ゴール設定と成功体験

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仕事人生を楽しむ秘訣はゴール設定と成功体験の積み重ねにあると思います。

仕事人生というのは人生のうちに否応なく過ごすことになる社会と対峙する時間。サラリーマンや独立者など職業人として対価を得て働くものから、広義では主婦が家庭で行う家事や子育てといった活動の期間にも当てはまります。

職業選択の自由によって仕事の選択は多かれ少なかれ自らの決定によって行われますので、その活動には一定の自発性が伴います。自発性の熱量はモチベーションと言い換えることもできます。モチベーションは仕事を遂行する上で自己を動かす燃料となるものです。

モチベーションを燃料にして到達する先がゴールです。ゴールは仕事人生全体という大粒度で設定するものから短期間の活動に対して小粒度に設定するものまで様々にあります。

ゴールは自身で設定することもあれば然るマネージャーに設定してもらうこともあります。仕事人としてのレベルが高次に至れば至るほどゴールの粒度は大きく、設定は自らの意思で行うようになります。

ゴール設定には4つの原則があります。「到達可能」「計測可能」「粒度バランス」「内的意欲」の4つです。

まず「到達可能」についてはゴールが現実的に到達できる距離にあることです。ただし簡単すぎては仕事が退屈なものになりますので、到達までにクリア可能な問題が一定量存在していることが大切です。問題の難度はモチベーションの高さに比例させるのがよいです。

「計測可能」についてはゴールまでの到達状況を定量的に可視化できることです。これによって自らステータスを把握したり、競争や評価者によるフィードバックを受けて意欲を保ったり動きを調節することができます。

「粒度バランス」は本人の仕事人レベルとゴール粒度とのバランスが取れていることです。仕事人として未熟なのに長期で大きすぎるゴールのみが設定されていると途中で迷子になります。反対にミドルやベテランが短期の小ゴールのみを設定していては成長も生産性も頭打ちです。

「内的意欲」は最も大切なポイントです。ゴールを意識したときに「ゴールに到達したい」という内的な意欲が湧いてくること。問題にぶつかってもゴールに到達するためなら問題を乗り越えたいと感じられることです。

適切に設定されたゴールに到達すると人は達成感を味わいます。これを成功体験と言い換えることができます。仕事人は成功体験を積み重ねることでその仕事に対するモチベーションを向上させます。燃料補給です。

そのモチベーションを燃料にまた次のより大きなゴールに向けて動き始めます。このゴール設定→成功体験→モチベーション→ゴール設定 のサイクルを循環させながら仕事人は仕事を楽しみながら成長していくことができるのです。