い業界ですのでまだまだ仕事の楽しみ方を覚えていない人もたくさんいるように思います。社会人になって間もないうちはただがむしゃらに仕事を覚えたり、環境に慣れずに戸惑ったりするものだと思います。
ほとんどの社会人は人生の約半分を仕事をして過ごしていますので、その時間を楽しまない手はありません。仕事を鼻をつまんで飲み込む苦行とでも思っている人がいたら、それはとても不幸なことだと思います。仕事は心持ち一つで楽しめるものですから。
仕事の楽しみ方といってもさまざまですが、基本的には3つに集約されると思っています。
一つ目は「仲間と楽しむ」、二つ目は「価値を生みフィードバックを楽しむ」、三つ目は「成長を楽しむ」です。信じられる仲間と共に社会に求められる価値を生み出してポジティブなフィードバックを受け、それを通じて自己成長を感じられる仕事をしている人は、自ずと仕事を楽しむ人生を過ごしているものです。
「仲間と楽しむ」を実行しようとすれば最初のうちは気の合う相手とだけ仕事をするという選択をしてしまいそうですが、実際の社会生活はそう都合よくはいきません。その場合、自らを周囲に合わせて変えていくことも時に必要になります。相手と気が合わないと感じたときは大方相手もあなたと合わないと感じているものです。そんな時は自ら心を開いて性善説に立って相手を受け入れることです。それをできる人が多く楽しめる仲間を手にしているものです。
「価値を生みフィードバックを楽しむ」というのは、自らが職業上求められる使命において実行した物事が社会の何らかの人の役に立ち、それが相手の期待値を上回っていた場合に報酬やお礼や賞賛の形でフィードバックとして返ってくることを指しています。ここで大切なのは自らの生む価値が「期待値」を上回っているものであること。価値/期待値>1 の数式が成り立つときに戻ってくるポジティブなフィードバックは本当に心地のよいものです。
「成長を楽しむ」ことは自己のポジティブな変化を楽しむことです。成長には時に痛みが伴います。たとえ成長痛があったとしても現状維持でい続けることよりもずっとましだと思えることが成長を楽しむ上で大切な心持ちです。これまでできなかったことができるようになったり、より高い成果を上げられる力をつけたりすると、巡りめぐってより求める仲間と働けたりより高い価値創出とフィードバックをまわせるようにもなります。それがまたループしていくのです。
マイネット・ジャパンは仕事を楽しめる会社であるために、一人ひとりが性善説を保ちながら高い次元のアウトプットを目指して社内外からの適正な期待値と対峙できること、そして一人ひとりが変化を望んで貪欲に成長をし続ける集団でありたい。そう思って会社作りを進めています。
2011年11月06日
ビットバレー再定義の提言
今一度渋谷〜六本木エリアを『ビットバレー』と再定義してテクノロジー産業集積を促すのがいいと思っています。
すでに六本木にはスタートアップコミュニティの拠点が多くYahoo・GREE・Googleが集積し、渋谷は世界最先端の若者文化発信地でありCA・DeNA・mixiらが本拠としています。この2エリアを結んで呼称を再定義してはどうかと思うのです。
2011年11月現在のTokyoはテクノロジースタートアップにはとても恵まれた環境です。一時嘆かれたシードマネーの不足やバイアウト市場の不在も今は昔。Tokyoの起業エコシステムはブーム第3期(第1期96〜00、第2期04〜07)を迎え、世代間の情報やマネーの循環が成立し始めています。
しかしTokyo起業エコシステムの波及力は未だ脆弱で、特定のコアコミュニティに接触していないと存在を感じることは少ないのが現状です。インターネット産業に従事している起業志望者の中でも現在のシードマネー余剰とスタートアップブームを認識していない人は多数います。
エコシステムの拡大のために草の根的に複数のプレイヤーが認知活動を行っていますが、彼らが頼りにするソーシャル拡散の功罪によって、その活動は特定クラスタへのフリークエンシーを高めるのみで結果的にコアコミュニティのタコツボ化を進行させている面があります。これはたいへん残念なことです。
ここで必要となるのはマスコミ・行政を適切に動かし一般社会を巻き込むための"バズワード"の存在です。かつて"インターネット"や"iモード"がそうであったように。しかしながら起業エコシステムのコミュニティ側が度重なるバズワード浮沈への疲弊と嫌悪故に熱量の一極集中が起こりづらく波及力を欠く姿となっています
ならば一過性のブームとしてのバズワードではなく、米国西海岸同様、地域に則した呼称を起業エコシステムの旗印として共通語化することで解決するのではないだろうかと思うのです。それが冒頭に述べた「ビットバレー」。
99-00年のITバブル当時にその象徴とされた「ビットバレー」は今や過去のものとなっています。ですが実際、当時語られたインターネットとベンチャーの理想はその中心にいた生存者らの力で今や産業としての成立を見ています。今再び「ビットバレー」をTokyoスタートアップエコシステムの象徴と位置づけてはどうでしょうか。
2011年10月16日
O2Oに向かうウェブの構造変化
ウェブという語に対して想起するイメージ図というのは人それぞれだと思います。ある人にはTwitterのホーム画面だったりある人にはメッシュ状のグラフ図だったり。私の場合は長らく、小学校の理科室に置いてある分子構造の模型のようなものを無限につなぎ合わせたような立体をイメージしてきました。
それが最近少し変化してきています。
ネット勃興期にもWeb2.0ブームの折にも、ウェブは情報の垣根を取り去り社会のフラット化を押し進めると人々は語りました。実際にそれは大きく進み、情報流通の面では革命的ともいえる変化がウェブの普及によってなされてきたと思います。
しかしながらリアル社会、特に三次元の物理的な人の営みにおいてはウェブによる変化はそれほど大きなものではありません。一般の住居や地域社会、ビジネス交渉や飲み会や週末の過ごし方といったところにウェブの影響は軽微なままだと思います。そしてこれから大きく変化するのはこの領域、O2O(オンラインtoオフライン)の領域だとも感じています。
ウェブが現実を拡張していくO2Oの領域では、ウェブのフラット化のエネルギーは構造全体をフラット化するところまで進むことはありません。なぜならO2Oにおいてウェブは現実社会の人の営みを内包することとなり、そこには絶対認知や真分散は成立せず、物理社会に必ず生まれるヒエラルキーをも取り込むことになるからです。
このあたりは私の中でもまだ論理飛躍的な面もあるのですが、感覚としては確信に近いもので捉えています。
ゆえに私がウェブによって想起する図がこのところ、分子構造のつながりの個々のクラスタがオフライン側に近づくほど三角柱の形になってヒエラルキーを形作っていくようなイメージになってきています。美しい分子構造に対して現実社会の重力が影響した立体。
卑近にいえば、オンラインでのやり取りだけを行う上ではフラットが成立していたウェブコミュニティでも、物理的に顔を合わせると好むと好まざるとに関わらずバックグラウンドからなるヒエラルキーが生まれる現実を直視するというようなことです。
これはウェブ原理主義者にとっては受け入れ難いことですが、ウェブがO2Oにその概念を広げて現実拡張の領域に進んでいく現在の姿においては受け入れるべき有様なのだと思います。今も実名現実社会を飲み込み続けているFacebookが作っている構造がそれそのものだと感じています。
2011年10月15日
Facebook浸透がもたらすコテハン文化の再興
10月も気づけばもう15日。秋もすっかり深まってきました。ネット界隈は9月22日のf8以降、何度目かのFacebook旋風が吹き荒れている様相ですね。国内でのFb最初の大波もちょうど1年前の10月初旬でした。
あれから1年と思うと、ウェブトレンドの社会への浸透は早いようでじっくりと進んでいくものだと感じさせられます。その中でもFbの広がり方は着実かつ一つずつ社会クラスタの壁を越えながら進んでいるように見えます。最近は地方都市のホワイトカラーへの浸透が見て取れます。また都心の学生の間での浸透もかなり進んでいるようですね。
そんな中私自身はこのところ社長業よりもクライアントの外食企業さんとのミーティングや新規サービスのブレストなどにかける時間が多くなっています。極めてリアルな飲食現場でのマーケティング施策提供とソーシャルウェブでのコンシューマ向け新規サービスを両輪回ししていると、何やら脳みそを遠心分離機にかけながら走っているような感覚に捕らわれます。この稀有な立ち位置から世界を変えていくのが自分の仕事だなと感じています。
6年ほど前のWeb2.0ブーム・Googleブームの頃と比較すると、ウェブはかなり社会一般に浸透し、リアル世界の秩序を無視して存在するものではなくなってきました。ふつうの人にとってのウェブは便利で愉快な生活拡張装置であり、現実生活と切り離されるものではありません。この流れは一層進んでいくことでしょう。
ウェブが現実を拡張していく途上において、その象徴として成立しつつあるのがFacebook文化なのだろうと感じています。公明正大に自己のラベルとアイデンティティを同一化してネットワークに存在させていくこと。これはウェブ原理主義者にとってもある種の理想郷でありましたが、現実に実行されるとその完璧さゆえの窮屈さも露呈してくるように思います。
完璧な存在ではない人間という生きものは誰もが必ずジクジクとした暗部を持ち、日常社会とのバランスで成立させる自己とは異なる側面で、期間でリフレッシュしていくコテハン的アイデンティティやそのB面としての自己を認められたいという承認欲求を持っています。そんな人間らしい営み、日本のウェブでは2ちゃんねるやオンラインゲーム、pixivやmixi、はたまた(まともな)出会い系サイトが受け皿となってきた欲求が今後は一枚めくれば現実と直結するFacebook上のコテハンコミュニティアプリケーションへと移行していくのだろうと予測しています。
時おりしもZyngaが先日ゲームコミュニティプラットフォームをFacebook上で展開することを発表しました。これは今後広がっていくプラットフォームonプラットフォーム、特にコテハンコミュニティPF onリアルグラフの大波の先鞭になると思います。従来からウェブコミュニティが癒してきた現代の慢性社会病「さみしい」をもFacebookが吸い込んでいく様がこれから展開されていくことでしょう。
※コテハンとは固定ハンドル=一つのハンドル(ネット上のニックネーム)を固定的に使用し続けること。実名とは隔離しつつ、コミュニティに対してアイデンティティの一貫性を担保する。
2011年07月30日
飲食ウェブ屋の会
7月27日の夜、渋谷にて『飲食ウェブ屋の会』が開催されました。インターネットの力で生活者の飲食を楽しく豊かにしつつ飲食店のお役に立っていこうとするウェブ屋の集まり。これが3回目です。
参加している飲食ウェブサービスは
ソーシャルランチ
Retty
あきらん
カンバン娘
エアボトル
サンゼロミニッツ
ピーカチ
ファンくる
アライク
イートプラス
グルメぴあ
たべにこ!
といった方々。他にも飲食業に関わる様々なサービス事業者の方が参加しています。
キーワードは飲食・ソーシャル・O2Oといったところで大いに盛り上がりました。各自がウェブ×リアルの先端を見ながらそれぞれの強みを持っている事業者ばかりなので話していて楽しいです。
おもしろいメンバーが揃ってきているので、そろそろ集まって仕掛けをやりたいなとおもってます。
2011年07月24日
神戸大学 起業家精神育成ゼミにて講義
7月20日、神戸大学の企業家精神ゼミで講義をもたせていただきました。かつて自身が学んだ母校での初講義。「いつか母校で教壇に立つ」というのは在学中から目標の一つでしたので、本当にうれしい時間になりました。
講義の冒頭にゼミ生に挙手を求めたところ、なんとゼミ生の9割が「将来起業したいと思っている」と答える場での講義。否が応にも熱が入りました。聴講生と合わせて70名ほどの学生に向けて、私の考える起業論と実体験に基づく経営手法をお話させていただきました。
講義後何人もの学生たちから連絡をいただきました。後輩たちに将来への刺激と気づきを持ってもらえたとしたら本望です。
今回の講義は元々私の周りの数名で行った神大出身起業家の飲み会が発端となり、IMJ元代表の樫野さんが加わってくださって神戸大学経営学部の金井教授、高橋教授らとの協同会議ができ、そこからエイブルワークの佐藤社長らの旗振りであれよあれよという間に本講義のベースである「起業家精神育成ゼミ」の設置に至ったというものです。
神戸大学出身の経営者は大企業のトップという形では多く輩出されているものの、起業家・アントレプレナーとしては数が少ないというのが私たちの感じているところでした。せっかく国立大で2校しかない「経営学部」を持つ大学であるにも関わらず。そこで「神戸大学から多数のアントレプレナーを輩出しよう」という共通の思いを持ってスタートしたのがこのプロジェクトです。
プロジェクトに参加している神戸大学出身経営者
上原 正義 株式会社 More-Selections
太田 智文 株式会社ピグマ
尾下 順治 エフルート株式会社
神初 忠宏 BTD STUDIO 株式会社
小丸 久 株式会社ゼクサス
佐藤 栄哲 株式会社エイブルワーク
高山 雅行 株式会社アイレップ
谷井 等 シナジーマーケティング株式会社
中村 崇則 株式会社ラクス
服部 恭之 株式会社コネクティ
福井 直樹 ミクル株式会社
藤原 誠司 株式会社SDIコンサルティング
山本 晋也 株式会社レセオ
榊 彰一 株式会社ブロードリンク
事務局: 樫野 孝人 株式会社IMJエンタテインメント
東京事務局: 上原 仁 株式会社マイネット・ジャパン
今回のゼミを皮切りに、これから連続的に神大アントレプレナープロジェクトを進行していきます。
2011年07月19日
マイネット・ジャパン '11夏合宿 in 那須
7月16日・17日の二日間、マイネット・ジャパンは那須高原にて毎年恒例となった夏合宿を行いました。
普段とは場所を変えて事業・サービスや自身のことを集中して考えた後に、一つ屋根の下でわいわい騒ぐ社員旅行と研修旅行の合いの子のような時間。年に一度のワクワクタイムです。
合宿の内容はこちらで→ 2011年度合宿 in 那須 - 笑顔は結果でなくて原因
2011年07月18日
マイネット・ジャパン 創業5周年
2011年7月1日、おかげさまで株式会社マイネット・ジャパンは創業5周年を迎えました。いつも応援くださるお客様、ユーザー様、支援者の皆様のおかげです。心より御礼申し上げます。
統計上、企業が5年間生存する確率は15%ほどだそうです。まずは15%の生存競争に生き残ったということになります。10年生存率は6%ということですので、ここからの5年もまた激しい生存競争です。
モバイルインターネットの市場は今まさに激変の時を迎えています。スマホ/ソーシャルの波がガラケーで築き上げられた市場構造を根こそぎひっくり返そうとしています。この変化の潮目に飲み込まれた企業は一溜りもなく消え去るでしょう。
反対に見ると、2011年はスマートフォンベースのコンテンツ/コマース市場が勃興する年となります。今年作られる市場構造の基礎が今後の産業の趨勢を決めるでしょう。これを大きなチャンスと見て、マイネットはたべにこ!とたべにこ店を市場に投入し、スマホ/ソーシャルにおける飲食O2O市場を切り拓いています。
またモバイルASP ケイティを通じて50社を超える大手外食企業のモバイルマーケティングを支援する外食パートナー事業においては、お客様の会員資産を増強してより有効活用できるよう飲食店経営に特化したコンサルティングチームを結成してお客様の成果拡大のための体制を強化しています。
6年目の今年、大きく変化する市場での生き残りをかけて、そして次なる飛躍へ突破口を開く一年にしていきたいと思います。
何卒、皆様の変わらぬご愛顧をどうかよろしくお願い申し上げます。
マイネット・ジャパン代表 上原 仁
2011年06月19日
スクーリングパッドでの講義「飲食店と情報」
6月18日、外食の大学「スクーリングパッド」で講義を持たせていただきました。テーマは「飲食店と情報」。ゼロから繁盛店ができるまでの情報発信について、マーケティングの視点と実際の発信手法を交えてお話させていただきました。
講義の中では特に「芯と技」について厚くお話させていただきました。
芯とはオーナーやお店の背景ストーリーに紐付くもの。お店が伝えたい真の価値です。お店が情報発信をすることは芯を広めていくということにほかなりません。
固定客は芯に共感して固定客となり、クチコミのインフルエンサーは芯のあるお店を好みます。芯が時節に合えばメディアも取り上げていきます。
従来から繁盛店は芯を備えていました。ソーシャルメディアの普及に伴い、芯がネット上のクチコミで拡散されやすくなりました。また芯が検索ワードとなってサーチからの集客を掬い取れるようになりました。
お店に"芯"があることの価値がインターネットによって拡張されているのです。
飲食に携わる方々にはデジタルよりアナログを大切にする方が多くいらっしゃいます。そのためにインターネットを毛嫌いする方も多いです。私もかつてはそうでした(ホントですよ)。
でも実は、インターネットはデジタルではなく人のぬくもりのあるもの、アナログの価値を拡張してくれるものなのだということを、これからもたくさんの方にお伝えしていきたいと思っています。
関連: スクーリングパッド-外食の大学 受講を終えて|近江商人JINBLOG
2011年06月11日
起業から5年・等身大のアントレプレナーシップ論
先日、神戸大学の季刊誌「ビジネス・インサイト」のアントレプレナーシップ特集に寄稿させていただきました。執筆時はツイッター上でたくさんの方にフィードバックをいただきました。お礼を込めてここで文章を公開させていただきます。
『起業から5年・等身大のアントレプレナーシップ論』
■起業とは
「起業とは存在しなかったありがとうを創造すること」。私は起業という言葉をこのように定義している。世の中には殊更に起業を特別視する風潮もあるが、上記のように考えれば起業家精神=アントレプレナーシップは起業家だけが持つものではなく、広く社会に生きる人々すべてが持ちえる概念である。
「存在しなかったありがとう」とは既存の社会の枠組みでは成立していない価値のことである。それはサービスアイデアが斬新であることもあれば、経済的に存続しえなかったコンセプトを新たな仕組みで成立させることもある。またある地域で流行した価値を別の地域に移植するというものもある。
サービスのイノベーション、仕組のイノベーション、流通のイノベーション、これらいずれも新たな価値の創造であり、起業とはこうしたイノベーション活動そのものである。私たち起業家は人や資金を集めてそれを源泉にイノベーションを起こし、創造した価値を社会に届けて利益を生むことを生業とする人種である。
起業家の姿といえば成功を収めた後の華やかな面がクローズアップされがちだが、実際は極めて泥くさく人間的な営みが繰り広げられる日々である。本稿では成長途上の起業家の生身の肌感覚を読者の皆さんに共有したい。

2006年6月17日マイネット・ジャパン発足集会@銀座 大川ビル屋上
■起業から学んだこと
私の経営する株式会社マイネット・ジャパンは2006年創業のインターネット企業である。2011年3月現在、40名の従業員と1.5億円の資本金で飲食店向けのモバイル集客サービスを営み、黒字経営で成長中である。顧客は全国3万店、外食領域で国内トップシェアとなっている。
現況だけを見れば順調な起業のように映るかも知れない。だがそこまでの軌跡は平坦なものではなかった。起業してからの5年弱の間で見える景色がすっかり変わってしまったものもあればずっと変わらぬものもある。それぞれ3つずつ挙げてみよう。
■事業は一変する
すっかり変わったものの第一は「事業」である。当社の創業事業は「newsing」というニュースコミュニティサイトであった。リリース時は全国紙などにも取り上げられて順風満帆のように見られたが、実際は当初1年間この事業はほとんど無収入だった。アヒルの水かきのように水面下で受託仕事を回しまくった。
「目立つものはすぐには儲からない」。私がここで得た教訓である。メディアが取り上げるのは新奇なものだが、それが新奇なのはそこにまだお金が回っておらず大手が参入していないからである。反対に現在の主力事業であるモバイル集客「ケイティ」は決して目立つ存在ではなかったが、潜伏的に大手が見出していないビジネスモデル(フリーミアム)によって勢力を拡大し、開始2年後に大きくリソースを充てて浮上させて業界1位に昇りつめた。
現在は収益の8割がケイティによるものである。DeNAやミクシィをはじめ私の周囲の起業家でも主力事業が創業事業とは大きく異なるものになっている人は多いが私も同じであった。起業家として存命するには事業の変遷に耐えうる組織を作る力が大切だと感じている。
■資金調達は時の利
変わったものの第二は「金」である。800万円でスタートした資本金は現在1.5億円となっている。創業前にはエクイティファイナンスの知識はほとんどなく、第三者割当増資を行うことなど考えもつかなかったが、外資系金融に勤めていた旧知の友人が社外役員として後押ししてくれたことで当社はベンチャーファイナンスの世界に足を踏み入れることになった。
増資を前に私が執った行動は「初年度黒字と自社サービス2件リリースの絶対達成」を掲げることであった。増資を行う上で投資家側に端的にわかる「おみやげ」を作ることだった。当社はこの目標を達成し、創業9ヶ月でたいへん高い価額算定を受けて最初のファイナンスを行った。
ちなみに黒字を達成した収入の95%は受託収入。投資家側が測るべき自社サービスの成長性はまだ全く未知数であったが、投資側の論理として「黒字化能力をもつ自社サービスベンチャー」として価額がついた。価額が高ければよいというものではないが、高評価を受けた資金調達ができたことで後の選択と集中に伴う赤字期間を乗り越えることができた。
■人の成長と健康問題
変わったものの第三は「人」である。自分も含め、メンバーが成長した。正解の見えない問題を前に悩み苦しみ考え抜いた者ほど大きく成長した。ベンチャーでは人がよく育つというが、大企業では得られない激流のような時間が人を育てることは強く実感した。
しかし問題もあった。ジェットコースターのようなあまりに激動の日々に社員の心身に健康問題が発生することがあった。起業途上においてこれが最も私の頭を悩ませた。この問題への明確な解は未だ見つかっていないが、私が執った行動は事実に対して真摯に立ち向かい責任を正面から受け止め、この問題に十分な人と時間を充てることだった。
社員の心身の健康問題は私の価値観を変えた。起業家というのは自意識過剰なもので、私もご他聞に漏れず「自分と共に道を歩む人は必ず幸せにできる」というような傲慢さを持っていたが、今は一人ひとりの仕事に対する価値観を尊重し、仕事量のマネジメントと社員のケアには特に敏感になっている。
■変わらないもの
創業から決して変わらないものも3つ挙げておこう。
一つ目が朝の風景。創業の日から5年間1日も欠かすことなく朝は全社ミーティングから始まる。創業メンバーが誰も一緒に働いたことがないところからのスタートで、互いが互いを知るためにと創業の日に決めた最も大切なコミュニケーションの時間は、絶えず意味ある姿にとかたちを変えながら今も毎日続いている。
二つ目が理念。当社の理念「どこでもドアの実現」は一見突飛なものだが創業の日から変わらない。人にとって最も大切なものは人であり、人と人が会うところに生まれる刺激や共感という価値をインターネットの力でたくさん生み出していこうという考えは社員全員に一貫したまま、日々なお深まっていく途上にある。
三つ目が人。5年前に起業に参加した創業メンバーの5人、役割は動きながらも今も5人全員が共にいる。当時20代後半だった跳ねっ返りたちも今や40人の会社を率いる重要なポジションを占める。実は未だにその5人だけで酒を飲んだことはない。落ち着いて創業を振り返るような日はまだ先送りにして、互いを信じてただ毎日前進する日々である。
■起業から40人の会社になるまでに学んだ3つのこと
私はまだ起業の第一段階から第二段階に進むくらいのところなので本来まだ過去を振り返っている場合ではない。だが最近よく起業を志す方や起業したばかりの若い方と話す機会があり、その際自分の経験を踏まえていつもお話する内容が3つあるので将来起業を志す方のために記しておきたい。
■1.共に「給料を払う側」に立つパートナーを持つこと
共に経営側に立って逃げ場のない戦場に立ってくれる同志を持つことを強く勧める。「戦場」は私の場合の表現で起業時のスタンスや覚悟によって言葉は異なってよい。要は給料を貰う側でなく払う側に立つ人が自分以外にもいるということだ。
経営者とは社員の給料は借金してでも払って当たり前の立場である。起業後すぐの数ヶ月のキャッシュも見えない、1年後会社があるかもわからない状況で同じ志を持ってそのリスクサイドに立ってくれる相手がいることは社長にとって無上の力となる。
実際的な面でもビジョンに裏書きをする人間がいるということからくる金融機関の信用、役割分担(例えば営業を任せきって自分はサービスに集中するなど)による事業拡張性の担保、権力集中による社長のモラルハザードの回避といった大きな効果がある。
■2.1年半の「創業オーラ」を存分に活かすこと
創業から1年半程度の期間、起業家には「創業オーラ」が身につく。変な宗教の話ではない。創業には通常とは桁違いの熱く強い思いがこもっているものなので、起業家のそのテンションの高さが熱病のように周りに伝わっていく。それが創業オーラである。
この時期は起業家の魅力が爆発しているので、周囲からいいお仕事をいただけたり、PRすればあちこちのメディアで取り上げられたり、レベルの高い人材を採用できたり、社内メンバーも期待以上に活躍してくれたりする。でもその効果は徐々に減衰する。
起業家自身のテンションは変わらなくても周りのテンションは徐々に通常モードになっていく。そのギャップに大火傷することもある。周りのモードが切り替わる前に創業のノリだけではない実力とビジネスモデルを手にしておくことが大事である。
■3.「選択と集中」の決断を行うこと
創業初期から思い通りのビジネスモデルが立ち上がることは滅多にない。上述したが私の周囲でもほぼ全てのベンチャー企業の創業事業は失敗している。失敗の場数を踏み、実力と信用を積んでようやく思い通りのビジネスが立ち上がるものと思っておくとよい。
当初は本業以外のワンショットの仕事がよく舞い込んで来る。それはもちろんありがたいことなのでガツガツやるのもよい。またトレンドや周りの話に影響されていろんな事業に手を出したりすることにもなる。それも場数になるのでよい。
しかし必ず「時は今」と決断して一つの事業を選択し集中しなければならないときが来ることを覚えておいてほしい。リソースの分散状態を廃し、ビジョン・力量・タイミングがピタリと合わさる事業に自身の豪腕で一点集中することなくしてベンチャーとしての飛躍はない。
一人でも多くのベンチャー起業家が起ち、生き残り、社会に価値を生み出し続けられることを強く願っています。
2011年06月05日
中国で商売をやる -2011年4月
4月最終週に1週間、上海と北京を回ってきました。これまで口ばかりだったアジアでの事業展開を明確に決定するに至った極めて貴重な出張になりました。
上海初日・上陸(@ueharajin)/2011年04月24日 - Twilog
初日。上海の活気に溢れる人々とゴツゴツした空気に一気に惹きつけられた。すべてが成長と共にある。
上海2日目・ビジネスMTG(@ueharajin)/2011年04月25日 - Twilog
この街には閉塞感のかけらもない。誰もが明るい未来を疑わない。あまりにも洗練されていない人と街とビジネスに、商売に生きる者として心が沸き立つようだった。
上海3日目・北京へ移動(@ueharajin)/2011年04月26日 - Twilog
10年前から中国で勝負してきた人々の系譜を辿り七転八倒の歴史を知る。「俺は必ずこの街で商売をやる。」自ずとそんな言葉が口をついて出ていた。
北京2日目・GMICカンファレンス(@ueharajin)/2011年04月27日 - Twilog
1億ユーザーという数字が平気で飛び交う中国市場。しかし中国ネット事業者のスタッフたちの足が地についていないのを感じた。「バブル」。
北京3日目・現地駐在員(@ueharajin)/2011年04月28日 - Twilog
現地駐在員たちとの会食で、中国のモバイル市場の有様とともによく聞かされる裏の中国をつぶさに知る。この国のインサイダーにならなくては商売は成り立たない。
北京4日目・北京企業群(@ueharajin)/2011年04月29日 - Twilog
中国企業との対話にも慣れてきて、中国語での自己紹介も身についた。もう一つこれを明言するようになった。"Mobile CRM for restaurants, No.1 player in Japan"。何の日本代表か。これがあって初めてテーブルにつく権利がある。
中国最終日・決意(@ueharajin)/2011年04月30日 - Twilog
中国最終日。遠くで見ていたものとはまったく異なっていた。中国は極めて現実的なマーケットだ。
中国には80年代の日本がある。目をギラギラさせた若者とゴツゴツと荒削りな街の空気。誰もが成長を求めている。誰もが明るい未来を疑わない。大好きな空気だ。俺は必ずこの国で商売をやる。そして成功する。
2011年3月近況: 地震
今年の1月に久しぶりにブログを書こうという気になって何本か書いてようやく長文脳を取り戻したと思えた矢先、気づけば4ヶ月放置の駄ブログになっていました。
2月はイベント・執筆で汲々の日々、3月には地震がありその後新卒採用days、4月は西日本支社設立、サービスリリースラッシュから中国出張、5月はGWとたべにこ店ローンチ。
さらりと並べましたが実際は嵐のような4ヶ月、30代に入って2度目(起業以来)といえる濃さの日々でした。
3月11日の地震はオフィスで迎えました。あまりに長く激しい揺れに神戸の悪夢を思い出しながら、揺れが収まった後は近くの中学校に全員避難して状況を把握。仙台に出張中だった社員とも何とか連絡が取れ、社員とその家族には大過なく済みました。
地震後は神戸での被災経験を元にツイッターで思うところを綴り、飲食業界の震災アクションに合流して#smileat(スマイルイート)活動に参画したり、4月には神奈川の飲食店経営者ら合同での名取市役所での炊き出しに参加するなどしていました。
大道芸歌手にまとわりつく子供たち。どこの小学校?と聞くと「ゆりあげ小学校!津波きて学校なくなっちゃったよアハハ(^-^)」と屈託なく笑った。そして「校歌歌う!」と笑いアカペラで校歌を唄った。
地震週末明けの3月14日時点でマイネット・ジャパンとしての義捐金寄付を発表しました。今も3月13日時点で述べたこの考えに基づいて行動しています。
自分が何かのプロであればプロとして本来業務に120%注力してお金を稼ぎ、余分の20%を寄付するというスタンスがよい。すぐには稼げない?大丈夫、被災は長く続く。切れやすいのは人の気持ちの方だ。プロとして3年・5年と稼いだ金を寄付し続ければいい。当社は最低5年、継続的寄付を行います。
2011年02月01日
青空
1月31日の朝、ふと見上げた青空があんまりうつくしくて、iPhoneでパシャッと撮ってFacebookにアップしたらたくさんの友人がいいね!と言ってくれたのでここにも上げておこうかなと。
冬晴れの澄んだ青空のように、どこまでも突き抜けていこう。
2011年01月30日
マイネット・ジャパン代表挨拶 2011年2月1日版
「どこでもドアの実現」。一見突飛に見えるこの言葉が私たちマイネット・ジャパンの企業理念です。どこでもドアは人と人が会うための未来の道具。人と人が会うところには刺激や共感を通じて価値が生まれます。その機会をインターネットの力でたくさん生み出していくことが私たちの使命です。
ソーシャルネットが普及の途について早6年、当社は創業事業として国内でソーシャルニュースというジャンルを切り拓き、それ以来国内ソーシャルネット進化の一端を担ってまいりました。そのソーシャルネットが昨今爆発的な普及と市場拡大の時期に入っています。またツイッターに代表されるネットのリアルタイム化も大きなトレンドです。
このような環境の到来を見据えて、当社はローカル店舗のインターネットへの窓口となるウェブサービス「ケイティ」を提供し、飲食店を中心に30,000店超のお客様に広げてまいりました。また生活者向けに50,000件超のクーポンを掲載する国内最大級のクーポンジオメディア「どこでも!ケイティ」を提供しております。
私たちはこれらのサービスを通じて、ソーシャルネット上で交わされる会話から日々生まれている友人知人との「会う」という場面と、ケイティを通じて発信されるお店のリアルタイムな情報をマッチングしていき、生活者にとっては楽しく豊かなミートアップを、お店にとってはよりリアルタイムな集客機会を創出しています。
このようなローカル消費を促進する領域ではさらにO2O(オンラインtoオフライン)と呼ばれる国内135兆円のサービス消費を取り込む急拡大市場が眼前に広がっています。当社はO2O領域のリーディングカンパニーとなることを目指してサービス開発に取り組んでいます。
また今後は日本国内のみならずアジア各地域でのサービス展開を視野に入れ、株主である住友商事の協力を受けて海外情報の集積や外国人採用の積極化にも取り組んでいます。
当社は業界屈指の技術陣と事業陣の融合集団としてインターネットが拓く新たな文化創造を牽引し、自社の掲げる社会目標「会いたいときに会いたい人に会える社会」の実現に向けて邁進してまいります。
皆様、どうぞご支援ご指導のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
2011年2月1日
株式会社マイネット・ジャパン
代表取締役社長 上原 仁
2011年01月23日
映画ソーシャルネットワーク 雑感
話題の映画「ソーシャルネットワーク」を見ました。起業社会に生きる者としてぐっとくるところの多い映画でした。様々なシーンや登場人物に実感が持てすぎて、おそらくスタートアップ周辺に関わっていない人とは異なる感想だと思います。
個人的にはFacebookの共同創業者エドゥアルドにまつわるストーリーが印象的です。そこに込められたテーマは「爆発の高揚感」「カネの力」「資本の論理」「スーツとギーク」「自身の価値」「友情とビジネス」など多彩。21・2歳の頃にあの激流に飲み込まれたら正常ではいられないと思う。
一つ言えるのはあれを「裏切りのドラマ」と捉えているようではスタートアップには向かないということ。起業は感情より道理。エドゥアルドに自己投影しながら、サービスに、事業に、会社に、その将来に自身が価値を出せる存在かどうか絶えず問うていなければならない。
スタートアップに生きるということは自己の価値を市場に問い続けるということ。それは創業者でもメンバーでも同じ。私も社長としていつも自分に価値の刃を突きつけ続けています。
「ソーシャルネットワーク」をこれから見る方にはこちらおすすめです↓
ソーシャル・ネットワーク 特集: 映画を読み解くビジネス用語&IT用語辞典
追記: あと一つ。「偏執狂=パラノイアじゃなきゃ起業なんてできないよ」ってこともこの映画を見て思い出した。













