2011年10月15日
Facebook浸透がもたらすコテハン文化の再興
10月も気づけばもう15日。秋もすっかり深まってきました。ネット界隈は9月22日のf8以降、何度目かのFacebook旋風が吹き荒れている様相ですね。国内でのFb最初の大波もちょうど1年前の10月初旬でした。
あれから1年と思うと、ウェブトレンドの社会への浸透は早いようでじっくりと進んでいくものだと感じさせられます。その中でもFbの広がり方は着実かつ一つずつ社会クラスタの壁を越えながら進んでいるように見えます。最近は地方都市のホワイトカラーへの浸透が見て取れます。また都心の学生の間での浸透もかなり進んでいるようですね。
そんな中私自身はこのところ社長業よりもクライアントの外食企業さんとのミーティングや新規サービスのブレストなどにかける時間が多くなっています。極めてリアルな飲食現場でのマーケティング施策提供とソーシャルウェブでのコンシューマ向け新規サービスを両輪回ししていると、何やら脳みそを遠心分離機にかけながら走っているような感覚に捕らわれます。この稀有な立ち位置から世界を変えていくのが自分の仕事だなと感じています。
6年ほど前のWeb2.0ブーム・Googleブームの頃と比較すると、ウェブはかなり社会一般に浸透し、リアル世界の秩序を無視して存在するものではなくなってきました。ふつうの人にとってのウェブは便利で愉快な生活拡張装置であり、現実生活と切り離されるものではありません。この流れは一層進んでいくことでしょう。
ウェブが現実を拡張していく途上において、その象徴として成立しつつあるのがFacebook文化なのだろうと感じています。公明正大に自己のラベルとアイデンティティを同一化してネットワークに存在させていくこと。これはウェブ原理主義者にとってもある種の理想郷でありましたが、現実に実行されるとその完璧さゆえの窮屈さも露呈してくるように思います。
完璧な存在ではない人間という生きものは誰もが必ずジクジクとした暗部を持ち、日常社会とのバランスで成立させる自己とは異なる側面で、期間でリフレッシュしていくコテハン的アイデンティティやそのB面としての自己を認められたいという承認欲求を持っています。そんな人間らしい営み、日本のウェブでは2ちゃんねるやオンラインゲーム、pixivやmixi、はたまた(まともな)出会い系サイトが受け皿となってきた欲求が今後は一枚めくれば現実と直結するFacebook上のコテハンコミュニティアプリケーションへと移行していくのだろうと予測しています。
時おりしもZyngaが先日ゲームコミュニティプラットフォームをFacebook上で展開することを発表しました。これは今後広がっていくプラットフォームonプラットフォーム、特にコテハンコミュニティPF onリアルグラフの大波の先鞭になると思います。従来からウェブコミュニティが癒してきた現代の慢性社会病「さみしい」をもFacebookが吸い込んでいく様がこれから展開されていくことでしょう。
※コテハンとは固定ハンドル=一つのハンドル(ネット上のニックネーム)を固定的に使用し続けること。実名とは隔離しつつ、コミュニティに対してアイデンティティの一貫性を担保する。
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2011年01月12日
ツイッター脳と長文脳
長らくお休みしていたブログを先日から更新再開しました。すっかりご無沙汰になっていたのは昨夏頃までは考えることより業務執行に時間を割いていたことと秋以降は学校などインプットの時間を多くしてきたことなどが理由にはなります。でもやはり一番の原因はツイッターに時間とアウトプット欲求を吸われていたからだと思っています。
ブログと比較して位置づけたときのツイッターの素晴らしいところは思考の切れ端や発想を時間を費やさずに書きとめることができる点とそこに高確率でフォロワーからのフィードバックがある点だと思います。これに加えてリアルタイムコミュニケーションの欲求が満たされるために時間がどんどん吸い取られることになります。
しかしながらツイッターのみのアウトプットを長期間続けていると、脳が140文字以内の思考を1スロットと見なしてしまう「ツイッター脳」に嵌ってしまうことを今回実感しています。思考がフラクタルなままに外部及び脳内に保管され、文脈に乗せて他者へコミュニケーションするためのプロトコル変換を怠ってしまう状態です。
今回ブログを再開して「長文脳」を取り戻すために敢えて長文でライティングする訓練をしていますが、最初は表現をむやみに短縮しようとしたり、短文間を接続詞でつないで意味を通すのに四苦八苦したりしてしまいました。そして回を重ねる毎に脳が文章コミュニケーションのための変換に慣れてくるのを感じます。
ツイッターは新しい外脳とリアルタイムコミュニケーションをもたらした画期的なツールだとつとに感じているところですが、反面抱える従来のコミュニケーションや思考力に支障を来すリスクを踏まえておくとより上手い付き合い方ができるなと実感した次第です。当分ツイッターとブログのハイブリッド生活を続けようと思います。
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2010年03月09日
ソーシャルウェブの世界情勢
ソーシャル×リアルタイムウェブの波動を感じる2010年のソーシャルウェブ世界情勢。
Facebookは会員3.5憶人を超え一部報道ではUS各ポータルへのイントラヒックでGoogleを超えたとのこと。これは「Search to Social」のトレンドを象徴するかなりエポックメイキングな出来事でした。
時を同じくして、かつてはFacebookと肩を並べていたMyspaceがアクティブ数やトラヒックで下降線が明白となり死亡フラグが立ちました。
この2社の成否を分けたキーはリアルソーシャルグラフ(実の知り合いベースの人間関係データ)とソーシャルアプリです。日本ではmixiがFacebookと類似する戦略をとっているものと考えられます。
そんな中、韓国ではCyworld、ブラジルではOrkut、日本ではmixiが未だ固有言語圏でのトップシェアの牙城を守っています。
ソーシャルサービスにおける言語障壁とネットワーク外部性の影響力を感じさせる動きですが、まだまだ各国ドミナントの事業者が気を抜ける情勢ではありません。
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2009年12月19日
アメーバなうはハネるね
今日の午後ふと思い立ってアメーバなうを中心にアメーバまわりにどっぷりはまってみていました。やってみて思ったのはこのサービスはハネるなこりゃ、というようなことです。
芸能人をいっぱいフォローして携帯でアメーバなうのタイムラインを眺めてみると驚愕です。なーんも考えられません。脳みそが溶けていく感覚です。気持ちよーくあほになれるんです。こんな素敵なユーザー体験はそうそう味わえません。
次に Re: で芸能人に話しかけます。もちろんレスは返ってきません。でもいいんです。この「おれ芸能人とはなしたんだぜ」感はブログコメントの比ではありません。
フラットというのはフラットを意識させてるうちはフラットじゃないんだけどなうはそういうややこしいことを感じさません。ただただ気持ちよく芸能人とつながった感を味わわせます。
そして絵文字を使ってつぶやきます。モバイルで進化することが自明なリアルタイムウェブで、世界に名立たるガラケー進化の味わいを組み入れることは当然の勝ちパターンです。
勝てば官軍とはよく言ったもので、最近ちょくちょくネト充サイドからも「アメブロはすごい」的な声も聞きます。でもあまり表層だけの話じゃなく、アメーバの普通の人ユーザー体験へのこだわりと積み上げは群を抜いていると思います。
ネタでもなんでもありません。まじっす。でもPVの計算とかはちゃんとしてほしいっす。
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2009年12月02日
ソーシャルとコミュニティの違い
昨夜ある人と話していて、ソーシャルとコミュニティの違いというのはソーシャルウェブサービス事業者の中でさえ理解していない人がまだまだたくさんいるのだという話になった。
私自身はウェブに関して長らく作る側より使う側にいたのでソーシャルとコミュニティがまったく違うものというのは自然な体感があって、それを同一視するという感覚はあまりよくわからない。
ソーシャルというのは人一人ひとりが固有にもつ小社会のことであり、ある人にとっての関係性を持つ相手たちとのリンク全体を指す。鳥瞰するとハブ&スポークのような形になる。
コミュニティというのはみんなの集まる場のことであり、そこに集まる誰にとっても同一のものである。鳥瞰するとスクウェアのような形になる。
ソーシャルは個が主体であり他とのリンクで構成される。コミュニティは場が主体であり個の集合によって形成される。ソーシャルは分散、コミュニティは集合。
ソーシャルとコミュニティはまったく別モノだよ。そういう意味でソーシャルメディアとかって言葉はどうもおかしい使われ方が多いと思ってる。
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2009年08月13日
Twitterとエコーについて雑記
1ヶ月ぶりの更新です。5年前にブログを始めてからこれだけ間が空いたのは初めてのことです。これまでは2週間空きそうになったら無理やりにでも更新するクセをつけていたのですがね。今回はアレです。Twitterに吐き出すことでブログ更新欲がすっかり削がれてしまっていて、気づいたら1ヶ月が瞬く間に過ぎていました。
更新しているTwitterはこちらになります。
個人アカウント: http://twitter.com/huehara88
会社のほぼ公式なアカウントもぼちぼち更新しています。
会社アカウント: http://twitter.com/mynetjapan
Twitterはサービスが開始されてからもう3年経っていますが、今年の2・3月あたりから国内でもアクティブユーザーが一気に増えてきています。私自身は話題になった当初(07年4月)にアカウント作ってずっと放置していて、昨年の7月頃にふと思い立って投稿を増やし始め、今年の2月頃に「たぶんこれだな」と思えるTwitterのおもしろさを感じて以降、Twitterはホームポジションの一つになっています。
最近は広瀬香美さんがTwitterソングを作詞作曲した件が話題になるなど一部で「Twitterブーム」ともいえる現象が起こっています。Google Adplannerによれば日本だけで月間420万UU(これはサンプルの偏りで膨らんだ数字と思いますが)という値まで伸びており、ここ半年で500%の伸びとなっています。
このTwitterの驚異的な伸びには様々な要因があると思いますが、まずユーザー目線で言えばTwitterが極めて「気軽」なものであることが言えると思います。140文字という制限がむしろ「一言でいい」「思いつきでいい」という気軽さを生んで投稿を促進します。読み手は相互関係なしに気軽に片方向で「フォロー」することができます。
相互関係を気にせずにフォロー/フォロー返しを繰り返していると、自然とそこに自分だけのしゃべり場(タイムライン)ができます。例えると「たばこ部屋」に近いと思います。上下や部署など関係なく気軽に話せて、だけどパブリックスペースなのでなんとなくオンとオフの間、みたいな。そういう場が一番脳が活性化するスイートスポットになる。
別の切り口で言うと「SNS×携帯メール」とでも表現できるでしょうか。つながりたい相手と軽い一言でいつでもつながることができる。なのでデバイスとしてはPCよりも携帯の方が親和性が高いと思います。私はF-shinさんが開発しているモバツイッターを愛用していますが、今度デジタルガレージらがTwitterオフィシャルの携帯電話向けサービスを開始するとのことで、おそらくこれの公開に伴って国内でも次の裾野拡大が起こるのでないかと思われます。マーケティングを誤らなければ。
関連するところでは、先日mixiが自サービス配下にあるTwitterライクなサービス「エコー」を正式サービスに格上げし、APIも公開していくという方向を示しました。現時点でβ版公開がなされているエコーが(ウェブサービス好き層の周辺では)お世辞にも盛り上がっているとは言えなかったために、このニュースは驚きを以って捉えられました。
しかし思い返せば4~5年前ブログが先端層の間でブームとなってきた折、その先端層のブログを「プログラミングとかなんかきもーい」「ネットジャーナリズムとか何それー」「シゴトくさくていや」というような目線で見ていた普通の人々のブログ的欲求の受け皿となって成長したのがmixiでした。
今回の場合は「SNSの楽しさと携帯メールの気軽さ」を肌感覚で理解しているユーザーを多数抱えた状態なので一層アドバンテージがあるともいえます。まだまだ先端層のおもちゃの域を超えていないTwitterからこぼれてくる「普通の人々」の受け皿にエコーがなることができれば、ソーシャルアプリの展開と合わせてmixiの第2の成長期を支える存在になるかも知れませんね。「(日記+コミュニティ)×SNS」から「(つぶやき+ソーシャルアプリ)×SNS」へ。
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2009年02月18日
ページランクどころかこのブログ自体が落ちていた件
距離の近いブロガーさんたちがGoogleのPPP問題に絡んで議論を交わされたりページランク下げ騒動に巻き込まれたりしていらっしゃいます。
自分自身、2年半前に口コミ2.0 ~正直マーケティングのすすめ ~という本をガ島通信藤代さんとちょーちょー保田さんと一緒に書かせてもらっているという経緯からもWOMマーケティング協議会準備室の発起賛同人に名を連ねているという立ち位置からも何か一言発しておくべきかな、と思ったりしていたのですが、昨日午前から夕方にかけての半日くらいページランクどころかこのブログ自体が落ちておりました。ご覧になってくださった方、すいません。これはPPPの制裁でもGoogleの陰謀でも無言の報復でも何でもなく、レンタルサーバの支払いを忘れていただけです。恥ずかし。
私自身は「正直マーケティング」という言葉と思いを出版という形にしてもらってまでお伝えして以降は、意識的に口コミマーケティングに関する議論やビジネスから距離を置いてきました。口コミマーケティングと正直マーケティングが合い重なるものであろうとするには、自分自身が自己の手と自己責任でそれを行っていく以外は成立しないと考えたからです。これはあくまで私個人の考えであって、他人にかくあるべしと押し付けるものではありません。
PayPerPostに対してはもう十分議論が進んでいるようにも思いますが、自分がこう思っている、ということは上記口コミ2.0の中で語って後2年半であまり思考が進んでいないのでそのまま引用してみようかな。
『もちろん僕も「清く正しいブログ論」みたいなんはあるよ。それはでも、メディア化したブロガーの感覚やないかなぁ』
『プロモーションって「メディアであること」ありきでしょ。でも、今のPRブログって、「メディアではない」ものでもプロモーション媒体として価値があるってことになるんじゃないかと。それを束ねて「合計でPVがナンボ」と見るのは無理があるかも知れんけど、実際、200円・300円のお金をもらってサンプル品の感想を書く人たちの声って価値があるんじゃないかな。』
『わかるわかる。でもやっぱりちょーさんはメディア化してんねんて。メディア化してるブロガーがそういうことをやると、俺も「読まされた」と思う。例えばネット主婦層な人がブログ書くときって、PVは50なわけ。読む人も、めっちゃ限定されてる。
で、その人は「自分がメディア力を持っているわけではないんだから、これで嘘つくはずもないじゃん」って感覚なの。200円の小遣い稼ぎっていうのも、すっごい普通の行為なわけ。唯一いえることは「嘘書いているわけじゃない」。200円もらおうともらうまいと、嘘書いてるわけじゃない。「たいしたことないやん」ってユーザーは思ってる。「200円もらえんねんで。得ちゃう?何が悪いの?」て。
影響力は50PV。企業からすれば200円の価値が50PVの部分にあるんじゃなくて、検索したら引っかかってくる意見、1つの切り口にあるわけ。』
PPPについてはだいたい今思うことも変わってないかな。「普通の人」という目線で見たら今回の議論自体がとてもどうでもいいものなんだとは思うけど、思っているのは「普通の人」がインターネットを嫌いにならない方向に結論が導かれてほしいな、ということと、被リンクを検索順位で重視してるのってGoogleの勝手だよね、世界中の情報を整理尽くすんなら普通の人が普通にやる経済行動くらい織り込んでいかなきゃね、ってことくらい。
この「普通の人」論を言うといつも一部で怒る人出るくらいなのでたぶんとても伝わりづらいかもだけど。
関連:
・WOMマーケティング協議会の率直な現状について書いておきます : tokuriki.com
・WOMJ準備会の世話人として出来ることは話し合いの「場」を作ること - ガ島通信
・検索エンジン会社がWebのルール作りをする日 ~Google独裁への布石~ - キャズムを超えろ!
・WOMマーケティング協議会設立準備会について | smashmedia
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2008年11月28日
笠原さんがユカタンにだけ見せた笑顔
昨日、mixiが登録制導入、年齢制限緩和、オープン化第二弾の発表をしましたね。
これまでになく綿密に練りこんで記者会見に臨んだ(ように映ります)ことが奏功してか、株式市場は好感、株価は今朝から一気に上昇している様子。
個人的には「mixiは日本のソーシャルコミュニケーションプラットフォームになる」と長らく思い込んでいるので、今回の施策は自然な動きだと考えています。当然予測された一部ユーザーからの反発も、サポート強化や機能改良・機能制限による対策を幾重にも準備していることと、明快なパブリックリレーションを行ったことで比較的落ち着いたのものに留まっているように見受けられます。
はてブの中ではCNETに掲載された笠原さんの画像が「老けた」などなどひどめのコメントがついていますね。いや、あれは確かに偏った画像選択なんじゃない?と個人的にも思いましたが。
そんな中、ITmediaでアップされた岡田有花氏の記事での画像を見て、(逆の偏りあるかもだけど)何というかやっぱりユカタンさすがだな、と思いました。取材対象との深い信頼関係がなければこの表情は引き出せないよね、という面と、上記の初動ネット世論で若干偏ったイメージ付けがなされようとしていたところへのカウンターを置くべし、という判断と。
ギリギリの緊張感で乗り切った記者会見の後、安堵の中で友人(GREE田中氏)のことを尋ねられて見せた笑顔でしょうか。いい顔ですね。
ついでにこれも。
先日mixi事業本部長に就任された原田明典さん。顎に肉付きすぎ。そろそろダイエットなさい(笑)
関連: 笠原さん、今までで一番の笑顔かな | 近江商人JINBLOG(2005.8.24)
(画像はITmediaさんからの借り物なので数日で消しました)
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2008年10月13日
クラウドソーシングサービス『アポロン』 リリースに宛てて
「個人のエンパワーメント」を理念に掲げるアルカーナさんのウェブサービス「アポロン」が9月30日にリリースされたということで。
apolon.jpは、才能を求めている方と才能を持った方のマッチングの場を提供します。 企業や個人にとっての新しい働き方を提案するクラウドソーシングサービスです。 会員登録、サービスともに無料でご利用いただけます。
クラウドソーシングサービスとしては国内でほぼ最初のものになりますね。個人的には、newsing自体がマイネットの創業前にクラウドソーシングで作り上げたサービスだったりしますので、このクラウドソーシングサービスが存在することの意義深さは強く感じ、賛同の声を挙げるところです。
先ほど改めてアポロンの中を見てみましたところ、リリース2週間で登録事業者/スキル者は1,000件程度、スキル者のアピール数は236件、仕事の募集件数は59件と、仕事流通のサービスとしてはまずまず良好な滑り出しのご様子。このタイプのサービスは「ネットワーク効果」によってサービスの価値がほぼ8割決まる領域だと思いますので、加入者数とアクティブ率の上げ方が肝ですね。
アポロンがこれから大きくなっていく上で何か私もお役に立てないかなと思って、実際にクラウドソーシングでサービス作りをして上手くいった(ことにしてみます)事例の一つとして、クラウドソーシング成功のポイントを考えてみました。
1.メンバーの熱量が高かった
「熱量」という言葉でしか表しようがないのですが、得も言われぬ高揚感の中で集まり開発できたことが大きい。そこに熱量の低い人が一人いたら多分一気に全体が冷めていたんじゃないかな。アポロンの中で、一人ひとりの自己発揮だったり成長意欲だったり現状打破だったりの「熱量」が可視化されていたらうれしいな。
2.コミュニティリーダーが仕切った
クラウドソーシングが機能するのは「金より熱量」という考えの人が一つのプロジェクトに集まったときだと思う。そのようなプロジェクトをリードする人=アポロンでの仕事の出し手は、一般的なマネジメントでなく、コミュニティ的な回し方を得ている人が理想。そのための教本や研修があってもいいのかも知れない。
3.ゴールが明確だった
newsingの場合は「国内初のソーシャルニュースを出す」というゴール。経済的でなく、ずるずる引きずるでなく、花火が開くような刹那なゴール。その後どう続けるかは別バラ、と割り切ってリリースまで持っていったのがよかったと思う。あくまでプロジェクト毎で全てを割り切るのがクラウドソーシング。そうでないとただの人材募集になる。
クラウドソーシングを成立させるのはメンバーの熱量であり、金ではない目的を共有して集まったメンバーが刹那なゴールに向かって一つにまとまって走り抜くことだと思います。そうして生み出される価値が社会のそこここに見られるようになったらきっと素敵だろうな、と。
また、クラウドソーシングで生まれる価値と企業組織が生む価値は別。存在の法則も別だと思います。そこを突き詰めきったら、きっとアポロンはものすごいバリューを生むことになるのだろうな、と。
偉そうにすいません・・。もしかしたらクラウドソーシングそのものへの捉え方が偏っているかも知れません。でもなにぶん原田さん、マジで、応援してます!
リンク:apolon.jp - 仕事と才能を結びつける、クラウドソーシングサービス アポロン
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2008年08月22日
mixi OpenID発表24時間で対応サービスリリース
素晴らしい。とにかく早いことはいいことだ。
mixi OpenID、公開1日後にもかかわらず早速対応サービスが登場 - VENTURE VIEW
ディバータは8月21日に「MixGroup」を公開した。mixi Open IDの「コミュニティ認証」を利用することで、mixiの同じコミュニティのメンバーだけが利用できる会員制のサイトを作成できる。
サービスの中身自体は従来同社が持っていたコミュニティCMSをベースにしているようで取り立てて騒ぐほどのものではないですが、とにかくこのスピード感が素晴らしいですね。リンク:MixGroup
早速一つコミュニティを作成してみました。mixiの滋賀県コミュニティの外部版ということで。 滋賀県 -MixGroup
何はともあれこのスピードで実行されたディバータさんは素敵ですね。元来はCMSサービスで着実に地歩を固めていらっしゃっている企業さんの様子。事業案内ページの自社サービスRCMSの紹介文の冒頭が
「いわゆるCMSです。」
とはなんと潔くかつシンプルな説明。瞬時に好感を持ってしまいました。
とか何とか、人様のことつべこべ言ってないで自分らもがんばります。
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2008年08月20日
mixiはソーシャルプラットフォームとして次のステージに
3年間待ち望んだmixiソーシャルグラフのオープン化がついに実行された。
mixiがOpenID対応 「マイミク限定」を外部サイトでも - ITmedia News
ユーザーのマイミクシィ情報や、所属する「コミュニティ」の情報を、OpenID対応サイトに提供する仕組み「マイミクシィ認証」「コミュニティ認証」も提供。ブログサイトでコメント欄をマイミクだけに開放したり、動画共有サイトに投稿した動画を、特定のコミュニティ限定で閲覧可能にする――といった使い方ができる。
厳密にはソーシャルグラフそのもののオープン化ではありませんが、現時点でトランザクション数の制限は示されていませんのでほぼ同義と思います。
これでmixiはソーシャルプラットフォームとして次のステージに上がります。おめでとうございます。
さて、と。
関連:
mixiのOpen Social対応宣言 -次のウェブ進化への転換点 | 近江商人JINBLOG
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2008年07月15日
はてなブックマークの関連エントリー機能
はてなブックマークの詳細ページに「関連エントリー」が出ているのに気づいて驚いた。
はてなブックマークには日々たくさんのブックマークが投稿されています。今回の「関連エントリー」の配信により、ブックマークされた記事 (エントリー) に関連する他のエントリーを発見することができるようになりました。
すばらしい。思想としても大賛同。この部分はnewsingも早く追いつきたいと思います。
株式会社はてな(代表取締役:近藤淳也/京都市中京区)と株式会社プリファードインフラストラクチャー(代表取締役:西川 徹/東京都文京区)は、7月15日付にて、両社の長期的な発展を目的に戦略的提携をおこなうことで、基本合意いたしました。
そして本件はプリファードインフラストラクチャーのエンジンで実現しているということで、はてなさんとしては他社のエンジンで機能実装した初めてのケースなんじゃないかな? プリファードさんはかなり評判の高い企業さんですし、「餅は餅屋」の方針に切り替えられたのでしょうか。
ところが、実際に関連エントリーをクリックしてみるとリンク切れになっているものが見られるようでした。
はてなブックマーク - ナナロクとハチロクの交流企画『泥カン』に行ってきた | 近江商人JINBLOG
上記のブクマページに出ている5件のうち2件がリンク切れ。これははてなさんらしくない。関連性の精度はこれからのチューニングだと思いますし、運用上たいへんなこともあろうかと思いますが、ユーザーさんの”がっかり”を生まないことを、 私達も追及していきますのではてな先輩にもしっかり前を走っていただきたいです。
17:00追記: 今確認したら、関連性の精度高く、リンク切れなどない状態になっていました。さすがのスピード感です。
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2008年07月04日
日本のアクティブブロガーは人口の2.5%
以前にSmashmediaの河野さんが独自調査なさっていたのと同じような時期に総務省が「日本のアクティブブログ数」を調査していたそうで。
アクティブなブログは全体の2割弱--総務省がブログの実態調査 - CNET Japan
調査の結果、2008年1月時点でインターネット上に公開されている国内のブログ総数は約1690万件。このうち1カ月に1回以上更新されているアクティブなブログは2割弱が相当するが、さらにその約12%が検索エンジンからのアクセスを増やすため、キーワードを大量に埋め込むことで広告誘導を行う「スパムブログ」であることがわかった。
1,690万×20%×(1-12%)= 297万 ≒ 300万
日本のアクティブブログは300万ということで。あれこれ数字遊びで突っ込んだり疑ったりもいいけど、まあそんなくらいじゃないですか。河野さんの独自調査で出た数字は244万ということでしたが、そちらの方がよりリニアに見たときの推計値ということで。個人的にはその河野さんの調査のときには「300万」と予測投票していたのでやったぜ大当たり、って気分でやったぜものすごいどーでもいい。
日本のアクティブブロガーは300万。300万。300万。
人口の2.5%。2.5%。2.5%。
しっかりアタマに叩き込もう。これ試験に出るから。
でもこれで悲観することなんか何もないよ。書き手1人に読み手は10人で3,000万人(推定)がブログと接しているわけで、ウェブ参加という視点で見たらミクシィとモバゲーとGREEを足すとこれまた3,000万人くらいいるしね。それでも25%ずつだってことは忘れちゃいけないけど。
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2008年06月28日
モダン・シンタックス ラジオショー に出た
先日、BlogPeopleのなかの人・モダシンさんのPodCast『Modern Syntax Radio Show』に出していただきました(公開からすっかり2週間も経ってしまっていますが。。)
Modern Syntax Radio Show 133回目 - [モ]Modern Syntax
今回のゲストは「近江商人JINBLOG」とか「newsing」をやられている上原さんがゲストに迎え、五反田で録音したものをお届けします。いいですね、今回はまじめにやってますよ。えへへ。
このPodcastは6月頭に某ブログディナーに2年半ぶりにお邪魔したとき、酔いも回っていい具合になっているときに突然モダシンさんに「上原さん、ちょっとちょっと」という感じで声をかけられて、何事かと思って近寄っていったら10秒後には収録が始まっていました(笑)
収録中はだいぶ緊張してます。。 以前に水谷さくらさんのラジオに出たときよりも御大・モダシンさんの振りへの返しの方が10倍緊張して話してます。ので、ところどころ文脈が飛んで声も裏返ってますのでそこんとこどうぞよろしく。
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2008年02月17日
はてなの移転のことnewsingにて
はてなの本社京都移転については皆さんいろんな意見をおっしゃっているし、私もとても興味深く拝見しています。個人的な感想は「近藤さんらしい意思決定だなぁ」というところ。経営者として、これだけ絶えず自分の突き詰めた思考の回答に純粋に従って動ける近藤さんはやっぱり強い人だと思う。
本件に対してはいろんな方がいろんな切り口で意見を発していらっしゃっておもしろい。20人そこそこの企業の本社移転に対してこれだけたくさんの意見がブログでメディアで発信され、またはてブやnewsingなどでメタ議論がなされているというのが純粋にすごいことだとも思う。
newsingの中でも本件関連の記事がいくつか上がってきていたが、気づいたら敏感に反応している自分がいた。今までもはてなのおかげでいろいろ考えさせてもらっていることっていっぱいあるんだよなぁ、感謝だなぁ、とか思いつつブログにも書き残しておきます。
はてなが京都に移転:ドリコムが京都オフィスを閉鎖したときに思ったこと | | 世界を巡るFool on the web | あすなろBLOG
を読んで。
上原:
採用も広報も営業も組織も、プラス面マイナス面いずれも「近さ」は効果を増幅する。同じ場所にいる方がコミュニケーションを取りやすいが、よいコミュニケーションが取れる戦略・施策を採っていないと逆効果にもなる。それは対外コミュニケーションでも同じ。ということで、はてなに今増幅効果が必要なものに優先順位をつけたら今回の京都行きという結論に至った、ということかと思っています。
近藤の帰国、そして、はてな本社の京都移転<梅田望夫ブログ> - newsing(ニューシング)
に対してついていたコメント
『やっぱりはてなは経営難なんだなあ。j.kondo英断ではないでしょうか。』
を読んで、
上原:
近藤さんも川崎さんも輿水さんも講演などに立つたびに「はてなは創業2期目から黒字で増収増益を続けている」とおっしゃっていますし、経営難ということはないと思います。近藤さんの動きは突然なことが多いですが、あまり裏読みする必要なく近藤さんがブログで語ったりITmediaに語ったりしていることそのままの思いなのだと思います。そういうありのままの姿でい続けるために非上場を貫くことに決めているのだと思います。
はてなの京都移転でコミュニケーションについて考えてみた。 | | 世界を巡るFool on the web | あすなろBLOG
を読んで、
上原:
ほぼ異論はありません。ウェブ時代において、離れていても質の高いコミュニケーションをとる能力は何国人にもとても大事と思います。ただ、日本人の大半が好むと好まざるとに関わらず同一言語人種ばかりの環境で育つことで「空気文化」を良くも悪くも身に着けている事実はどうにも覆らない。そんな日本人が国際環境でよりよいコミュニケーションを採れる手助けをするのは日本人ウェブ屋の重要ミッションだと思いますね。
「京都をシリコンバレーのように」はとてもいいフレーズだと思います。京のお隣近江の者として、何か協力できたらしたいな、と感じました。
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2008年02月13日
素晴らしきかなブログ
今日はペーパーボーイ&コーという検索リファラでうちのブログに来る人が多い。もちろんこのペパボが非モテにやさしい件の発表が原因なわけだろうけど。今上記で検索すると私の3年前のブログエントリーが2番目に来る。会社サイトの次。やばい。
今一番アツいネット企業を挙げろ、と言われたら、一番にpaperboy&co.を挙げます。
一部の人には「そんな今さら」と言われたり「あんな連中」と言われたりしますが、彼らのスピード感・技術力・マーケティングセンスには誰しも学ぶべきものがあるはずです。
そうそう、このブログエントリーがきっかけで家入さんからmixiメッセージで連絡いただいて初めてお会いしたんだったな、と思い出した。今振り返っても、あの時はうれしかったなぁ。「ブログやってると会いたい人に会える!」って信じれたりしたもんね。
そんで今日のお昼はつい2週間ほど前に上げたブログエントリーをきっかけに、ロカリサーチの林社長とランチしてました。
ふと自分の「あわせて読みたい」を見ていたら、Le cahier(ル・カイエ) 2 という見慣れないブログ名があって、気まぐれにクリックしてみた。
飛んでみるとロカリサーチという会社の社長の林雅之さんという方のブログだった。
このエントリーを見て林さんがご連絡くださってお会いしました。オフィスがかなりご近所なのに先日までまったく存じ上げてなくてたいへん失礼してしまってました。
今日お会いして、とってもとっても好感の持てる方でした。ロカリサーチさんは「バイラルマーケティングカンパニー」と銘打っていらっしゃって、結構最近のステレオタイプなイメージで言うと「またブログを食い物にしようとしてる会社じゃね?」と思ってしまいそうなところですが、いやいや全然、「ブログは人のつながり」というとても共感できるコメントが印象的な、さわやかな社長さんでした。
ご商売は、動画プロモーションを人肌の温もりあるブロガーネットワークに乗せてお伝えしていこうとしているお仕事だそうです。動画×ブログは今年の旬の一つでもありますし。林さんとお話していて、個人的には、今年の抱負に「動画」を挙げていらっしゃった徳力さんといろいろご一緒されたらきっと感覚的にも合っていい感じだろうな、なんてことを思いました。よ。
今日は改めて感じたなぁ。
ブログは人とつながる。ブログは会いたい人に会える。この感覚、もっとわかりやすくたくさんの人にお伝えしたいです。でもまだまだ垣根高いよね。だからがんばって垣根下げたいと思うですよ。
ウェブ参加の垣根を下げたいマイネット・ジャパンです。どうぞよろしく。
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2008年02月12日
『Newsinger通信』が始まっていて驚いた件
先日開催された『オフラインnewsing』の翌日にブログ検索をしていたところ、『Newsinger通信』というブログを見つけたのでご紹介。
Newsingでホットな話題を取り上げます。
これは運営チームが書いたり関わったりしているものではなく、おそらく先日オフにも参加くださっていたユーザーさんが自ら始めてくださったものの様子。サービス運営をしたことのある人はわかると思いますが、こういったものを気づいたらユーザーさんがしてくださっていたというのに気づくのは無上の喜びです。
コンテンツは毎日更新で、
・ポイントキング (=その日のベストポイント記事)
・コメントキング (=その日のコメント数トップ記事)
・傾向分析と関連記事
・当Newsingerのお気に入りピック
・まとめ
といったものが更新されていく『newsingまとめブログ』の様子。ネットの流行り事を知る上で、これはNewisngerのみならず楽しめるものになりそう。
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2008年02月03日
日本のブログ数は244万 (推定)
Smashmediaの河野さんが、以前に自身のブログで募集されていた「日本のブログ数アンケート」の結果を発表していらっしゃった。
結果は244万ブログ。
つい先日日経新聞の報道で「日本のブログは1,300万件」という数字も出ていたが、死にブログ、スパムブログの比率の高さを実感値で差し引いてみると「アクティブな純ブログ数」はおよそこの辺りに落ち着くのだというところ。今回の河野さんのアンケートでは私は「300万」と回答していたが、それでもブロガーの中では(普及度を)楽観視している方だったということだ。
日本のブログ数、アンケート結果発表 (smashmedia)
ぼくらは日々、SPAMだらけのブログに辟易していて、そろそろ「みんながやってるから」という煽るだけの普及活動ではなく、正しい啓蒙活動に切り替えるべきなんじゃないでしょうか。
そういうことをあらためて考えさせられました。
自由と無責任はちがうけど、誰もが自由に発言できるようになればいいと思うし、本音でおもしろいブログが増えたらいいなと思っています。
そのために何ができるかを、もう一度それぞれが考えてもいいかもしれませんね。
いやー、素晴らしいメッセージ。強く共感。
私は性根がひねくれているのか、自分的にはほぼ同じ意図のメッセージを表現しようとしたら「ブログ限界論」という言葉になっていたw。。
数字に膨らし粉をかけて惹きつけたものは、ユーザーであれ金であれ長続きはしないからね。それは市場でもサービスでも同じ。実態を、本質を、筋肉質で行きたいですね。
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2008年02月02日
ブロガー可視化
「このきっついこと言ってるブロガーは実際のとこどんな人なのよ」というのを可視化してくれるサービス。考え方すごいよいと思う。
気になる論客のマインドを一目で把握--マリーチ、ブログ可視化サービスを開始:ニュース - CNET Japan
マインドマップ関連サービスを手がけるマリーチはこのほど、ブログ執筆者の関心事を整理して、ネット上で簡単に可視化できるサービスを開始した。ネット利用者は気になるブロガーが注目するキーワード群とそれら関連性を、一目で分かるようになるという。
ブログ炎上やネットイナゴの問題って、書き手のネット上での分身であるところの「ブログ」という存在が、読み手からすれば単なる一枚一枚のHTML文書としてしか認識できないUIになっていることに起因していることが多い(全てではないが)と思う。
ブログというのはその書き手の思考や行動のスライスを折り重ねて形成される。読み手がRSS購読などで同じ時間を経ながらそのブロガーの人格を受け止めていくプロセスを踏まずに、ブログエントリーを刹那な情報の切れ端として認識してしまったときに、切ないタイプの炎上は起こる。要は読み手がブログを「人」として認識するか「情報」として認識するかの齟齬が炎上を起こすのだ。
個人的にはブログの本質は「情報」ではなく「人」だと思っている。だから、切ない炎上、すなわち読み手と書き手のミスコミュニケーションを減らす方策が必要だと考えている。プロフィールサービスのようなものもいいが、そういう静的・自己編集的なものよりも動的・自己発生的なものがより適切だと思っている。
このサービスはその一つのアプローチにあたると思う。
現在はどうやら直近のエントリーを形態素解析して、title,h,strongタグ内や頻出するワードを抽出して同時に使用されているワードをつなぎ合わせたり感情語抽出で色分けしたり、という程度にとどまっているようだけど、より過去からのエントリーも対象にして、頻出語の上位概念を返したりそれを勝手にブログ評論みたいに文章化して示してくれたりするともっとうれしい。
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2008年01月30日
あわせて読まれている
サイドフィード赤松さんの作った『あわせて読みたい』は、見る人にも使う人にもネットワーク効果のベネフィットが味わえるように設計された不朽の名作ブログパーツだと思っている。
先日広告系ブロガー新年会に参加して以降、かなりの比率で広告系ブロガーな方々の名前が私のあわせて読みたいに表示されているので、最近私はあわせて的には広告系ブロガーにセグメントされる位置にあるようだ。実体は違うんだけど。
そんな中ふと自分の「あわせて読みたい」を見ていたら、Le cahier(ル・カイエ) 2 という見慣れないブログ名があって、気まぐれにクリックしてみた。
飛んでみるとロカリサーチという会社の社長の林雅之さんという方のブログだった。ブログの中身を見るとどうやら広告関連のお仕事をなさっているベンチャーの様子。少し興味を惹かれたのでリンクを辿ってみると、なんと銀座7丁目14-7という住所。これはかなり近所だ。地図を見てもっと驚く。徒歩1分圏内だ。クリックしてまた驚く。これって最近週に1度は行ってるお店(香季庵)のビルだ。会社概要を見たところバイラルキャンペーンの会社のようだ。なるほど、なんだかつながった。
これがもし「あわせて読みたい」にこっそりなかの人機能がついててその見てる人の会社の位置ともマッチングさせてかつ「社長ブログ系でセグメント」とかのチューニングがなされていることで示されたリコメンドだったりしたらすごいなぁ、と妄想したりしたがたぶんそうではないだろうね。でもやろうと思ったらできるね。位置情報ってこのくらいタイムシフトな用途でも密かに意味を持ったりするんね。蓄積が大事だね。と、ふとおもた。
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2008年01月18日
ブログのRSSフィードをきちんと改行する方法
RSSリーダーでこのブログをご覧の方はお気づきと思いますが、先日このブログからのフィード(atom.xml,index.xml,index.rdf)をRSSリーダーで見たときに、文章が全文配信できちんと改行されるようになりました。自己フィードを見ていても快適感満点です。MTブロガーの皆さんにおすすめなので、私のやった方法をシェアしておきますね。
1.atom/RSSのフィードテンプレートの中の「MTEntryBody」を見つける
2.デフォルトで「<$MTEntryBody encode_xml="1" convert_breaks="0"$>」となっているので、このconvert_breaks="0"のパラメータを1にする
3.「<$MTEntryBody encode_xml="1" convert_breaks="1"$>」となっているのを確認して保存する
4.すべてのエントリーを再構築する
と、やってみるととっても簡単。これでフィード読者の方々がわざわざブログ本体に飛んでこなくても全内容をご覧いただけますね。
え、ブログのPV数が減る?
そんな方にはFeedburnerがおすすめ。ブログのフィードをFeedburner化すると、フィードの読者数、閲覧数を確認できますので、PV数を励みにがんばるブロガーさんも一安心。
え、Adsense収入が減る?
まー、そこはFeedburnerさんはじめフィード広告事業者さんたちの今後のがんばりに期待しましょう。
なお、上記の改行方法については以下のブログ記事を参考にしました。カイ氏伝さんありがとうございます。ブログ限界論の折はありがとうございました。
カイ氏伝: RSS 2.0 / Atom フィードに改行を反映
ということで、convert_breaksの数値を0から1にしてみたところ、無事にpタグやbrタグが表示されました。
ちなみに、この記事には普通に「フィード 改行」とググッてたどりついたのですが書き手はリアルお知り合いの方。そしてのその記事TBのあった私と同じステップを踏んだtryingさんもx2.5(ニバイハン)さんもリアルで存じ上げてる方。ん~、、ブログコミュニティ狭い・・。早く新大陸に橋渡ししなきゃ!
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2008年01月15日
『ウェブ社会人』という存在を考える
昨年の後半頃から度々自分の中で『ウェブ社会人』という言葉に思考を巡らせている。語自体は誰かが言っていたものでもなく自分で勝手に考えたものだが、語の響き的に梅田望夫教の影響を受けているのは疑いない。ともあれ、『ウェブ社会で生きる人のあり方』のようなものを指して『ウェブ社会人』と表現している。
一般社会において一定の社会認識と自己責任、倫理観を持って生きている人々を「社会人」と呼ぶ。この「社会人」という言葉には日本語では「おとな」というような意味も含意されるため、既存社会へのアナーキズムを内包してこの10年進化してきたインターネット側の価値観からは嫌われがちな響きでもある。
2005年頃からブログやSNSといった新たな垣根の低いプラットフォームを介して、そんな一般社会人が多くウェブ社会に入ってきた。ブログを始めるまではウェブの中に住む人たちなど遠い存在だった一般社会人たちが自らウェブ上に住む感覚を味わい始めたときの驚きと喜びとその熱量の渦が「Web2.0」という騒ぎの社会的側面だったのだと思う。
そんなフィーバーも落ち着いて、ウェブ的なるものは次の社会浸透に向けてひたひたと歩みを始めている段階にあると思っている。その表れはケツ毛バーガーや東○化学事件あたりに始まり、最近のテラ豚丼やらゴキブリKFCやらといった事件と報道である。こういった「社会が物事の暗黒面を知る」という場数を踏んで、参加型ウェブが社会浸透を進めている状況にある。暗黒面の本質が一般社会の本質と同一物であることを社会が理解するのにそれほどの時間はかからない。
そして、だ。よくも悪くも社会浸透の進んできた「ウェブ社会」に対して、これまでそこに興味もまったく持ってこなかった人々の手で法制度などが作られようとしている。このことはウェブ社会側にいる者としてはとても大きなリスクを伴う。そのことについてはまた別で書ければと思うが、ここでは違う話がしたい。
社会に変化が訪れている現状を見てすぐに「法」で考えようとする以前に、その前提となるウェブ社会の価値基準・倫理観を成立させる必要があると考える。その倫理は単純に一般社会の倫理を写し替えるようなものではない。「ウェブに住む」ということを体感した者が共通認識として持っているウェブ社会の有り様を写したものでなくてはならないと思う。
冒頭に書いた「ウェブ社会人」というのは、そのような背景の中で思考している言葉である。「ウェブ社会人」はウェブ社会においてそのウェブ社会認識、自己責任(今ならブログをブログとして成立させる力とでもなるか)、ウェブ社会で生きる倫理観を持つ。自分なりにまとめ中の「ウェブ社会人のあり方」は以下のようなものである。
1.ウェブを介して他者や自らとの接触点を増やすことを通じて自己を認識し、自己を成長させることができる
ウェブ社会人はウェブで活動することを通じて人としての自己形成プロセスそのものを味わうことができる。その自己形成にはウェブ社会独特の部分と一般社会にも通じる部分とがあるが、現段階においてはその双方を得る双方での社会性が必要だと感じている。
2.ウェブ上の自分が人の目に晒され一人歩きしていくことを自然体で受け止めるとができる
ウェブ上の自分の分身が自らの手を離れて独りでに自分の存在を増幅する。その自分の存在が自らの望む形であれ知る形知らぬ形であれ、ウェブに生きる時点で他者の認識の中で増幅する自己を認知しその変化への耐性を持っておくことがウェブ社会で長生きする上で必須だと思う。
3.コミュニケーションをリアルタイムのコンテンツではなく、タイムシフトのコンテクストで認知することができる
ウェブ上でのコミュニケーションスキル、すなわちウェブ社会人能力の中で最も重要なのがこの部分だと感じている。人の持つ意図を点でなく全体で、単体でなく相関で、瞬間でなく文脈で捉える力である。ブログで言えば、エントリー単体でなく連なったTB/コメントや前後エントリーを見てより文脈全体で捉える力である。
ひとまず3つまでリストしてみたものの、おそらくもっと様々な切り口でそのあり方を表すことができると思うし、もっと多くリストしてから整理もしてみたいと思う。
【関連】
・404 Blog Not Found:虚像もまた自分
・ドリコム退職にあたり-宮崎謙介⇒加藤謙介の誰にも見せないつもりの日記(仮)
・ウェブ進化論から個人的指針を導き出すテスト | 近江商人JINBLOG
・ガラス張りの世界で | 近江商人JINBLOG
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2008年01月07日
デジタルガレージがTwitterと資本・業務提携
デジタルガレージさんがTwitterとの資本提携を発表したとのこと。業界内でのTwitterのプチブームから9ヶ月。早いか遅いかは別にして、目線としては間違いなくPositveと捉えられる知らせだと思います。
デジタルガレージがTwitterと資本・業務提携--春までに日本語版を提供:ニュース - CNET Japan
デジタルガレージでは今後、ローカライズを中心にグループでTwitterの日本展開を支援するとしており、TwitterのCEOであるJack Dorsey氏は「すでにデジタルガレージのエンジニアと机を並べて開発作業に着手している」とコメントしている。両社は2008年春までにPCおよびモバイル向けに日本語版サービスを提供する予定だ。
Twitterのサービス自体はすでに多くのクローンも登場しており、技術的にすごい何かがあるというわけでもない。しかしながら、ウェブに参加する手段として普及のキャズムに嵌っていると捉えられる「ブログ」(MovableTypeやBloggerを起源とするRSS/トラックバック機能を備えた個人向けCMSツール)を横目に、Twitterに代表される「ミニブログ」と表されるサービス群がその代替ツールとして一般普及する可能性は十分にあるものと考えられる。今回のDGとの資本提携が吉と出て、国内でのTwitterのマーケティングが一般向けに成立するかどうかはたいへん興味深い。
先般はてながリリースしたはてなハイクをはじめ、井の中のプチブームから本格普及へ向かう動きは要注意。ミニブログの「ウェブ参加の垣根を下げる」上で果たすべき役割は大きいと考える。
ちなみに、マイネットがnewsing(ニューシング)を開発する段階でもこの「ウェブ参加の垣根を下げる」を大きなコンセプトの中心に置いていた。「ニュースやブログを引用して一言コメントでウェブに参加できる」という側面だ。(後だしジャンケンじゃないよ(^^;;)また、○×だけでウェブに意思表示できる、という側面も同様。
個人的には今もこの「垣根を下げる」の方向をとても大事にしていて、現状はどうしても「投稿」という心理障壁の高い行為に写ってしまうnewsingピックアップを、もっとユーザーの皆さんが気軽に記事投稿して、ミニブログ的にも使ってもらえるような状態にしていきたいと思っている。
話が自分のことに移ってしまったが、なにぶんこのDGのTwitter提携が上手く機能して、国内での「ブログの次」競争に火がつくことを期待したり煽ったり。したいと思う。
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2007年12月24日
ブロガーじゃない男のブログ論
ずっと書きたくて書ききれずにいたブログ論について、クリスマスイブの昼につらつらと書き綴ってみる。
ここ一ヶ月くらいの間にほんとにいろいろな方がブログに対する思いや個々の捉え方を表明されていて、それら一つ一つを見るにつけて改めて「ブログっておもしろいなぁ」ということを実感しています。
ここから辿ると一番広く見えると思います。→チミンモラスイ? : 『ブログ限界論』@RTCカンファレンス [後編]
こうして一つのテーマに対して多くの人がほんの小さな一声であったとしても「声」を発していくことで、その小さな声たちが連なりあって文脈を形成していく。その文脈形成のプロセス自体がブログの魅力であり、それがある限りブログはおもしろいのだ、と感じています。
この点では、私のブログ論というのはほぼ3年ほど前のこのエントリーのときくらいに成型されてしまっていて、今回改めてブログについて考えてみたものの、自分の考えはおよそこのときのままなのだな、と感じます。変わっていないのがいいことか悪いことかはわかりませんが。
ブログとは -はあちゅう騒動から考える | 近江商人JINBLOG
共同通信小池氏の堀江こき下ろし発言後のバッシングからブログ閉鎖寸前まで陥った件や、真鍋かをりのなりきりTomyFeburuaryへの1000を超えるトラックバックを経て起こったネット内のめがね萌えブーム、切込隊長と木村剛氏の日本振興銀行にまつわる空中戦など、ブログエントリーそのものよりもそこで織り成されたコミュニケーションが生んだコンテクスト部分にこそ価値が創造された数々の例があります。
コンテクスト、日本語で文脈、ですね。
RTCカンファレンスのRTCはRealTimeContextの意です。「リアルタイムなテーマへの文脈をリアルの場で編み出そう」というようなメッセージを込めた冠です。ブログ的な喜びをリアルに持ち込んで、少しでも多くの人にブログの喜びを知ってもらおう、というような思いを込めて。
実際、多くの方々がRTCを通じてブログ的なるものへ身を浸していってくださったようで、そのことは運営冥利に尽きることです。しかし、パネル論的に言えばそろそろその役割とあり方を考え直したほうがよいかな、とは感じています。ブログ的、カオスの中からの価値抽出だけでは、思考は深化しにくいしコミュニティも蛸壺化してしまうから。そのことはまた別で話しましょう。
翻ってブログの話。
私にはこの「みんなで一つのテーマに対するコミュニケーションを重ねて文脈を形成するプロセス」としてのブログをもっとも面白いものと感じているために、そのプロセスを分断してしまうスパム系のものを忌み嫌う傾向があります。今回の件ではその一点において「ブログつまらない論」を発議し、それを肉付けするためにBlogfanでのアクティブ数減の数字や卑近な燃え尽き例を挙げたりしていった、という順になります。
もう一点、先日のRTCでも激しい自戒を込めて提起した「ブログって結局リアルでのし上がるための道具でしかなかったのかよ!」については、残念ながら実態としてブログをそこまでのものとして終わらせてしまう人は多いのだろうな、と思っていますし、それをつまらな要因と捉えているところもあります。実際のとこはそこまでの存在としてブログを捉えている人ならばいい方なので、理想論すぎですがね。
RTCの懇親会でdankogaiさんに「ブログ限界論じゃなくてブロガー限界論。ウエハラさん限界論なんだよ」と言われたときは、その場では軽くアハハと流していましたが、実は本当にそのとおりなんだよな、と笑い泣きしてしまいそうでした。自虐自戒。まあ、軽く流していただく分には今回のブログ限界論は俺限界論(笑)だったんですよ、と。でも、今回の件強く反応した人にとってもそれぞれの俺限界論だったんだったりしてね(笑)
実はまあ、今年の初めくらいの時点で一度ブログで「社長ブログにはなりたくなかったけど社長ブログになります」宣言をして、その辺からもう自分をブログでのテキストコンテンツを通じてインターネットに価値を産み落としていく役(=ブロガー)ではなく、newsingのような仕組み・システムで価値を産み出す側に完全に回るのだ、という頭になっていたつもりでした。
にも関わらず、ブログでの発言がブロガーとしての立ち位置とプラットフォーマーとしての立ち位置を混同したまま表現してしまうことが多くて、多くの人の怒りを買ってしまいました。この点、改めてお詫び申し上げます。要は私が面倒くさいやつなのがよくないんですよね。どっちつかずというか。
なにぶん、私はブログに対して「みんなで一つのテーマに対するコミュニケーションを重ねて文脈を形成するプロセス」としての面白さを最も重要なファクターと捉えていて、そのファクターに揺らぎが出ていることへの警鐘は鳴らしたいし、その上でプラットフォーマーとしてその揺らぎを少しでも吸収したり払拭したりしたい。newsingはそのためのアプローチだし、もっとそのように成立させていきたいと思っている。
改めて、一つ一つのブログの面白さに変わりはないと思っているし、裾野も広がってどんどんと面白いブログは増え続けていると思っている。そのことはすばらしいことだし、新大陸と表現してもいいと思う。
でも、コロンブスのサンタマリア号で新大陸を見つけに行こうとするのは勇敢すぎる船乗りたちだけで、普通の人たちにはもっと安全な船や飛行機が必要だ。私は勇敢さが足りなくて、船の補強ばかりしている意気地なしの船大工かもしれない。ただ理解していただきたい。私は「新大陸なんかないぞ」と叫んでいるのではなく、「みんな、丈夫な船なら海を渡るのは怖くないぞ」と叫びたいのだ。新大陸ありき。
実はブログ界隈にいて「ブログ」そのものについて論じたり人をまとめたり仕組みを作ったりしているような人たちのほとんど(ほぼ全員)が、以下のような思考で共通しているのではないかと思っていたりする。
1.自分たちが大した人間じゃないということを知っている
2.自分たちがたまたま見つけたブログという宝物をたくさんの人とシェアしたいと思っている
3.そのために一人ひとりの役割を意識/無意識の中で果たしている
4.なかなか伝わっていかないことをやきもきもしている
5.でもぜんぜんあきらめてない
でも、その共通しているところがまた内輪論を生んだりするのが切ないところだけど、まあここまでくるとそれも全て進化の過程そのものとして捉えるのが合っているのではないかな、と思ったりもする。
ブログという名前かどうかはわからないけど、ウェブ上の個人はまだまだこれから100年の単位で進化する。情報と情報、人と人と、情報と人をより適切に結びつけるためのプラットフォームはまだまだ原始的なものしかない。ブログも、SNSも、SBMも、ソーシャルニュースも、まだまだ進化前のサルみたいなものなんだ。みんな、次へ行こう。
勇敢な船乗りも意気地なしの船大工も先のことなんかほんとは何も見えてないんだよ。でも必死にやってんだ。みんなで次に行きたいからさ。だからみんなもただ見てないで。一人ひとりそれぞれの役割で「次」へ進化しようよ。
ダメだな、この文章は。散文、多テーマ、抽象逃げ、勢い締め。駄文の典型だ(笑)
まーいいや、クリスマスイブやし。何はともあれハッピークリスマス to you all !
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Mixxはライバルです
newsingを次の段階へ進化させていくために、考えることも学ぶべきこともたくさんあると思っていて、だから「Diggが何してるかなんて見てません」「はてブのことなんか意識してません」なんてなことを言うつもりはまったくありません。意識してます。先に行く人たちのことは意識しまくりです。
よく発明家タイプの方は「競合のことなんか意識しません」なんてことをおっしゃりますが、私の場合はよくも悪くもマーケティングが原点たるべしと思ってしまっているので、マーケティングの3C=Customer,Competiter,Company(ターゲット、競合、内外の協働リソース)のうちの1つを意識しないなんてことにはなりません。
そんな中、最近意識が特に行ってるのはMixxですね。uddyさん、ご指摘ありがとうございます。
TechCrunch Japanese» Mixx、カテゴリーを民主化―Diggも見習っていい
“Mixxユーザーは、記事ごとの標準的なコメント欄とは別に、グループ内の「Soapbox」と呼ばれるフォーラムで議論を続けることができる。それぞれの公開グループには、人気に基づいてその日のトップ投稿者、トップ・コメンターを表彰するセクションが設けられている。
newsingもそうなのですが、彼らもものすごく人同士の関係性と情報の適合性には強い関連があるということを意識して機能開発・サービス提供をしていらっしゃるように思います。
負けないようにがんばりますよ!
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2007年11月03日
OpenSocialの本質
昨日からOpenSocial関連の国内での論評をあれこれ見て回っているのだが、多くの人の見方はおおかた以下の3つの話に括られている。
1.GoogleのFacebook対抗策としてのOpenSocial
2.Googleは標準化という手段でソーシャルウェブ社会の勝者になろうとしている
3.デベロッパーはOpenSocialに対応して大量のAttentionを獲得できる
といったあたり。メディア・パブさんあたりでさえこの枠を出ていないことが不思議だ。この他は「何かすごいことが起こりそうだ」「久々に熱くなってきた」系の脊髄反射ものや、mixiのOpenSocial対応に関して述べている人には「mixiもGoogleの軍門に下るか」系の何ともマイオピアなものが多い。
誤解を恐れず言い切れば、OpenSocialの本質は「ソーシャルグラフが次のプラットフォームになる」ということである。もちろん、その手前でのオープン論やAttention論も無意味ではないのだが。
そこではプレイヤーとしてのGoogleの存在感はあくまで提唱者としての位置だし、TCP/IPの開発者V・サーフ氏がGoogleに在籍しています、という事実なんかとおよそ等価なものくらいでしかない。ただ、現行のインターネットパラダイム(ハイパーリンクグラフ)の覇者Googleが敢えてソーシャルグラフパラダイムへの転換スイッチを押したことには、改めて敬意を表する。企業にとって変化し続けることが生きることだ、というのを理解している経営陣だと思う。
ここから我々が論じるべきは、ソーシャルグラフパラダイムにおいてユーザーがより高いベネフィットを享受できるサービスはどのようものであり、それがどんな構造、どんな体系で提供されていくことがこのパラダイムにおけるユーザー価値と経済圏を最大化させることになるのか、ということだ。
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2007年11月02日
mixiのOpen Social対応宣言 -次のウェブ進化への転換点
今日、先日Googleが発表したSNS向けAPI「OpenSocial」にMySpaceもmixiも賛同する、というニュースが駆けめぐりました。
mixi、GoogleのSNS共通規格「Open Social」に賛同:ニュース - CNET Japan
ミクシィは11月2日、米国Googleが提供するソーシャルネットワーキングサービス(SNS)情報参照の共通規格 「Open Social」に賛同する意向を表明した。同社が運営するSNS「mixi」で現在稼働中のウェブAPIを、Open Social仕様に調整して順次公開する予定だ。
OpenSocialについてはGoodPicさんのエントリに詳しいです。
個人的には昨日アップしていたエントリの
Googleのソーシャルグラフ戦略 | 近江商人JINBLOG
つうか笠原さん、日本でも早くやろうよ!!
というのに笠原さんが呼応してくれたのか(タイミング的にんなわけないのだが)とおもしろがっています。が、実際のところそんなのはどうでもよくて、今回のmixiのアクションに伴って国内でもソーシャルグラフをGooglePageRank型のハイパーリンクグラフの次のプラットフォームとしてサービス事業者が活用してユーザーがユーザーの持つ人間関係に基づいた最適な情報生活を享受できる環境が整ったわけです。これはウェブ進化の次フェーズのスイッチです。
個人的にもマイネット・ジャパン的にも、この日を渇望し続けてきました。
ITmedia アンカーデスク:検索エンジンが「ユーザーのその日の気分」を知る方法(下) (1/2)
上原さんは言う。「わたしたちの生きている社会は、ごく小さなユニットに分解できる。そのユニットでどのような会話が交わされて、どのような興味対象が話題になっているかというのは、ネットの情報収集を高めていく上でとても重要な要素だと思うんです。個人それぞれにそれぞれのユニットがあり、ある個人にとって必要な情報は、その小さなユニットに依存している部分がある」
livedoorのID認証API公開とmixiへの期待 | 近江商人JINBLOG
個人的にはmixiのAPI公開をものすごい勢いで期待しています。これが成されたらサービス開発者は関係性データに基づく”ソーシャル”なサービスを提供できるようになります。mixiのソーシャルプラットフォーム上にさまざまなサービスが立ち上がることでしょう。そうなればmixiの社会インフラとしてのYahoo!超えは現実味を帯びます。
ここで言う「ブログ」というのは人の「意思」をWeb上に置いていくための入り口であり、「ソーシャルネットワーク」というのは人のリアルの「関係性」を Web上に置いていくための入り口である、という考え。この二つのアプリケーションが入り口となって母体形成が成されたのが現在のウェブ環境であり、「ソーシャルプラットフォーム」とでも呼ぶべきWebの2.0な姿なのだと思っています。
ようやくこの環境が整うからには、もちろん鬼の形相・嵐の勢いでここに乗っかって参ります。まずはnewsingから。そして、このソーシャルプラットフォームがここから3-4年かけて正常に成立するところまで、ぶっ込み切る考えです。どうぞよろしく。
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2007年11月01日
Googleのソーシャルグラフ戦略
一歩遅れたけど、この件。ついにGoogleがソーシャルプラットフォームに一歩踏み出す。
ウェブのハイパーリンクをプラットフォームとしてDB化し2.0の覇権を握ったGoogleが、ソーシャルグラフがプラットフォームとなる(ことは間違いないと私は考えている)もう一つ次の世代でまで覇権を握りかねない、という予兆。Orcutと比較すればFacebookの方がより密度の高いグラフを手にしているとはいえ、彼らが動き出したからには一筋縄ではこけないだろう。
唯一言えることは、Googleはこれまでソーシャルプラットフォームのベースを築くことにかけては「へたっぴ」であり続けてきたという事実。もしかすると、Googleがソーシャルプラットフォームのレイヤに向かうというのは、Google帝国崩壊の予兆になるのかもしれない。
Ad Innovator: Maka-Maka:GoogleのFacebookへの答えとプラットフォームの終わり?
Facebookのソーシャルグラフ戦略に対抗するために11月5日の週にGoogkeはMaka-Makaというコードネームによる、Google傘下のiGoogle、OrkutのソーシャルグラフをAPIとして11月5日の週に公開し、Gmail、GoogleTalk、その他のGoogleサービスと、他のソーシャルメディアとも共有する準備を進めているという。「Web as the platform」とも言える戦略で、Googleのプラットフォームに囲い込む戦略ではなく、双方向のAPIを公開することで他のソーシャルメディアとのソーシャルグラフのやり取りを進めることも検討されているという。
つうか笠原さん、日本でも早くやろうよ!!
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2007年06月19日
ビジネスブログが成立するためには
昨日のエントリーで書いた通り、イントラnewsingの便利さをたくさんの方に知っていただこうということで、私上原がイントラnewsingスタッフブログを始めてみました。
私自身、goo時代にブログマーケティングの走りのようなことを企画してブログを運営したり、マイネットの中でも社員全員ブロガーでいこう、ということで社員ブログを奨励したりしてきて、いろいろと感じるところがありました。
そんないろいろの中でもビジネスブログが成立する一番の条件だと考えている『個人としての声を発すること』について少し書いてみます。なおここで言うビジネスブログとは、企業の中で何らかのビジネス上の意図を持って運営されるブログ全般をイメージしています。
「個人」としての声を発すること
ブログというのは生来において「個人」がウェブに参加するための垣根を下げたツールです。このため、ブログの読み手に当たる読者の方々はブログの体裁をとっているウェブサイトに対して、個人のパーソナリティや個人のオピニオンを感じ取る姿勢で対面することになります。
読者が「個人」を感じ取ろうとしているところで「オンビジネス」のみのスタンスでモノを書き綴ってしまった場合、読者の方は顕在的か潜在的かはわかりませんが何らかの違和感や嫌悪感を感じて去って行ってしまうことになります。
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2007年06月17日
news2uの役員人事がすごい
神原さん、なんだかすごい人事ですね。
代表取締役社長 神原 弥奈子
取締役 財務・管理担当 平田 大治
取締役 営業担当 清水 勇介 (新任)
取締役 マーケティング担当 石谷 匡希 (新任)
取締役 技術開発・情報システム担当 野間 恒毅 (新任)
news2uを成分解析したら「news2uの80%はブログでできています。」と出ることでしょう。
というか、このところまた老舗ブロガーの方々の動きが激しい感じがします。初夏はそういう季節なんでしょうか。
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2007年06月12日
ようやくスパムコメント対策ができた
サーバ移転後長らく苛まれていたスパムコメントへの対策をようやく施すことができました。
このところのエントリーにいくつかコメントをいただいていたのに、スパム削除をしているときにせっかくのちゃんとしたコメントを削除してしまったりで、さすがにがまんならなくなったので、平日深夜2時過ぎから取り組んで、所要時間20分でできました。こんなにすぐできるならもっと早くやっておけばよかったです(^^;
これでまたブログをガシガシ更新するパワーが沸いてきそうです。
お世話になったのはこちらのサイトです。ありがとうございました!
MT-Keystrokesプラグイン Movable Typeコメントスパム対策 - WEBデザイン BLOG
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2007年05月23日
履歴書としてのブログ
「ブログは履歴書」である。
個人的にもブログのおかげで起業できたり、起業の仲間とブログで知り合っていたりする中なので強く実感しているし、ここ1年くらいあちこちで話してきていることではあるのだが、「ブログは履歴書」である。この流れはまだまだ加速すると思う。AdInnovator織田さんがAMNに絡めてこのことを語っていらっしゃったので反応。
Ad Innovator: 今日の解説:ブログは新時代の履歴書
この動きがことタイトルにあるように「履歴書としてのブログ」ということにつながるのではないかと考えている。日本でもAgile Media Networkに入っている人のように会社を辞めてブログに専念できる人も出てきたし、そうでなくてもブログによって自分の意見などを発信することで、所属する企業の外側での評価が上がり、転職をしやすくすることが起こっているように見受けられる。
時々「ブログを書いていて一番感じるメリットは何ですか?」と問われることがあるが、そのときにはまず「リアルで会ったときに自己紹介タイムが必要ないこと」と答えるようになっている。要は「履歴書」兼「思考経歴書」にブログがなってくれている、というところである。
もちろん、伝えたいことを広く伝える個人メディアであることや、ブログを介してのコミュニケーションが楽しい、というようなこともある。しかし今の時点で一番メリットを感じるのはブログを読んでくれている人とリアルでつながったときに、相手が自分の興味・思考・人となりをおおよそ理解してくれて話がスムーズに進むということだと感じる。より実際的なところで言えば、ブログを書いていることによって、営業の成約率が高まったり、アライアンス先との提携成約率が高まったり、というメリットを享受できる。
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2007年05月10日
クローズアップ現代のブログの話がおもしろかった件
昨夜は仕事でいっぱいいっぱい会社泊だったこともあり、丸1日遅れで一昨日のNHKクローズアップ現代『カリスマ続々登場!ブログ新時代』を見ました。こんなときにもちゃんとNHKの番組を追いかけられるYouTube万歳。
解決不能 - クローズアップ現代 アルファブロガー特集の動画紹介
文字でご覧になりたい方はこちらがお勧めだと思います。忘却防止。 - NHK クローズアップ現代『“カリスマ”続々登場!ブログ新時代』 を観ました
ちょうさん、徳力さん、藤代さん、佐々木さん。自分が個人的にも会社的にもとても頼りにしていて大好きな人たちが国民放送の電波にのって(それがエンコードされてサーバに上がっているやつ含め)全国に顔出ししている姿を見て、そこで語ってることがほんとにブログでもリアルでも電波でもまったく変わらないのを見て、なんというかもう、ブログっておもしろいなぁ、としか言いようがない。2004年から1周半して回ってきて再びおもしろいよブログ、って感じ。
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2007年05月01日
Web2.0はオヤジが作って若者がROMる
先日から「2.0サイトのトラヒックが全体の12%」という文言をあちこちでみかけるが、同じWeb2.0Expoのキーノートスピーチの内容について、メディア・パブ田中さんが取り上げていらっしゃるのでメモ。
メディア・パブ: Web2.0サイトの能動的な参加者,若者よりも中高年層が多い
代表的なWeb2.0サイトでは,能動的な参加者となると意外と少ない。大半のユーザーは,単なるROMユーザーか,人気投票に参加する程度とか。
さらに興味深いことは,Wikipediaやfrickr,YouTubeなどの参加型サービスにおいて,能動的な参加者は若者よりも中高年層が多いことだ。
ざっくり、今のWebは「オヤジが作って若者がROMる」という構造になっている、というとさすがにやりすぎかもしれないが、newsingを運営している中でもおよそ同様のことは感じている。従来から1:9:90の構造(1%の情報発信者、9%のコミュニケーター、90%のROMユーザー)はWeb2.0社会の基本構造としてサービス創りにも活かしているところだが、その3セグメントを個別に分析すると参加型サービスの活性化策も導き出しやすくなる。ぶった切りのやり方にはなるが、操作系のUIはベーシックに、閲覧系のUIは新奇性高く作る、というのなんかもひとつ。
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2007年04月22日
Diggは1万円のサーバで始まった
Web2.0ExpoでDiggの創立メンバーの一人がDiggの歴史を語っている。
【Web 2.0 Expo】創立メンバーが語る人気ソーシャル・ニュース・サイト「Digg」の裏側:ITpro
Web 2.0サイトの代表格として取り上げられることの多いDiggだが,Byrne氏によると,2004年に開設した際の規模は非常にささやかなものだったという。「立ち上げにかかった費用は2000ドル。プロジェクトの仕様を決める作業は,オークション形式で仕事をやってくれる人を探せる『Elance』で募集してやってもらった」(Byrne氏)。さらに,サーバーの台数は1台で,ホスティング料金は月額99ドル。サーバー・アプリケーションにはすべてオープン・ソース・テクノロジー,すなわちLAMP(Linux,Apache,MySQL,PHP)を採用したという。
「ある朝,サーバーにログインしたら妙に反応が遅くなっていることに気付いた。(ファッション・モデルの)パリス・ヒルトンの携帯電話がハックされて,プライベートな写真が流出していた。その話題を取り上げたDiggのページがYahoo!の検索インデックスに載った結果,アクセス数が1日で2倍になったのだ」(Byrne氏)。
なんというか、かなりの度合でシンクロしている。newsingの立ち上がりの時のサーバ代は8,800円/月・1台構成。主にブログで知り合った仲間たちで私の自宅に集まって開発を進めた。ご存知LAMP構成。そして、あるとき突然検索やポータルトピックス経由のアクセスが上がるが、大方は芸能か小エロのネタがきっかけだ。増資してパワーをかけられるようになった、という話も。いろいろ似てるようだ。
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2007年04月21日
アイデア募集・評価のためにnewsing
ブログをちゃんと更新するようになったらいろんな楽しいことがあるもんです。百式の田口さんがidea*ideaの中で私に絡んでくださってる。
Dellに続き、Sales ForceもDigg的な顧客要望サイトを開設 | i d e a * i d e a
Diggのクローンはたくさんありますが、このように企業向けにカスタマイズして販売するビジネスが今はいいのかもしれませんよ。ネットで流行っているものは同じ土俵ではなくて、エンタープライズ向けを狙うべきですよね。
日本でも誰かやってくれませんかね。個人的にはnewsingに展開してもらいたいところ。どうっすかね、上原さん。
newsingはdiggのクローンじゃないですよぅ、とか言いたかったりしますがそのへんはスルーにしておいて、製品・サービスの改善案やアイデアを受けていく用途で、newsingエンジン(=投稿・投票・ランキングのエンジン)を活かしていただく、というのはありですよね。
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ソーシャルメディアの7つの要素
少し前のものですが、AdInnovatorの織田さんのところでかなりうなずける「ソーシャルソフトウェアの7つの要素」が紹介されていたのでメモ。
Ad Innovator: ソーシャルソフトウェアの7つの要素
1. アイデンティティ:個人を認識するシステム
2. プレゼンス:オンライン、オフライン、近くにいるなどを認識
3. 関係:2人のユーザーの関係を記述する
4. 会話:システムを通して他の人と会話をする方法
5. グループ:コミュニティを形成する方法
6. 評判:システム上で誰が信頼できるかを知る方法
7. 共有:参加者が何か意味のあるものを共有する方法
これはかなり見事なまとめだと思う。今、newsingに足りないのは2と3と5だな、と。そう遠くない時期にnewsingを大きくテコ入れしたいと思っているので、整理する上でのいい参考になります。3と5については個人的に激しくソーシャル論者なので単純に人様がやっているところから一つ斜め上なことをしたいと思っているのですが、2はシンプルに実現したいな。
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2007年04月19日
株式会社バズマーケティング
名前を聞いた瞬間は「あ、またこういうのだ」と思ったが、記事の中身を見て驚いた。セプテーニの東さんが副社長に就いて、しかも自己資金出資してる。これは応援しなきゃ。
ブロガーを紹介する「ブロガー人材事業会社」、セプテーニHDとアライドが設立 - CNET Japan
バズマーケティングは、顧客企業に対してクチコミを利用したマーケティングやプロモーションの企画立案から実行までを支援する。また、影響力の強い個人ブロガーを集め、企業に紹介する「ブロガー人材事業」(アライドアーキテクツ代表取締役者社長の中村壮秀氏)を手がけていく。
正直、事業の部分はたいへんだと思う。「クチコミはコントロールできない」「クチコミは増幅させることはできても作ることはできない」という論は、「口コミ2.0」を書いた私・保田・藤代も、「クチコミの技術」を書いたネタフル小暮さん・みたいもんいしたにさんにも(先日のAMNのセミナーより)共通しているものだ。そんな中で今回のような事業を進めていこうとするときにはものすごい勢いで炎上と隣り合わせだ。クライアントになる企業の担当者も企画を行うバズマーケティング社も紹介されるブロガーも、相当のスキルと覚悟が必要だ。
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2007年01月23日
ユカタンにシンクロ
つい先日も「日本のWeb2.0の流れを作ったのはITmediaの岡田有花記者だ」という持論入りのエントリーをアップしたばかりですが、昨日岡田記者が週間まとめ記事の中で、SecondLifeについて私が感じていることと極めてシンクロなことをおっしゃってて驚いた、というかうれしかったので脊髄反射アップ。
ITmedia News:Second Lifeは日本でも流行するのか
「Second Life支局だより」なんて連載をしている身でこういうことを言うのもおかしいかもしれないが、Second Lifeを1ユーザーとして楽しむ方法が広まる前に、企業やメディアばかりが騒いでネタや販促に利用しようと躍起になるのは、Second Lifeの可能性をつぶしてしまうことになりかねないように思う。ユーザー不在のネットサービスほど空しいものはない。
いやはや、ほんとそのとおり。
関連: 2007年はSecond Lifeの年にならない | 近江商人JINBLOG
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2007年01月19日
アルファブロガー投票 -3年間のブームに最も影響を与えたこの人
FPNで『アルファブロガー投票企画』の2006年版が行われています。
FPN-アルファブロガー2006投票 中間報告
アルファブロガー投票は2004年の年末に初めて行われ、その時は梅田望夫さんや切込隊長、isologの磯崎さんら11名が選出され、インタビュー本が書籍化もされました。
そもそも「alpha blogger」というのはUSで「影響力の極めて強いブログの書き手」を意味する言葉です。その原点に立ち返って、私なりに真に影響を受けたアルファブロガーが誰か、を考えてみました。
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2007年01月14日
日本のブロゴスフィア・再び
12月に入って以降かなり仕事が詰まってしまって私のRSSリーダーのフィードはたまり放題になっていました。年末年始に相当数を読んだり飛ばしたりしていたのですが、今日になって長らく読んでいる系のブログ(梅田さんや隊長や田中さんや高広さんや田口さんなどなど)を一気読みしました。頭にたっぷり刺激が入ってきました。
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2007年01月07日
モノ系ソーシャルClogger
12月は本当にバタバタしていて、まともに世間の新サービスをチェックすることもできていなかったのですが、ようやく時間ができたのであれこれ触ってみています。
ソーシャル系のサービスも着々と進化していく中で、昨今はモノ系ソーシャルサービスがいろいろとでてきていますね。ビルコムさんのビルコレ、ドリコムさんのMONO+Listといったあたりが先陣を切って動き出し、12月にYatai.netさんが始めた「Clogger」が結構注目を浴びている様子。
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メーリングリストとCGMの違い
以下は先日「メーリングリストとCGMはどう違うのですか?」という質問を受けた時に返した回答です。備忘のためにアップ。今年は誤解を恐れず考えを言い切ってみるようにしようと思っています。
メーリングリストはクローズドなグループ内でのコミュニケーションにはとても適するツールです。ブログやSNSが華やかに騒がれる現在もメーリングリストは十分に機能しています。メールという誰もが使えるインターフェースで提供されているところが最大の魅力です。現在騒がれている意味でのCGMとメーリングリストの大きな違いは、インターネット側に蓄積されるかどうかの違いと言えると思います。ブログやSNSはインターネット側に蓄積するもの、メーリングリストは自分のPCのメーラーに蓄積するもの、という違いです。これは結果的に他人が事後に検索・参照して再利用できるかどうかの違いでもあります。
現在のCGMの特徴はユーザーが発信しコミュニケーションできる、ということに加えて、「検索できるデータベース」であることが重要なポイントです。CGMとはインターネットで形成される「群集の叡智」の一要素になるということを含意しているのです。
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Heartlogic おかえりなさい
年末年始にたまったフィードをあさっていたら、Heartlogicの小林さんが長らく休憩されていたブログを再開されたことに気づいた。小林さんは私にとってのブログの師匠のような方です。今はなきHotwiredJapanで連載された「2005年のコミュニティ・マーケティング」は先見性・分析力ともに秀逸の極みでした。
関連:コミュニティ・マーケティングの本質と、私たちとの関わり :小林Scrap Book
小林さんはブログ初期からPC/ネット世代論で梅田望夫さんに絡んだり、ネットコミュニティを突き詰めるためにモヒカン族のみなさんと絡んだりと、随所でいぶし銀の活躍を見せていらっしゃいます。個人的にはもっと前面に出て社会によりインフルエンスしていただきたい方の一人です。あと、「Heartlogic」(=「心&理論」の造語?)というタイトルが個人的に大好きです。
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2006年11月23日
死なないブログの7つの心得
ブログが死ぬとか寿命とかなんだかぶっそうな会話があちこちで交わされているのでちょっとだけ参加。というか、ブログ界隈でこういうふうにポチッと乗っかる感覚でいける会話がすっかり減ったように感じるのは自分のブログヲチ力が落ちているのかブログ界全体の濃度・熱量が落ちているからか。たぶんどちらもだ。
私は根元のところではブログというのは人それぞれの感覚で書くものだと思っているので、勝手に共通化した定義を論じるにはそぐわないものだと思う。
・「自分用のメモである」
・「日記である」
・「自己発信メディアである」
・「コミュニケーションツールである」
・「セルフブランディングツールである」
・「自分の分身である」
・「ロバの耳である」
などなど、書く人によって本当にまちまちなのがブログという存在だと思う。
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2006年11月19日
SMOとありがとう
SMO -ソーシャル・メディア・オプティマイゼーションという言葉が語られ始めたころにちょうどnewsingをはじめたこともあって、各所で語られるSMOについて、その本質と方法論はどんなものだろうかということはいつも気にしています。今回のITmediaに掲載された5原則はベーシックながらいい感じですね。
ITmedia エンタープライズ:ソーシャルメディアでビジネスを動かす(前編)――注目されるSMOとは?
1. コンテンツへのリンクを増加させる
他からリンクされやすいよう工夫することが最も重要なことで、それにはブログで情報公開することが効果的。また、ホワイトペーパー(製品・サービスの優位点や最新情報、技術解説などをドキュメント化したもの)の作成や、あちこちに散らばった情報を集めて統一フォーマットにすることも有効。2. タグやブックマークを容易にする
ソーシャルタグやソーシャルブックマークに登録してもらいやすいよう、自社のWebページにそれらサービスへの登録ボタンを配置しておく。3. リンクを張ってくれたメディアに報いる
ほかからリンクがされると、自社のブログ(もしくはWebサイト)は検索の上位にランクされやすいため、各情報にはパーマリンク(個別のURL)を設けて閲覧しやすいようにする。また、最近リンクをしてくれたメディアをサイト上で紹介して報いることも大切なマナー。4. コンテンツを伝播させる
自社サイトにPDFや映像・音声ファイルなどを置き、それらを自由に活用してもらう。それにより、より多くのメディアに情報が到達し、結果的に自分のサイトへリンクが誘導されてくる。5. マッシュアップを奨励する
他のメディアが情報をマッシュアップしやすいよう、コンテンツをオープンにする。また、RSSなどを利用すれば、自社サイトへのトラフィックが増大する。
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2006年10月15日
ネット発情報の伝播経路
先々週に発生して騒ぎが大きくなって人権蹂躙誌が火に油を注ぎまくったたいへん不愉快な事件について。
発生した事象は極めて悲しいことであるし、被害者の方(もう今や誰と誰が被害者やらよくわからなくなっているが)には遺憾の意を表明するところだが、今回の件で改めてインターネット発情報の流れのようなものを感じれたような気がする。
詳細を書くと気分が悪くなるのでまとめて言うと、「火をつけるのはネット、油を注ぐのはマスメディア」ということで、まだまだ世の中で情報が流通する上でマスメディアはクリティカルパスであることを再認識させられたということと、ネットコミュニティ伝播の二層化について。
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2006年09月07日
フラットに志村けん
志村けんさんがブログを始められたそうですね。newsing経由、ネタフルさんのところで知りました。
ありがとう
ここ最近、訪問者が増えてきたみたいだな。
昨日は1700くらいの訪問者があったね。みんなありがとう。
コメントもたくさんあって嬉しかったよ。
私たちの小さい頃からテレビの中のすごい人で、母親から「だいじょうぶだぁは見ちゃいけません!」と禁止されていたくらい遠い存在だった志村けんさんがこんなフラットな空気でブログしているのを見ると、すごく身近にすごく人間的に感じられてなんだかうれしくなります。
優香とか島崎和歌子とかの楽屋画像がおもいきり貼ってあったり、淡々とした口調でいかにも自然体が感じられたり、コメント欄にもゆるやかーな空気がただよっていたり。志村けんさんは元来かなりブログ的な人物だったのだろうと感じさせてくれます
なんとなく、久しぶりにブログのすごさ、フラットのパワーみたいなものを感じさせてもらいました。長く続けていただきたいですね。
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2006年08月25日
円熟アルファブロガー
ネットとメディアについて速報性・解説性とも国内有数レベルにあるブログ「メディア・パブ」。私も長らく愛読しているのですが、ITmediaにそのメディア・パブの管理人さんのインタビュー記事がアップされてびっくり。メディア・パブの中の人、61歳だったんですか!
61歳人気ブロガーが語る、Web2.0時代のアクセスアップ術
田中善一郎さん(61)がブログを始めたのは、勤めていたIT系出版社の定年を前にした2年前。「年を取って、聞いたことや学んだことをすぐに忘れてしまうようになったから。ボケ対策、備忘録です」――あくまで自分用だったはずが、熱心な読者が付き、ページビューは1日約2万。何もしなくても自然に増えるという。
堅い記事が固定客を、旬の記事が大量の“一見さん”を呼び込み、全体のアクセスが伸びていく。独自性のある記事さえ書いていれば、PRにコストをかけなくても、新規顧客がひとりでに増える。
還暦を過ぎた大先輩が新しいメディアの中で最先端の変化を捉えて、しかもこれだけのクオリティの発信を続けていらっしゃったとは、本当に脱帽。しかもまた、画像の笑顔がイイ!
正直、今まで見聞きしたりお会いしたブロガーさんの有様の中で、一番の驚きと畏敬の念を覚えました。これからも応援・愛読してます。
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2006年08月14日
ミクシィの上場 -これまでの振り返りと合わせて
ミクシィ、ついに上場ですね。笠原さん、おめでとうございます。
上場するとこれまで以上にいろんな雑音も増えてくると思います。どんなことがあっても、これまでと変わらず地に足をつけた経営とmixi/FindJob!の運営を進めていってくださいね。
2006年3月期の業績は、売上高が18億9300万円、経常利益が9億1200万円、純利益が5億7600万円となっている。
しかし、とんでもない利益率ですね。2003年後半から始まった今回の一連のムーブメントの、おそらく最大の目玉上場であり、今回のムーブメントを仕舞いにかかるマイルストーンになるのかな、と予測したりします。
以下、当ブログでのmixi&笠原ウォッチングの履歴など。
2006.3.3 「mixiユーザー300万人突破」の着目点
2006.3.1 Yahoo!JapanのSNS参入 -mixiとの比較分析
2006.2.10 今さらながらmixi機能追加とかのことを
2006.1.26 株式会社ミクシィ
2005.12.8 mixi 200万人突破とWeb of the Year 2005 総合大賞受賞おめでとう
2005.9.21 はてな、イー・マーキュリー共同勉強会
2005.8.24 笠原さん、今までで一番の笑顔かな
2005.6.23 mixiが日経ヒット商品番付に
2005.1.30 mixi分析5 -プレミアムサービス開始
2005.1.22 mixi分析4 -会員数30万人突破
2004.11.16 mixi分析3 -1000万PV/日突破
2004.11.14 mixi分析2 -ユーザクラスタ
2004.11.12 mixi分析1 -サービス特性
2004.10.20 ネットコミュニケーション市場俯瞰
こうしてまとめて振り返るとおもしろいものですね。2005年8月の100万人超え(と笑顔)あたりがティッピングポイントだったように思います。
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2006年06月14日
ソーシャルサーチの実現とはてな
ここ2年、ヤフーの井上検索事業部長は「シェアドサーチ」「ソーシャルメディア」「ソーシャルサーチ」などなどと言葉を変えてはずっと同じことをおっしゃっている。
ヤフーの次のテーマは「ソーシャルサーチ」、年内にも新サービス開始
ヤフーは2006年6月13日、検索事業に関する記者説明会を実施した。検索が次に進むべき方向は「ソーシャルサーチ」であると述べ、関連したサービスを年内にも開始することを明らかにした。ソーシャルサーチとは、世間の評判や意見、ユーザーの趣味や嗜好を反映させた検索のこと。
要は「Search with Wisdom of Crowds」ということ。たいへん素晴らしい概念だと思うし、早く実現してほしいです。「早く実現してください」と先日のWBS2.0の席上でお願いしたら、井上事業部長は苦笑いしていらっしゃった。ヤフーもすっかり巨艦・大企業化していて、いかに世間のニーズの半歩先をうまく捉えたサービスコンセプトとアクションプランを提示しても、そう簡単には実現できない体質になっているのでしょうね。
以前のエントリーでソーシャルサーチとソーシャルニュースのお話をしたことがありましたが、このところの中堅ポータル各社の雨後のタケノコソーシャルブックマークサービスリリースを鑑みても、そろそろ事業者みんながそちらを向こうとしてきて、インターネットサービスのマーケット全体が「具体的にソーシャル」を志向する段階に入ったといえるのでしょう。
そうなったときに、ここまで2年分ほど先を走ってきているはてな(特にはてなブックマーク)やmixiがどのように生き残っていけるか。熱量の高いコミュニティユーザーの濃いネットワークの網の目を作り上げてきたことが、中堅~大規模事業者参入でマーケットの裾野が広がるこの段階でマイナスに働くことが懸念されます。特に心配なのは比較的一般ユーザーの取り込みに成功したmixiより、ギークの蛸壺になっているはてなの方です。あれだけオープンな会社ながら、そのオープンさに引きつけられて集まったユーザーが集合体となったときには結果的に排他的なネットワークを形成してしまっているところが皮肉です。はてなブックマークTOPの「最近の人気エントリー」がすっかり「まとめサイト&ネタサイトクリップ集」になって、一般ネットユーザーの思考からどんどんとかけ離れていっているところなどがそれです。
上記、以前のエントリーでも指摘している通り、はてなブックマークが一定セグメント/コミュニティのユーザーにとって最適化されたソーシャルサーチ・ソーシャルニュースの可能性を国内のインターネットユーザー/事業者に気づかせてくれたのは間違いのないところです。その功績を保って、次の段階へ脱皮していただきたいものです。
いつの間にかはてな危機論になっていました。本論は「ヤフーさん、すばらしいコンセプトは早く実現して」です。なお、個人的には現在「ソーシャルニュース」に対してアクションを打っています。
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2006年05月30日
ブログをあさましくこすってみる件について
一部の方にはもうお気づきで、かつうざがられているところかと思いますが、当近江商人JINBLOGの記事単位のAdsenseの掲載形態を、数ヶ月前に一部で「あさまし系」と呼ばれた「タイトルの下、本文の手前」に置いてみるテストをしてみています。
いくつかのブログでこのあさまし系Adsense位置に切り替えられていることに対し、当初はムムムと思って見ていましたが、最近のブログやSNSがブームを超えて現実経済社会への適合(有償ブロガーNWリリース配信やブログログのマーケティグデータ化販売等 ・・・おそらくブログスフィアをこすって浪費していく流れ)を始めていることを鑑みるに、ひたすらにブログ原理主義的な振る舞いに拘泥することよりも、その波に一度飲まれてみながらその実態をつかんでみることをしてみようと考えてのアクションでした。
※複数の方からアドバイスやコメントをいただき、内容を修正しました。
軽率な内容が含まれていたと思います。申し訳ありませんでした。
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2006年05月15日
新たなプレゼン手法『大橋メソッド』
11日に開催された、シゴタノ!管理人である大橋さんの「『手帳ブログ』のススメ」出版記念セミナーにゲスト(というより、ただのちょっかい出し役w)出場してきました。
大橋さんとはFPNにまつわる諸々でご一緒させていただいていて、今回の件はパソナテックさんが「キャリアの岐路に立つエンジニアを応援する」というコンセプトで運営されている「あすなろBLOG」のプロデューサー堀川さんのセッティングに二人して乗っかってのセミナーという場でした。(16日に私もブログセミナーをすることになっています。)
大橋さんのセミナーの内容はITmediaの記事(タイトルのキャッチーさもあってランキング上位に入っている様子)をはじめとして多くのブログでも取り上げられていますので、ここでは少し裏側の話を。
今回の大橋さんのセミナーは事後の参加者のブログを見ていてもたいへん好評だったり、今回のセミナーに参加してブログを始めたという方が何名もいらっしゃったりで、ブログセミナーとしては明らかに成功の部類だったと思います。その背景にあったのは、大橋さんのLifeHackな知見、人柄、トークの質ももちろんのことながら、そのプレゼン手法によるところもあったように思います。
その手法は「高橋メソッド」と「もんたメソッド」の組み合わせに独自の味付けを行うというスタイル。
日本Rubyの会?の高橋征義が提唱するプレゼンテーションの手法。* とにかく大きい字で * スライドあたりの字数は少なく * 簡潔に を特徴とする。
午後は○○おもいッきりテレビ」でみのもんたが行うように、文章の一部分を隠しながらプレゼンテーションを行う。観客にネタを振ることもできるし、笑いもとる事が可能だ。
今回の大橋さんのプレゼン手法は、390枚ものスライドに字数少なく大きな文字で、タメを作るポイントでこれまた大きな挿絵を入れて。テーマを大きく5つ程度に分け、そのテーマ毎の冒頭と最後に2度重要部分を穴あきにしたノウハウ箇条のパワポを挿入する。プレゼン時は冒頭穴あきでネタばれをさせておきながら、最後に再度全く同じ穴あきパワポを見せ、会場全体がすでに覚えている穴あき部分を音読することを促して、まるで小学校の授業のように「教室中が先生の教えを復唱する」という姿を演出して会場全体の一体感・納得感を高揚させる。
いやはや、見事でした。これを思い切って「大橋メソッド」と名づけてみましょう!
6月8日に今回の深堀り、「仕事に活かすブログ術・実践編」をされるそうなので、「大橋メソッド」を味わいたい方はどうぞ。
関連: シゴタノ!での後録記事
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2006年05月09日
ブログの影響力と値段を測る
ネタフルさんが拾っていたブログの影響力を測定するツール「Blog[!]influence」。Technorati、Yahoo!、の被リンク数、Bloglinesの購読者数、Googleのページランクを掛け合わせて数値にするものの様子。
やってみた。
* technorati Blogs linking: 225
* technorati Post linking: 440
* yahoo Webs linking 3660
* bloglines Bloglines subscribers: 189(blogid:1191138)
* google Google PageRank: 4
比較用に、最近オフラインでお仲間になった「【無料ブログ比較なら】まあ待て、ブログを借りる前にここを読め。」さんは、
* technorati Blogs linking: 832
* technorati Post linking: 1427
* yahoo Webs linking 4560
* bloglines Bloglines subscribers: 110(blogid:2857258)
* google Google PageRank: 4
おー、さすがさすが。
ついでに、以前流行ったテクノラティの被リンク数ベース(と思われる)でブログの値段を測るやつもやってみた。

My blog is worth $122,505.18.
How much is your blog worth?
$122,505ドルか。 ざっと1,350万円。・・・ 1,350万円 !!
ァ'`,、'`,、'`,、'`,、'`,、'`,、'`,、
'`,、'`,、'`,、(´▽`) '`,、'`,、'`,、'`,、
まあこれはネタとして、事業に「ブログ」と名がつけばなんとなく値が高騰する状況はそろそろ終わりに差し掛かっていると思いますので、地に足つけて2.0を収益にする努力を進めて行きたいですね。
そんな中、最近ホットだなぁ、と思ってみているのがアイカワさんのブログ「じだらく」。やっぱりブログは「勉強中」モードで書いているものが一番おもしろいなぁ、と思ったりします。ブロゴスフィア全体が「勉強中」の空気を閉じ始めているように映るのが、もう「ブログ」というワードが下りに入るのだろうという危惧を感じさせるのだろうな、と。
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2006年04月25日
GREEとはてなの口コミ広告
GREEとはてなが口コミ広告で提携 -切込隊長BLOG
口コミ広告のネタを切込隊長のところで見つけるというのもヘンな話なのだが、まあなんというか、それくらい香ばしさ漂ってるネタだということだと思う。
元ネタはこちら。
グリーとはてな、SNSで「口コミ」広告 -NIKEEI NET
新手法の「グリーはてなクチコミプロモーション」は、会員の日記に「A社のB(商品名)が欲しい!」といった書き込みが増えることを促し、商品の知名度を上げる仕組み。会員が書き込み後も話題として取り上げる効果を見込んでおり、商品の印象をSNS内の口コミで広げる。
何がそんなに香ばしく感じるかというと、今時点でまだ両社ともプレスリリースも出していないくらい(単に日経にすっぱ抜かれただけかもしれないが)なんとなく後ろめたいところを感じてるんじゃないのかな、という印象を持つからかな。
以前('05.2月)、初めてはてながブラザーのプリンタでこの手法を実行したときには、CGMならではのBuzzマーケティング手法としてかなり秀逸なものだと感じたのだけど、実際に商売ごととしてこれを出していくとなるとまた話は別。
こういうものって効果が出るかどうか以前に効果測定自体も難しく、その点についての明示がないと、クライアントだけではなくユーザー側にもわだかまりが残り、コミュニティとの付き合い方次第では最悪の事態(大炎上)を起こしかねないリスクをはらんでいる。しかも起こる時にはクライアント商材周辺での炎上となるだろうから両社の将来にも関わる。そら恐ろしい。
こういったビジネス的にNewな取り組みはユーザー属性的にはGREEユーザー(学生~ガツガツビジネスマン)には熱を与えるかもしれないが、はてなユーザー(ギーク~いい意味でのおたく)からは結構酷評されるんじゃないかな。そもそも双方のユーザーはそれぞれお互いのことをよく思ってないんじゃない? 「両社の合計約70万人の会員基盤を生かし」とか言っても、コミュニティでBuzzマーケティング打つ上では母数もさることながらアクティブ率=コミュニティの熱量の方が重要なんだし。
文句ばっかり言っていても仕方ないので、自分ならどうするか、という意見を言ってみると、まずその両社が合同で、というのではなく、単社、個々のコミュニティで執行するでしょうね。GREEで実施する分には、エントリー数・コメント数・PV数などを定量指標で測定して成果報酬型で販売し、あまり「コミュニティの熱量でバズ!」とかいうような体を大きく見せるような打ち出し方はしないかな。
はてなで実施する分は、一旦クライアント候補が出たところではてなコア市民にその商品のPRを大規模展開することへの意見をもらい、コア市民のお眼鏡にかなったクライアントの商材のみを一社提供的にはてな全体で盛り上げにかかる、と。単に「A社のBほしい」手法だけではなくて、川崎さんのすごいアイデアで絶えずサムシングニューを組み込んで試行を繰り返す。その折は「Buzzマーケティング一式」みたいな見積しか出せないでしょうね。それに乗ってくれるクライアントしかとっちゃいけないでしょう。
とかなんとか勝手なことを言いましたが、ネットコミュニティ広告の興味深い取り組みであることには間違いないので、展開を見守りたいと思います。
こんなものも参考に。
顧客参加型マーケティングのつぼ 痛い目に遭った米GM
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2006年04月05日
ふとしたブログ論
このところ書き仕事をいくつかいただいて進めている中で感じていることを綴ってみる。ある意味これまで私が発してきたこととの齟齬は否めない内容なのでご容赦いただきたい。
紙媒体にモノを書いてそれが残っていくというのはたいへんうれしいことではあるがその責任の重さというものはブログで情報を発信しているのとはまた異なるものがあるのを感じる。当たり前といえば当たり前。特に自分の今この瞬間の興味の中心にあるものとは異なるものを書いているときにそれを強く感じる。その違いがどこにあるのか、ということを考えてみると、おそらくそれは「誰に向かって書いているか」というところにポイントがあるのだろう、ということを思う。
ブログであれソーシャルネットワーキングであれ、このところのムーブメントの中で成立してきているインターネット上での情報発信手段は、一見メディア的なものに映るところがあるために「コンシューマー・ジェネレイティッド・メディア」などという呼び名もついてもてはやされている(私自身ももてはやしている側の一人であるが)が、それが発信者個々人の自己管理世界の下に存在しているというところに、これまでのマスメディアなどとの違いがあると感じる。
ブログがインターネット全体に対する情報発信手段であることは確かなのだが、それの存在場所があくまで書き手自身の管理下にあることで、その情報が是であれ非であれ読者側はそのあり様を根底から批判したり礼賛したりすることはできない、もしくはしても不毛なのではないか、というようなことを思う。
なぜなら、ブログでもSNSでもその情報の置き場所自体が書き手の所有物であり、究極の目的が人に何かを訴えること自体ではなく、自分の経験なり能力なり金銭なりの報酬に帰結するようにできているからだ。つまりその言葉は読者には向かっていない。読者は、読者と向かい合っていない文章に向かい合いすぎることは不毛だし、その本来向き合っていない熱量の相互関係からはあまりいい結論は得られないような気がする。おそらくそれなりに生暖かく見守ってみたり、適度に参考にしてみたり、トラックバックやコメントで適度な濃度のコミュニケーションをとっておくくらいがちょうどいいのだと思う。
ブログは自己分析に最適、とか、ブログでの出会いが自分の幅を広げた、とか、ブログは自己研鑽である、とか、ブログでセルフブランディングとかいったブログお役立ち論はそこここで見られるようになった。ブログというものの効用が最適化されるのはやはりそういった「自己」に向かうときなのだろうと思う。反対に、既存のマスメディアであれ、ネットの中でも集約サイト・集合型サイトのようなものであれ、所与において「他」に向かうことを目的としている場においては、より読者に対してマーケティングされた文章が意味を持つのであろう。
ブログを書くのにメディア向けと同じ気分で書いていちゃ、本来の意味さえも失ってしまうということだ。ブログのはずがマス媒体気分になってしまう、というのはブログのアクセス数が増えてくるとよくはまるワナなのではないかな、と思う。
忘れちゃいけない。ブログは自分のために書くのだ。
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2006年03月18日
あすなろBLOG
3月17日、パソナテックが「エンジニアの明日を応援する」というコンセプトの下で、「あすなろBLOG」と銘打つブログサイトをオープンしました。
キャリアを考えるエンジニアのブログ・「あすなろBLOG」をオープン
自分のキャリアを真剣に考え、価値観・スタンスを認識し成長しようとするエンジニアに役立つコンテンツを用意し、多くのエンジニアのコミュニケーションの場として運営してまいります。
昨日その会見があり、メディア同様にブロガー10数名が大手町のパソナ本社ビルに集まってリリース発表が行われました。最近、徐々にリリース会見にブロガーを招待するケースが出始めていますが、今のところ多くは好意的に受け止められているようですね。
発表の折に担当の方が「20代後半から30代前半の、人生の壁にぶつかっているエンジニアが、少し前を行く人々のライフスタイルやワークスタイルを知ることでちょっと背中を押せるようなサイトに」というようなことを言っていたのが印象的で、ちょっと共感でした。
30歳を迎える前後に「このままでいいんだろうか」的なことを思う”30歳病”みたいなものは、誰も多かれ少なかれ感じるものだと思うし、それが大体の場合はキャリアの岐路になったりもして、そこにパソナテックがいたらちょっと相談もしたくなるよね、と。
サイト自体は6人のエンジニアブロガーのエントリーを中心に、SixApartの関社長のブログ、パソナテック社の社員ブログ・社長ブログ、トラックバックセンターで構成されているいわゆる”ビジネスブログ”。ここからの企画次第でどう転ぶかはまったくわからない、というところでしょうか。
リリース会見の後、パソナ本社の「地下農場」でパーティが行われ、食事と農場の見学がありました。地下で稲ができる、というのには純粋に驚き。平日昼間はフリーで入れるそうなので、都会の癒し空間として使いよいかもです。

「あすなろBLOG」。個人的には、FPNでよくご一緒しているシゴタノ!の大橋さん、P2P Todayの横田さんが執筆者に名を連ねるということと、企画時に少し相談を受けたところもあって、これからの進展を大いに期待しています。
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2006年03月08日
Cycle of Wisdom of Crowds
忘れてませんか?
人気の高さとバグの少なさに関連性?--オープンソースソフト調査 -CNET
コード解析ツールメーカーのCoverityが米国時間6日に発表したところによると、いわゆる「LAMP」と呼ばれるオープンソーススタックは、調査の対象となった32のオープンソースソフトウェアの基準値に比べて、バグ密度が低いことがわかったという。バグ密度とは、一定の行数のプログラムコードに含まれるバグの数を示すもの。
LAMP環境のバグ密度の低さが証明されたとのこと。
そもそも、オープンソースの思考自体がインターネット的なものだし、多くの人の知恵を集めることができたなら、それが価値を生み出すことになると考えてしまいがちだと思う。実際、それは大きな価値だとも思う。しかし、オープンソースでありさえすれば価値は成立するかといえばそうではない。そこにはそこの競争があり、卑近ではあるが群集の叡智の流入量により精度に差が現れる。
当然といえば当然だが、単純に「Wisdom of Crowds」を利用しようとしてもそれが必ずしも成立するわけではなく、性善なコミュニティ、参加者をモチベートするに十分な汎用性・可用性、より多くのエンドユーザーにディストリビュートされフィードバックを得られるマーケティング、がしっかりと循環するサイクルができていることが必要だということ。
当たり前? いやいや、最近の2.0ブームに乗ってしまって、みんなが意外と忘れがちなことですよね。
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2006年03月03日
「mixiユーザー300万人突破」の着目点
mixiのユーザー数が300万人を突破しました。100万ユーザー突破に1年5カ月、100万人から200万人には4カ月と1週間かかりましたが、200万人から300万人には3カ月弱で到達した、ということで一層加速度を増しているということになりますね。
1日あたりの平均増加人数は、2月第4週で1万4000人。1日あたりのページビューは1億5000万。コミュニティ総数は49万。3日に1回以上ログインするユーザーの率は7割を維持している。 mixi日記の総数は9500万、コミュニティのトピック(スレッド)総数も493万7000件で、ユーザー数200万人時からそれぞれ1.5倍に伸びた。
数字がグングンと伸びている点は今や特筆することではなく、純粋に「すごい成長力だ」というくらい。ただ、「3日以内ログイン率70%」という数字を2年間維持し続けていることはいつ見ても驚かされる。この数字はとにかく普通ありえないのです。
そんなありえない数字を保っている源泉が今回の記事には表れています。
同社の笠原健治社長は「ネットの世界で300万人は特筆すべきではない。300万人が楽しみ、フルに活動する中で、信頼に応えることができて始めて価値ある数字だと思う。今まで通り一歩ずつ着実に歩みを進めると同時に、その歩みを速め、全社一丸となって『mixi』を支えたい」などとコメントしている。
「全社一丸となって『mixi』を支えたい」
この言葉に笠原さんの姿勢がうかがえます。『mixi』は自社のサービス・プロダクトとしてではなく、ユーザーのコミュニティそのものが『mixi』であり、株式会社ミクシィはそれを支える運営者である、という認識ですね。このスタンスがmixiをここまで成長させた源泉だと思いますし、第1世代・第2世代の経営者には真似のできない思考だと思います。インターネットは1:Nの情報メディアではなくN:Nのコミュニケーションプレイスであり、事業者はその場で人や情報がより適切に流通するようにサービスを構成する役割を果たす、という考え方ですね。
そう考えると、Yahoo!がYahoo!というブランドでSNSを展開する以上は、いつまで経っても本質的にmixiに勝つことはないように思えてきました。「Yahoo!」はユーザーの気持ちの中で場とコミュニティそのものの名称にはなり得ませんものね。もちろん、ブランド以前に経営の思考が変化しないと始まらないわけですが。
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2006年03月01日
Yahoo!JapanのSNS参入 -mixiとの比較分析
'06年2月28日、巨人Yahoo!Japanがついに日本のSNSマーケットに参入しました。このマーケットで事実上オンリーワン化しているmixiとの正面衝突がどのような結果となるか、まずは4つの視点から分析してみたいと思います。
1.Yahoo!Japan SNS参入の目的
2.mixiの強みと弱み
3.コミュニティ運営に弱いYahoo!Japan
4.Yahoo!360°を使ってみて
ヤフー、日本でも「Yahoo! 360°」を開始してSNSに本格参 -CNET
ヤフーは2月28日、ブログとソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を組み合わせた新コミュニケーションサービス「Yahoo! 360°」(ベータ版)を開始した。米Yahoo!では、すで に2005年3月29日から開始されているベータサービスだ。
1.Yahoo!Japan SNS参入の目的
今回のYahoo!JapanのSNS参入の目的はYahoo!Japanの井上検索企画室長が度々唱えてきた「ソーシャルメディア化」にあることは間違いありません。「信頼できるユーザーの仲間たちが保存しているページだけを検索することで、目的の情報が見つけやすくなる可能性がある」と語っている通りで、現時点でははてながはてなブックマークによって実現している「はてな市民に最適化されたサーチやニュース」と同様のサービスを、SNSでつながっているより狭い範囲のコミュニティ内で最適化することを狙っていると思われます。
Yahoo!がこの目的に近づくためには、ユーザー自身がYahoo!のSNS内での「友達登録」や「ブックマーク」「タギング」といった行為を進んで行うことが必要で、Web2.0的なソーシャルサービスの基本である「自分のためにやることがデータとして事業者DBに蓄積され、それが勝手にみんなの知恵になる」という回転が回るサービス機能の提供とコミュニティ内の性善な文化の醸成が必須となります。この点については、後述3のYahoo!のコミュニティ運営の弱さは大きなネックとなるでしょう。
2.mixiの強みと弱み
mixiがYahoo!のSNSを競合と位置づけたときに最大の強みとなるのは、やはり2年間の先行期間で積み上げた300万人のアクティブなユーザーコミュニティです。SNSはネットサービスの中でも特に「ネットワークの外部性」(参加者が増えれば増えるほど場の価値が高まること)の強く働く分野です。加えてそこに招待制とリンク関係というユーザー間の強固なつながりの網の目と自浄作用を組み込んだままに300万人まで広げてきたコミュニティは、例えYahoo!が1000万人近いY!プレミアムとYBBのコミュニティ濃度の薄いユーザーを突然SNSの器に放り込んでも決して真似できるものではありません。むしろ、3月~5月で適度にコミュニティ濃度の濃いユーザーコミュニティが育っても、濃度の薄いユーザーが大量に入ってきた時点で全体としてアクティブ率の低い面白みの薄いコミュニティとなってしまう可能性が高いでしょう。集客力は記名コミュニティにおいては諸刃の剣となります。
またもちろん、mixiにとってはその70%が3日以内アクティブ率を保っている300万人のユーザーが相互に最大のコンテンツとなっていることもポイントです。
反対にmixiの弱みは、Yahoo!US配下のFlickrやdel.ici.ousといったサービスと比較して、ソーシャルブックマークやタギングといった機能を投入してきていないことによりソーシャルデータの蓄積の仕組みが不十分であることと、「資本力」です。
前者はユーザー母数が増えれば増えるほどユーザーにアクティブに利用させることが困難になるタイプの機能であるため、Yahoo!のSNSが日本のネットコアユーザーに浸透している上記のブランドとUIでその機能を組み込んできたときには、コアユーザー離反のきっかけとなりえるでしょう。
後者の弱みはYahoo!と比較したときには言わずもがなになってしまいますが、特に先日のmixiニュース開始と「ポータル化報道」で一部ユーザーの反発を招いたタイミングということもあり、Yahoo!のSNSがUSにおけるMySpaceのように多ジャンル展開でのポータル化競争に土俵を持ち込もうとしたときには資本の勝負となるため不利を受けることになります。
3.コミュニティ運営に弱いYahoo!
反面、Yahoo!Japanがこれまで取り組んできたコミュニティ運営において、あまり上手く行った例がない、という点は重要です。荒れるYahoo!掲示板、回答率の低いYahoo!知恵袋、そして、集客力が直接効くブログでもサーバの重さが不評で中位に甘んじていることなど、ネットの巨人であるがゆえにネットコアユーザーが性善化せずに好ましいコミュニティ文化が築けなかったり、大企業病の予兆かインフラ投資のサイクルが遅いことなどが良好なコミュニティの形成を妨げているようです。
Yahoo!Japanにとっての唯一の成功コミュニティサービスである「Yahoo!オークション」との間にカニバリゼーションがある(SNS内で認知したユーザー同士の取引には関与できず、手数料を取れない)ため、サービス間の連携が困難であろうこともネックとなるでしょう。
4.Yahoo!360°を使ってみて
さっそくYahoo!360°日本語版(日本では仮称)を利用してみました。マイページ・リンク・日記・コミュニティ(準備中)・メッセージ・足あとといった機能はほぼmixiの成功例を踏襲しており、特に目立つところはありません。mixiにない機能として、友達へのタグ付けをして友達管理ができる機能やデザインテンプレートの変更機能、メッセージ同報機能、友人のトップに表示される「ひとこと」機能といったものが特徴となっています。
使用感としては、mixiを真似ただけのライブドア・フレンドパークなどと比較すれば新味もあります。ただ、コレという惹きになる機能がないことも事実です。上記でも触れた、USで人気の高いソーシャル系サービスが当初の設計には組み込まれていないため、当面大きなユーザー動向の変化は見られないものと予測します。
今回のYahoo!JapanのSNS参入によって勢力図がどのように変化するかはまだ流動的な状況と言えますが、まだまだインターネットコミュニティは本当の意味での「一般の人々」にとって居心地のいい場所ではないこともまた事実であり、このSNS競争がより多くの一般ユーザーをインターネットに参加させていくきっかけとなることを期待します。
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2006年02月28日
ブログにもSNS機能
mixiのユーザー獲得・粘着性の有り様を見たときに、ブログへのSNS機能・RSSリーダー機能・掲示板コミュニティ機能の追加は自然ななりゆきと感じられます。
BIGLOBE、ブログサービス「ウェブリブログ」にSNS機能を追加 -CNET
NECのインターネットサービス「BIGLOBE」は2月23日、ブログサービス「ウェブリブログ」で、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)機能を提供することを発表した。提供は3月1日から。
では、猫も杓子もmixiに類する機能=コミュニティ機能を追加していけばユーザーに喜ばれるのかというと、否。コミュニティ志向型のブログサービスには自然とそういったユーザーが集まっているし、機能重視のブログサービス、収益重視のブログサービス、とそれぞれにそれぞれのコミュニティベースに合ったユーザーが集まっている。
今回のウェブリブログに多いユーザーがどういった特性を持っているかはわからないが、単なる流行後追い施策にならないようにがんばっていただきたい。
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UI秀逸 Amebaのクチコミ評判検索
このUIは秀逸です。
「Amebaクチコミ評判検索」が開始--開発中のサービスを公開するラボも設立 -CNET
Amebaクチコミ評判検索は、株式銘柄や映画タイトルなど、特定のカテゴリーのキーワードについて、ブログ上でどの程度話題になっているのか、また好感を持たれているかについてグラフで見られるサービスだ。
最近はブログ検索をベース技術として、UIを工夫することでクチコミの可視化を実現するサービスが次々と表れていますが、今回のAmebaの取り組みは話題の.jpや芸能証券、kizasi.jpなどと比較しても、直感的な折れ線グラフ・棒グラフがわかりやすく、一般のユーザーにも伝わりやすい表現と編集を実現しています。ちなみに、キーワードをクリックした結果画面を下までスクロールしたときに表れる豚?のタイマーとその後にノークリックで次の検索結果が出るインターフェースをajaxで実現しているところも、チャレンジングでたいへんおもしろいです。
単純なブログ検索の対象となる検索インデックス数は60万強と、1億というラインを見据えるgooブログ検索やTechnoratiなどには遠く及びませんが、今後いっそうニーズの高まりが予想されるのクチコミ情報の提供をUIの工夫でユーザーによりうまく伝えるお手本として注目に値すると思われます。
参考に、微妙にあやしいけどがんばってほしいクチコミ検索「BuzzTunes」の記事。
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2006年02月21日
トモモトの閉鎖
感謝の意をこめて。
トモモトはビジネスパーソン向けSNSで、2004年3月に開設した。会員数は約6000人。同社の主力事業であるSNSシステムのOEM販売に経営資源を集中するため閉鎖を決めたとしている。
日本初のビジネス向けSNSトモモトの閉鎖、感慨深いです。2004年春頃から林立したSNSの中でも、一時は「No.1のGREE、趣味のmixi、ビジネスのトモモト」と言われたときがありました。私自身はその中でもmixiを中心にどっぷりSNSワールドにはまっていった経緯はありましたが、今現在もトモモトで培われたコミュニティに参加して知り合い、公私において素敵なお付き合いをさせていただいている人が数多くいます。その中でも誰より一番の出会いは、トモモトの代表であり今はいっしょにRTCカンファレンスを主催している保田隆明さんです。トモモトがなかったら、きっと私は彼と知り合えなかったし、RTCでたくさんの素敵な人と出会うこともできなかった。もしかしたら、「アルファブロガー」の出版もなければ、近江商人JINBLOGをここまで続けることもなかったかもしれない。不思議な縁です。
2年の期間を経て閉鎖はすれども、トモモトが培った人と人との出会いと関係、そのコミュニティは明確に「価値を生み出した」ものだったと思います。
改めて、トモモトに感謝を込めて。ありがとう。
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2006年02月16日
gooブログチーフプロデューサー村井説人氏インタビュー
本業の方で、gooブログチーフプロデューサーである村井説人氏に、gooブログの取り組みと今後のブログ・インターネットについて聞いたものを記事にしました。独立系ではないブログ事業者の運営の声というのはなかなか聞く機会がないということもあり、個人的にはなかなか興味深い話が聞けたと思っています。よろしければご覧ください。
■gooブログチーフプロデューサー 村井説人氏(前編)
■gooブログチーフプロデューサー 村井説人氏(後編)
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2006年02月10日
今さらながらmixi機能追加とかのことを
ここ3日ほど落ち着いてmixi見れていなかったので、だいぶ今さらながら今回の機能追加&UI変更について。
結論から言うとよいアクションだったと思っています。
ニュース機能については、いまだに70%の3日以内アクティブ率という粘着力を持つmixiという場に日常に必要な情報が掲示されることで、ユーザーにとってはより効率的に必要な(マスな)情報に接することができる、というメリットがありますから。
1年半前のmixiだったらユーザーがピックアップするとかSBMといっしょにとかいったもっとユーザーベイスドなニュースを出そうよ、と思えたかもしれません。しかし今のネットユーザー内マス化の段階(個人的には3周目と呼んでいる)に入っているmixiに期待されるのは、ユートピア的インターネットの理想を追求することではなくて、より裾野の広い人々にインターネットコミュニティへの接触と体感をもってもらうことだと思います。そして次の次の段階くらいに来る、より裾野の広がった群集の叡智を日本のインターネットにためていってもらうことなんだと思います。
そのためにはユートピア的(気分、Folksonomy的とか非エスタブリッシュメント的とでもいっておこうか)な理想論は脇においといて、インターネット原理主義者なユーザーに落胆を感じさせてでも一般に寄った人々によりわかりやすく便利なサービスを提供していくことが求められているのだと思います。それに呼応したのが今回の機能追加なのだろうな、と。
もちろん、XMLで構造化したWebがどうしたとかややこしいことを言わなくても、一つのDBの中に格納されていくらでもつなぎ合わせることのできる270万人のユーザーと、CGMでもマス媒体情報でもいいからmixiに存在している情報を関連付けてよりユーザーにとってちょうどよい情報を提供していくという、大枠としては流れに反していない取り組みの方向があることで、mixiのmixiたるところ、日本のネット界で最大のCGMサービスであらせてもらっていることへの裏切りは決して犯していないというところがやはり笠原さんのバランス感覚のよさなんだろうな、と。
あとまあ、ヘルプの露出を高めること、広告(予定)領域を追加したことなんかは、mixiの運営上、今までよくがまんしてきましたね、というのが正当な至極基本的な運営効率とか収益効率とかの向上施策ですので、普通に受け入れるものなんだろうな、と。
右に広がったことがうざいのは間違いなく事実なわけだけど、
・・・やっぱりどうかんがえてもうざいわけだけど、
過去にバナー広告はじまったときとか検索バー出てきたときとかにあれこれ文句はあったけど、結局はmixiから離れられずにいるみんながいるわけで、そんなことより何より今まで一番mixiに落胆したのは1年ほど前の13時間連続アクセス不能状態のときだったわけで、要は必要なものは必要なのであって、その必要なもの=インフラに対しては”慣れ”ていくように人間はできているのだ、ということだと思う。
まあなにせ右に広がったことがうざいのは間違いなく事実なわけだけど。
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2006年01月26日
株式会社ミクシィ
mixiを運営するイー・マーキュリー社が、2月1日付けで社名を「株式会社ミクシィ」に変更することを発表しました。
イー・マーキュリー、社名を「株式会社ミクシィ」に変更。事業の中核に
代表取締役の笠原健治氏は、「同サービスを事業展開の柱とすべく社名変更を決定しました」としている。
同社では、mixiを「OS的役割を担う事業」と位置づけ。すでに展開しているIT系求人サイト「Find Job!」や新サービスをmixiというOSでアプリケーション的に機能する事業構造をめざすという。
これはもちろん大きな賭けです。
先日笠原さん自身が語っているとおり、ネットの会社/サービスには普通の産業以上にサイクルの早い栄枯盛衰があります。みんなに愛されるインフラ的サービスとは言えそのブランドをそのまま社名にするというのは、「ミクシィこけたら自分もこける」のリスクを飲み込んで、このサービスブランドと企業イメージ・プレゼンスを統一させることのメリットを取って、その意気込みを見せる行為です。
元々イー・マーキュリー社には、笠原氏が創業した頃から地道に積み上げてきた「Find Job!」事業があります。笠原社長の印象を投影して(失礼m(_ _)m)派手な目立ち方はしませんが筋肉質。IT・ネット系求人での強さには定評があります。
mixiの立ち上がり当初に赤字が続いていた頃は、このFind Job!がイー・マーキュリーの屋台骨を支えていたわけです。ここ1年ほどでmixiのマス露出が高まるにつれてFind Job!の集客も高まり、よいシナジー効果も出ているようですが、今回の社名変更はその創業事業Find Job!を軸としていた事業ドメインをぐっとmixiにシフトすることを対内外に知らしめることになります。
イー・マーキュリーの「mercury」はローマ神話の商業の守り神。つまり、社名が企業向きの志向を表していたところから、「mixi」というコンシューマーブランドへ変更することで、名実ともに「ユーザー向き」の志向を表すことになるわけです。
長い目で見たときに吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、もちろん応援しますよ笠原さん!
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2005年12月19日
ブログのネタに困ったら
ブログのネタに困ったらこの「ブログに投稿するための10のアイデア」を使うのがよいな、と感じたので備忘録。
1. How to
2. Lists
3. Campaign
4. Interview
5. Review
6. Case study
7. Research results
8. What's new, trends
9. Attack!
10. Ask the audience
9.のAttack!とかは短絡的に使うのはあんまりおすすめじゃないけど。
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2005年12月10日
みんなで選ぶベストブログ2005
これまであまりこのブログ上では自分がお給料をいただいているgooの告知っぽいことは控えてきたのですが、今回は説明責任の意味も込めて。(私見にて)
昨日からgoo上で「みんなで選ぶベストブログ2005」という投票企画がスタートされました。
gooランキングで続いている「みんなでつくるランキング」というコンシューマージェネレイト型コーナーの企画の一環です。
これは夏からgooに参画してくれているガ島通信の藤代氏の発案で、アイデアから実施まで約1日で進んだスピード企画です。結果発表はgooニュースをはじめとして内外のメディアで発信される予定です。
正直、2004年までは年間ブログ大賞的な企画を一つの事業者の仕切で行うことはあまり好ましいことではなかったと思っています。草の根メディアたるブログというものが投票型とは言え順番付けがなされて事業者によって発表されるというのはあまり美しくない。
ただ、2005年4月から5月頃に梅田さんのエントリーを皮切りにしてR30さんやネタフルさん、ガ島らが第一次ブログフィーバーを締めくくるようなエントリーを折り重ねて「ブログ終焉論」が一部で盛り上がって以降、ちょうどその頃からブログは一般層へ爆発的に普及しはじめ、ブログの熱源はブログエバンジェリストたちの手からより一般の人々の手に移っていったと認識しています。
こうなってくると年間ブログ大賞的な企画がどんなコミュニティからの発信で行われても、そこに「内輪感」のようなものが出てきたり、こういうときの常連さんばかりに光が当ったりしてしまう。それよりは、たとえ同様の企画が乱立してしまったとしても(たぶんすると思いますが)、より多くのコミュニティと無色に接点を持っているメディアやプラットフォーマーのインフラ(機能・集客・露出等)を使ってより多くの意見が集積する状況を整えて、今までコミュニティ接触のなかったような新しい優良なブログたちが浮かび上がってくるようになるといいな、というような思考が巡ってる間にさくっと公開されてました。
まあ、あまり難しいことばかり考えててもおもしろくもなんともないので自分もさっき投票してみた。長らく私のブログの先生であるHeartlogicさんに。
とか、出口調査っぽくみんなで露出してみるのもおもしろいかも、と思って自分の票を露出してみるテスツ。
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2005年12月08日
mixi 200万人突破とWeb of the Year 2005 総合大賞受賞おめでとう
真のコミュニティとは「無」であり、アンコントローラブルである。これはリアルでもオンラインでも同様である。
無の中に生じる構成者の心の振動と構成者同士の共鳴が、場が無であるがゆえに伝播しやすく伝播スピードも速く、時にその振動の重畳がそのコミュニティのフレームを形成することになる。
フレームが出来た瞬間にそのコミュニティはサイズが規定され、暗黙のルールが形成され、内向と階層化が始まる。ここでコミュニティはコミュニティ足りえなくなり、それは「ネットワーク型組織」という一種のコントローラブルな存在となる。ただしネットワーク型組織に永続性はない。
2ちゃんねるはひろゆき氏がフレームを規定したネットワーク型組織である。電車男などはその組織の商業的アウトプットであるという認識を持ってよいだろう。
mixiの功罪はコミュニティの外向性確保をサービスの根本にビルドインしている反面、人間関係の蓄積と可視化を可能としたことによって適切な濃度と規模のコントロールが不可能となったことにある。
そんな中、mixiは昨日Yahoo!InternetGuideの総合大賞を受賞するとともに会員数200万人を突破した。笠原さんはmixiというコミュニティのフレームをどの規模に設定するのだろう。
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2005年11月13日
ビジネスブログの戦略思考
織田浩一氏のAd:Tech2005速報記事の中に、企業がビジネスブログに向かう上での戦略に関するパネルディスカッションのメモがあった。よくまとまっているように思うので一読をおすすめする。
Boyd氏は、企業ブログのあり方について次のように語っている。
1. 企業という環境下であっても個人として声になること。
2. マーケティングの場ではないことを忘れない。
3. きちんと対話をすること。
4. 真実を伝える声であること。
ビジネスブログのあり方が端的に表されていて役に立つ。
1についてはより深く掘り下げて考えていくべきだろう。例えば、企業の中にいる人材一人一人がアイデンティティを表出させながら自分の思考や行動ログをインターネットに蓄積することは、たとえそのビジネスブログがマーケティングを意図したものでなかったとしても、対外的な企業ブランディングや販路開拓、既存販路の活性化活動になることは間違いない。なぜなら、ブロゴスフィアという場においては、ユーザーは企業名や商品名よりも「人」に対してスティッキネスを感じる傾向があり、ビジネスブログ自体が(RSSやCMSのメリットもさる事ながら)本質的にはその「人へのスティッキネス」をマーケティングに活用することが内包される施策だからだ。実際、上記記事をレポートしている織田氏も書籍『アルファブロガー』の中で自らのブログが自らの経営する事業にとってそのような機能を果たしていると述べている。
それでも2のようなことが語られる理由は、短絡的にブログを旬のものとして取り入れようとして「ウリウリ」なブログを作って大失敗する人々が後を絶たないからだろう。これからビジネスブログを始めるようとする企業の経営者や担当者には、まずは個人として匿名実名に関わらずブログを一定期間続けてみて、ブロゴスフィアの根底に流れるエモイワレヌ空気感(インディペンデンティズム、コミュニズム、アンチ権威主義、のようなものたち)を実体感することから始めることをお勧めする。
興味深い活動としてWikiを使って社内のブログ・ガイドラインを作った例が挙げられた。これはIBM内のブロガーを含めて、Wikiによってブログ・ガイドラインを作る作業が共同で行われ、30日のうちに完成したうえに、ブロガーが参加したため最終的にブロガーも納得できる形になったというものだ。
これはおもしろい。Web2.0の基本則の一つに「ユーザー基点」というものを提示しているが、このIBMの社内ブログガイドラインWikiは、規定された範囲内のユーザー(ここではIBM社員)に対してそのユーザー自身に自らの行動指針を参加型で規定させるというスタイルをとることで、ユーザーは納得感のみならず、そのプロジェクト自体への所有感と責任感を強くすることになる。ビジネスブログのプロジェクトの成立過程自体にコンシューマー向けのWeb2.0的なアプローチを埋め込んでいくということは他の場面でも適用可能だろう。
企業ブログのメリットについて、Terpin氏は、以下の6つを上げた。
1. 大きなトレンドの変化の中で企業が自らのポジションを定義する。
2. 新しいマーケットにリーチする。
3. アーリーアダプターへのコンセプトテスティング。
4. いち早く、かつ、低コストで、最新の情報を伝達できる。
5. フィードバックを得ることが出来る。
6. バイラル効果を狙い、マーケット範囲を広めることが出来る。
これはもう、まさにその通り。別のエントリーで解析したいと思う。
ただ、ここで語られている外的な方向とは別の側面として、企業の中にいる人材が企業の看板を背負って公の場で(例え注釈に「私的な発言です」などと表明していたとしても)発言することを通じて、企業や事業に対する所有感と責任とを感じることになる。ビジネスブログのメリットとして、経営視点からはそういった人材開発というインサイドの側面もあることを付け加えておこう。
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2005年09月21日
はてな、イー・マーキュリー共同勉強会
現在のネットコミュニティ市場で、最も注目されている2社が共同勉強会を開催しました。
イー・マーキュリーの笠原社長とはてなの近藤社長は同じ'75年生まれのU30世代最年長の同級生。
二人に共通するところは、あくまでユーザーオリエンテッドにサービスを作っていこうとする姿勢と、一見穏やかすぎるほどに見えて、その実人と会話している間も絶えず頭を回転させながら論点の本質を突き詰めようとする思考スタイルにあります。
そんな二人が陣頭指揮を執って進めている2つの小世界「はてな」と「mixi」が、サービス面で融合していくことを期待してやみません。例えば「はてなポイント」をmixiでも使えるようにすれば、mixiの活発なコミュニティの中の交流に経済的視点が注入されてmixiは一層実社会に近いコミュニティに発展するでしょう。例えば「はてなキーワード」のWiki機能とmixi日記のフロー速度が融合すれば、ライブドアPJなんかよりもよほど質も速報性も高いCGMニュースサービスができあがるでしょう。
お互い大人になって、株を上げてしまって「競合」のような存在感になってしまう前に、サービスレベルで共同事業をはじめてみられたら、別個でサービスを進めていくよりもより日本のインターネットと社会に貢献することになると思いますよ。いかがですか? >笠原さん、近藤さん
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2005年08月25日
自民党がブロガー向け懇談会
自民党が今日25日の夜19:00から、特定のブロガー向けの懇談会を実施するとのこと。
自民党、ブログ・メルマガ作者との懇談会を開催~武部幹事長など3氏が出席 -InternetWatch
自民党からの参加者は、武部勤幹事長、安倍晋三幹事長代理(予定)、世耕弘成広報本部長代理の3人。メールマガジン・ブログ作者は、経営、マーケティング、ニュースなどのジャンルでメールガジンやブログを執筆している作者30人程度が参加する。
実際に参加される方のブログで、懇談会での質問を募集されたり、著名なブロガー(R30さん)がこれに呼応したりと、ブロゴスフィア内でも大きな話題となっています。
自民党がインターネットを活用したバイラルマーケティングを選挙に導入してきた、という捉え方も出来るわけですが、党自身が操作してインターネット選挙活動をしているわけではないので、公職選挙法違反ではないという解釈ですね。
まあこういった動きを踏まえても、次回参院選挙までにはインターネットを利用した選挙活動の解禁法案が通過することになるのでしょう。
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2005年08月16日
宮城地震の速報でブログ検索エンジン比較
ブログ検索エンジンの比較(8月16日12時8分現在)。
ブログ検索エンジンのもっとも重要な利用シーンは今回のような災害等のイベントに際して速報性の高いエントリーを検索したいときです。宮城の地震が起こった22分後の時点での、ブログ検索No.1を名乗っている、gooブログ検索、テクノラティ、Livedoor未来検索の3つのブログ検索エンジンで「地震 宮城」と検索した結果を比較してみました。
gooブログ検索の場合
■最新の記事: 2005/08/16 12:07:13
■インデックス数: 889件
テクノラティの場合
■最新の記事: 2005-08-16 11:55:19
■インデックス数: 1,183件
Livedoor未来検索の場合
■最新の記事: 2005.08.16 11:57:30
■インデックス数: 603件
インデックスの即時性と正確性ではgoo、インデックス量ではテクノラティが優秀な様子。Livedoorはあまり未来検索になっていない。
その後も何度かチェックしてみたところ、やはりgooブログ検索が最も即時性に優れており、ほぼリアルタイムでのインデキシングを行っている様子が見て取れます。触感値ではテクノラティは10分毎程度のインデキシング、Livedoorは30分毎程度のようです。
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2005年08月15日
はてなのブログ投げ銭は素晴らしい
少し遅い反応になりますが、はてなが始めたブログへの投げ銭について。
ちょっと感謝の気持ちを表す、はてなのポイント送信 -kawasakiのはてなダイアリー
今回のはてなポイント送信の源泉は「視聴者(又はユーザー)」です。ユーザーは、コンテンツから何かを得た時、それが感動だったり、便利さだったり、ちょっとしたトリビアだったりしたときに、それを作り出した人に直接ポイントを送り、評価をするというのは今後増えていく手段と思っています。
投げ銭を実現するために策定したAccount Auto-Discoveryの仕様は、はてな内に留まらずどのブログでも対応可能な仕様になるよう作りました。はてなポイントだけでなく、他の決済インフラを持った事業者も参加可能な仕様になっています。 単にはてな内での互助的なポイントのやり取りだけでなく、広くブログ世界に浸透し、やがてはブログ作者の生活を変えるような仕組みになることを願います。
本当にもう、はてなは今一番ノッていますね。
ネットオープン流通通貨、ブロガーの報酬制、ネットの知本主義経済化といったキーワードで語られててきたべき論的課題をWeb2.0的な思想と手段で見事にやってのけてくれました。これをいかにかして普及させるマーケティング策をいっしょにやらせてほしいくらいです。策1はとりあえずmixiではてなポイントを採用。策2はスポンサードの宝さがしはてな。せっかくの素晴らしい仕組みをマニアの道具で済ませないようにがんばっていただきたい。まずは他人資本でのポイントの増発と利用者ベースの拡大に力を注いでいただきたい。
もう少し深く思考して書いてみたいのですが、次の時間が迫ってきたので一旦アップ。今からこのへんの件で切込隊長にお会いするのですが、はてなのこのところの動きについてどう感じているかも深堀りして訊いてみようと思います。
備忘:
ブログを書いて商売になるかどうかは成功者待ち -切込隊長BLOG(ブログ)
ブログを書くことは商売になるのか? -Netafull
ゲートウェイビジネスの終焉とその先に - 「ポイント流通」という仕掛け - ビールを飲みながら考えてみた…
参加型ジャーナリズムが発展しないのは機能の未整備が理由ではないと思う -切込隊長BLOG(ブログ)
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2005年08月12日
はてなと選挙と法律と
7・8年くらい前に、みんなが「こんなふうになるのかもね」とか言っていたことを、はてなはすべて実現してくれるような気がしてくる。
はてなは、各政党の「仮想株式」を売買しながら、衆院選の獲得議席数を予想するシステムを構築した。
単純に「高齢化社会、国際社会になれば、選挙って言ったって全部インターネットだよね。そうしたら投票率上がるし」 とか言われてたようなレベルだけでなく、そこにはてなポイントというコミュニティ通貨を流通させながらひとつの市場として成立させているところが面白い。
とか思って好意的に見ていたら、CNETにこんなことが。
同サービスについては、選挙について当選者や政党に対する人気投票の経過又は結果を公表することを禁じた公職選挙法第138条の3(人気投票の禁止)に抵触するのではないかという指摘がユーザーから上がっている。はてなでは「現在顧問弁護士に相談中であり、対応についても検討中だ」としている。
普通に解釈して法律には抵触している様子なので今回は引くしかないだろうけど、こうして一歩一歩既成概念をとっぱらって行くことが重要だと思います。その一歩が次の世代へのプレゼントです。
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2005年08月09日
Buzzマーケティングの効果測定
コンシューママーケティングにおいて、ブランドをメディアにいかにいい形で露出して認知・評判を高めるかということは、マーケティング担当者の大きな命題です。これについてのアクションの成果を測定するには、これまではオールドメディアでの露出数と内容・規模を確認していれば済みましたが、ブログ・SNS等のCGMの普及発展に伴ってメディアの報道と消費者の声が同等に重要な存在となり、「ブログスフィアでの評判の度数と色合い」がより重要な指標となってきました。
そんな中、USでなかなかちょうどよいサービスが登場しているようです。
メディアやブログでの企業評判をモニター,Factivaの新メニュー -メディア・パブ
米Factiva(ファクティバ)は,Factiva Insightと称する新メニューを発表した。 テレビやラジオなどのマスメディアだけではなくて,ブログやオンライン掲示板などでの評判も監視する必要がでてきた。いわゆるCGM(Consumer-generated media)が企業活動やマーケッティングの意志決定に欠かせなくなってきている。そのCGMモニターのためにIntelliseekと提携。
Buzz型のマーケティングキャンペーン(例えば、gooの「教えて!goo駅張りキャンペーン」や、はてなを使った「ブラザーのプリンタ欲しい!キャンペーン」など)の成果を認識するには、露出効果よりもCGMやリアルでの口コミによる評判の効果の方が重要であり、この効果を定量的に把握する方法は強く望まれるところです。この種のサービスは日本でも今後需要が高まると思われます。
ちなみにFactiva社はDow Jones と Reuters の合弁会社ですが、彼らのようなオールドメディア企業の子会社がCGMでの動向調査に先んじて取り組んでいるという点も面白いところです。
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2005年06月23日
mixiが日経ヒット商品番付に
昨日発表の日経MJの2005上半期ヒット商品番付の「前頭」に『mixi』がランクインしていた。
このところメディア露出も頻繁なmixiだが、実際の加入者は80万人程度(ネットユーザの1~3%)であり、認知度もまだ一般には高いものではない。これは、4Pで言うところのPlacementとPromotionを『招待制』という参加システムそのものに依存するスタイル(リアルの「ネットワークビジネス」同様、極めて費用対効果は高い)をとっているために、従来型のネットサービスが普及する過程で一般的に行われるマスプロモーションを経ていないことによるところが大きい。ただし、通常のネットサービスでは認知度>加入率>アクティブ率という各段階のマーケット反応率は大きく数値に開きが出るものだが、mixiの場合はこの幅が極めて小さい(知っている人が加入していてしかもアクティブであるという比率=「濃さ」が極めて高い)ことが特徴となっている点も着目点である。これは、『招待制』および『人の輪づくり』というプロダクト本来の特性がサービスの粘着性を極めて高くしているという証左でもある。
また、「日経ヒット商品番付」といえば、およそマスマーケット対象の商品がラインナップされることが通常であるにも関わらず、80万ユーザ規模のmixiが取り上げられているということは珍しい事象である。おそらく、日経MJのヒット商品番付担当者周辺に「mixi中毒患者」がいるのだろうと推測できる。このように、メディア関係者、IT業界関係者、インフルエンサー層に高濃度に普及・浸透している点がmixiの特異性のひとつであるといえるだろう。
そのような目線で見ることもできる今回のヒット商品番付ランクインだが、ネットに関係ない人々の目線から見ても「mixiという日経様に認められたサービス」という認知を勝ち得る機会を得たという意味で、またネットコミュニティがリアル一般市場において市民権を得たという意味で、たいへん意義深いニュースであったと思う。
笠原さん、スタッフのみなさん、中のみなさん、 おめでとうございます。
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2005年05月27日
口コミの影響力を検証してみる
小林Heartlogicさんがおもしろいトラバ募集をしているので乗っかってみます。
口コミの時代とかバイラルマーケティングとかいったキーワードがいかにオンライン消費を促進するか、という領域は私のこのところずっとのメインテーマでもありますが、自分自身を一生活者と捉えて、口コミの影響をどの程度受けているのかをきっちり振り返ったことは無かったので、改めて並べてみます。
●書籍
これについてはかなり口コミの影響を受けていますね。特に新刊の購入は、愛読ブログでの書評からの導線で8割、アマゾンのリコメンドからで2割と、ほぼこの2つの導線からの購入で占められるようになっています。購入の前には普段読んでいないブログでなされている評価やアマゾンの書評を確認することがルーチン化しています。これは先日のエントリーで語りましたオンライン消費の購買行動AISCEASで言うところの、I(興味・関心)とE(検討・後押し)で口コミの影響を受けていることになりますね。
ちなみに、Iの段階でよくお世話になっているのは、橋本さんや小林さんあたりです。
●PC
このエントリーを書いているノートPC「dynabookSS SX」の購入時には、ご多聞にもれずかなり価格コムさんにお世話になりました。Let'sNoteW4とどちらにしようか迷っているときに、故障頻度や発熱、音、キータッチなどの使用感についての口コミは比較検討の上でたいへん役立ちました。といいつつ、最終判断は結局値段が一番大きかったですが(^^;
なお、AISCEASで言うとC(比較)のところで口コミが役立ったことになります。
●CD
音楽についてはあまり口コミの影響を受けた感覚はありません。mixiで'80sポップスやボサノバなどのコミュニティに入っていて、他のユーザさんの書き込みに「へぇ」とかを感じたりすることはありますが、購買にまで至ったことはありませんね。私があまりNo Music, No Life な感覚の持ち主じゃないからだけでしょう。
●映画・DVD
映画も口コミの影響は感じません。他の分野と比較して、テレビや交通広告などでのプロモーションに引っ張られる傾向が強いように感じますね。
●住宅
年度初めに真剣に引越しを検討していたのですが、そのときにはオンライン・オフラインでの口コミはかなり重視しました。まちBBSやmixiでの地域コミュニティで雰囲気や治安、小学校の荒れ具合などを質問したり過去ログみたり、現地に行って米屋やケーキ屋に入って地元の声を確認したりしました。不動産屋や情報誌の言うことはあまり信じない傾向がありましたね。影響を受けた段階はC(比較)、E(検討)ということになるでしょうか。
●家具・家電
あまり買わなかった部類ですが、感覚としては口コミより店頭情報を重視していたように思います。
●グルメ
妻が仕入れてきた口コミ情報に踊らされていた感はあります。ちょっと店を予約するときにgooラボのグルメ口コミ検索で確認することは多くありました。
●旅行
行ってません。。
●ギフト
もらってうれしかったものをあげる傾向。
●病院
これは妻が気にして口コミ集めをしていますね。かなり影響を受けている分野でしょう。
●雑感
・口コミ情報の影響を受ける分野というのは、自分が興味の強い分野と近似するのだなぁ、と感じました。興味の薄い分野ほどメディアや売り手の影響を受けがちですね。
・オンラインでの口コミ情報は、購買行動ステップの多くの段階で影響力を持つのだなぁ、と感じました。口コミ・コミュニティサービスもステップ毎に使い分けますね。
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2005年05月18日
はてな 普通の会社へ
改めて考えると、はてなが個別案件ではなく一般サービスとして出した初めての「企業顧客向けサービス」であり、「ユーザー」に対してではなく明確に「見込み企業顧客全般」に対してプレスリリースした始めての案件ですね。
はてな、キーワード連動型広告「はてなクリック」をスタート -ITmedia
プレスリリース
はてなクリックは、はてなの各サービスを横断して使っているユーザーが
キーワードの意味を定義する「はてなダイアリーキーワード(注1)」内に広告
出稿者がサイトを登録できるサービスです。
リリースされたサービスそのものに関しては、多くのネットマーケティング関係者があのはてなキーワードというすばらしい仕組みをなんとか汎用的なビジネスに転化できないか、と考えていた中、セプテーニというまあ納得感のある提携先と、それなりに理解しやすい広告商品としてリリースしてきたことは、まあ、「そうですか」という印象です。
が、冒頭に記述したとおり、これまでひたすらに「ユーザ第一主義」「性善説」を貫いてきたはてなにとっては、今回の「企業顧客向けメッセージングの開始」はひとつの大きな転換点になるのかもしれません。メディアビジネスにせよコマースビジネスにせよ、ネットビジネスの常は「個人ユーザ」と「企業顧客」の両方を大切にバランスさせることが絶えず命題になるものですから。
最近の「はてなアイデア」βリリースから公聴会までの流れで見せた「改めましてユーザ第一主義」のアピールはこの流れの伏線だったのでしょうか。否、もしそうであったとしてもとても美しい戦術だと思いますし、本件があろうとなかろうと普通の企業と比較してはてながやっぱりユーザをとても大事にする会社であることには間違いないと思います。
徐々に「普通の会社」になっていくことは、企業成長の過程でとても大事なことだと思います。ネット業界No.1といえる「ユーザ第一主義」をこれからも大切にしながら、一層の成長に向かってがんばってください。
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2005年04月30日
BLOG論 -続くブームと企業人実名ブログの件
このところの一連のBLOG論に反応して、思うところを書き記してみます。
前置きとして、R30氏をはじめとする「ブログブームが終わろうとしている」という論調については、数値で見えるマクロのトレンドとしての「ブーム」という言葉と、流行るネットサービスの初期にはつきもののマーケットイノベーターの熱狂を指す「フィーバー」という言葉の混同があるように思われますので、ここを切り分けましょう。
まず「ブームの終わり」という捉え方に関しては、否定させていただきます。ネットレイティングスのPV/UUデータやBLOGFAN.ORGのブログアクティブ数などを定常的に確認している中で、確かに4月に入って若干の踊り場感を感じさせるデータの存在(楽天広場やはてなダイアリーのウィークリーベースでの右肩下がり)はありますが、ブログサービスマクロで見たときには大きな変化は見られず、まだ4月月間値も出ていない現時点でマクロに「ブームの終わり」を語るのは早計に過ぎると思われます。むしろ現時点での分析としては 「はじめは社会人になった新卒学生が就活ブログを止めて抜けたのが原因かなあとか思っていたのだが」(R30) というような季節変動要素として捉えるのが常道でしょう。むしろ、3月までのブログページ全体でのユニークユーザ数は”指数関数”的な上昇カーブを描いていることや、既存メディアでの”ブログ”というキーワードの露出増加(民放番組や一昨日の日経本紙)という一般層への裾野拡大要因から、おそらく数値的なトレンドはまだまだ上昇カーブを描くでしょう。
では「フィーバーの終わり」という意味ではどうかと言うと、まあそうなのかな、という風には感じられます。理由は簡単で、R30さんや梅田さんの”振り返り”エントリーやアルファブロガーブログのPV数比較など、ブログ論壇のエバンジェリストな面々が自らフィーバーの総括を始めている心理状況そのものが”熱狂”の終いを表しているからです。
そんな中、一連のBLOG論の主題となっている「価値ある情報ほど極度に囲い込んで出さない、日本の知識人の「知」のあり方」について私も乗っからせていただきます。
梅田氏のBlog論2005年バージョン(3) --------------------------------------------
「ネットの向こう側の膨大な知」と表現したが、日本における教養ある中間層の厚みとその質の高さは、日本がアメリカと違って圧倒的に凄いところである。アメリカは二極化された上側が肉声で語りだすことでBlog言論空間が引っ張られるのに対して、日本は教養ある中間層の、個々には実に控えめな参入が、総体としてBlog言論空間を豊かに潤していくのだと思う。
梅田氏のBlog論2005年バージョン(4) --------------------------------------------
企業社会における「新しい日本」とは何か。それは、共同体意識に縛られた日本旧来型組織の外にあってなお「質の高い」仕事ができる場所のことだ。
--------------------------------------------------------------------------------
私個人は、状況としては「古い日本」側のサラリードワーカーでありながら実名を晒してブログを書いている人間です。ちなみに梅田さんの世代論的に見た1975以降生まれのネット世代でもなく、物書きを生業とするわけでもなく、マスメディアの人間でもオープンソース志向の技術者でもまったくありません。つまりブロガーたちに「組織の中に閉じこもっていないで知のオープンソース世界に飛び込むべし」と叫ばれている対象のサンプルに該当すると思われます。
私が実名ブログを書き続ける動機は「個の確立」にあります。所属企業への依存心を廃し、個人としての存立を確認するプロセスとでも申しましょうか。
現在、「古い日本」側の企業人として活動する中においては、エンプロイアビリティ(労働市場における自身の市場価値)という言葉は絶えず私たちの喉元に突きつけられています。それは'90年代後半のリストラの嵐を経て終身雇用信仰が崩壊していく過程を若手サラリーマンの立場で直視していた私たちにとっては当然の思考です。しかしながら、企業人として働く日々においては自分のエンプロイアビリティを確認する手段は限られています。職業上の実績を数値化することや定期的に転職活動をすることなどがそれに当りますが、それさえも自分の所属企業ラベルがついてまわるためにバイアスがかかったものにしかなりえません。そこで、実名を晒してインターネット社会に参加することがその確認手段として成立することに魅力を感じるのです。
実際に約一年間実名でブログを継続している中で、自らの思考や試行の表出に対する、PV/UUといった数字に表れる他人の自分に対する評価、トラックバックやコメントによる反応、ブログをきっかけにしたリアル社会での出会い・交流といった物事を通じて、客観的に自己の位置や能力の確認ができています。そしてその効果は「確認」に留まらず、文章を書くことによる自己認識や他者と比較する中での自己研鑽意欲の高揚、より高い能力や深い思考を持つ人々からの学び、といったものを通してその能力の「向上」にも寄与しているのだろうと感じます。
なおそこでは当然、すでに議論されている企業と企業人との間の「守秘義務」についてのグレーさが残るところではあります。私自身はもちろんシロの範囲でのみ表現することを心がけていますが、インターネットに関係する職業に就いている中でインターネットに関連する記事を上げていることだけででも会社側の解釈がどのように出るかはわかりません。しかし、それを恐れて全く個としての表現を自制するばかりではあまりにバランスに欠けるように思います。
若干リスキーな表現になりますが、「古い日本」の企業側はすでに自ら、かつて暗黙の了解であったはずの終身雇用信仰を従業員に捨てさせるためのスイッチを押しています。雇用の安定が保証されていない(度合はいろいろですが)中で、従業員側が自分の身を守るために必要な「自身の市場価値を計るための行動」を制限されては、職業人というより権利を与えられない奴隷に近い。企業側だけが「会社」というコミュニティのルールを変更する権利を持っていると考えるのは、先達が築いた「労使」という関係性の存在が忘れられ過ぎていることが原因なのでしょう。
Codemaniaxさんがお書きになっていましたが、日本の企業人は対外的に個を表現することを訓練もされていなければそのインセンティブもない、というのは事実実態であるとは思います。このため、企業人がブログを介して個の確立をするというスタイルはなかなか難しいことかもしれません。しかし、いずれにしても組織内での価値基準のみに依拠した活動だけを執っていてはいつの間にか自分の市場価値が見えなくなり、本来得られるべき雇用企業との対等な関係の下での職業人生を営めずに損を見るのは自分なのだ、ということに企業人はもっと危機感を感じてよいのではないかと思います。
本当は、EmployabilityからIndependentabilityへ、というような話もしたかったのですが、長くなりすぎなのでそれはまた別途。
※参照エントリー
・ブログタイプに見る日本のブログブームと言うもの-FPN徳力さん
・Blog論への返歌-SW's memo
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2005年04月22日
梅田望夫氏 FPN座談会レポート
日本のIT系BLOG界のファシリテイターとして昨年末までCNETでのブログ連載で活躍され、先日再び「英語で読むITトレンド」をはてなダイアリー上で復活なされた梅田望夫さんを囲んでのFPN座談会の模様をレポートします。
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■ブログとの出会い
Q: ブログでの情報発信を始めたのはいつ頃からですか?
UMEDA: ブログというスタイルで始めたのは2002年の10月。アメリカで”blog”という言葉を耳にするようになったころ、当時まだ日経BPにいた山岸くん(現GREE副社長、前CNET編集長)と話をしたのがきっかけ。それまでにも日経BPのサイトで連載を持ったりする中でウェブでの発信への興味はあった。ただ、いざ自分でウェブサイトを始めようとしても、面倒で三日坊主(笑)に終わったりしていた。そこに出てきたのが「ブログ」というツールだった。
当初は山岸くんと話が盛り上がって彼が私の個人サイトを「blogger」で作ってくれ、そこに私の書いたものを上げはじめた。そして丁度山岸くんがCNETに移ることになり、彼の助けになればと思って引き受けたのがCNETでのブログ連載。実は当初は個人サイトもCNETでのブログも私が更新していたのではなく山岸くんに原稿を送って彼にアップしてもらっていたので、その意味では私にとってはCNETでのブログ開始は特別なことではなかった。
■読者との距離
Q: 従来から雑誌への寄稿はなされていましたが、”雑誌”と”ブログ”の違いはどこにありましたか?
UMEDA: 何より「読者との近さ」が衝撃だった。雑誌で書いているときには、何人の人が読んでいるのか、中身が伝わっているのか、いったい誰が読んでいるのかも分からなかった。ある意味編集者の声が全てという状態で書き続けなければならなかった。ところがブログを始めたとたん、まずアクセス数の動きが見えることで読者の評価が赤裸々に見え、全体で見れば少数だがトラックバックという形で読者の声が聞こえ、新たな文脈ができる。執筆が本業ではない私としては、今や雑誌で書くインセンティブは、編集者との間の信頼関係以外全くない。
■仕事の副産物だから続いた
Q: ブログを始めたコンセプトはどういったものでしたか?
UMEDA: CNETの連載が始まるまでのブログではプライベートのことなども書いていたわけだが、私が他の人のブログを読んでいて正直個人的なものを面白いとは思えなかった。そこで「テーマ性を持とう」ということで、どんなものが読まれて書き続けることができるかを考えた末に出てきたのが『英語で読むITトレンド』というテーマだった。結局、自分が10年間続けてきた仕事の延長であり、副産物でやっていくのが一番長続きするという結論。
Q: CNETでのエントリー1本を書くのにどれくらいの時間をかけていましたか?
UMEDA: 約1時間程度。基本的には朝起きてすぐに書いていた。起床は4:30~5:00頃。目覚まし時計で起きるのではなく自然に起きられるように6時間は睡眠時間を取っている。ちなみに、日本は夜が楽しすぎるからムリ。シリコンバレーは野球を見終わったら夜はおしまいだから(笑)。
■10代の頃の自分に向けて
Q: ブログを書くときの読者・ターゲットは?
UMEDA: 若い人、イメージとしては「10代の頃の自分」。背伸びしたくて、既存のモノはいやで、英語が嫌いな(笑)。英語については、自分が10代の頃には興味の持てる英語の本を読む機会がまったく無かったことが残っている。だから興味を持てるもので英語を学べるようなものにした。ちなみに私の感覚では、CNET連載時に英語の引用を読んでいた人は10人に1人、リンク先の原文を読んでいた人は1000人に1人だったと思うが(笑)。
■ネットの向こう側の人達はすごい
Q: CNET連載時は他のブログのコメント欄が荒れることもある中、梅田さんのコメント欄のさばきは上手かった印象がある
UMEDA: コメント欄にはかなり気を使った。読者が1万PV/日を超えると雑音が増えてくる。しかし、自分が間違ったことももちろんあった。例えばアップルのネタを書いたときに中途半端な知識をエントリーすると、そこにはスティーブ・ジョブスと会ったことのある人もいればアップルと長年取引をした経験のある人もいて、彼らからすれば「こいつはわかっていないな」ということが見えてしまう。それが見えれば当然彼らはきついコメントを書きたくもなる。そういったことがあって、「ネットの向こう側の人達は実はすごい」のだということを知り、その後は自分で自信のないものは書かなくなった。それが「ブログ」の書き手として本当にいいことかどうかはわからないけどね。
■CNETはブログをやるべきではない
UMEDA: CNETでの連載を経て、日本ではCNETのようなオンラインメディアのことも「権威」だと思っている人がたくさんいることを知った。そういう意味でも私は「CNETはブログをやるべきではない」と思っている。メディアは完全を目指すべきで、コンテンツには最終責任を持つべきものだ。翻って個人ブログは間違いもOKとされる世界だ。その二つの間は明確に分けておく必要はあると思っている。
■本質はコンテクスト
Q: ブログをやっていることで本業のビジネスへの影響はありましたか?
UMEDA: 書き始めた当初は「ブログを読んでいるからコンサルティングはいりません」というような人が出てくるのではないかと恐れたこともあったが、その点は全く心配不要だった。ブログを読んでくれている人と話をすると自然と話が深くなり濃い議論ができる。ブログもコンサルティングもそうだが、コンテンツが商売ではなくてコンテクストに本質がある、ということを改めて感じた。ちなみに、ブログを見てコンサルティングを依頼してきた人はまったくいない。それは雑誌で書いていたときも同じ。自分の商売を売り込もうと思ったら書いた上でちゃんと営業をしないとね(笑)
■いい歳になって、「何をやっていると幸せか」を思い出した
Q: ブログを続けるモチベーションは?
UMEDA: 経済的なものではまったくない。私は昔から大学の先生になりたかった。いい歳になってブログを始めてそのことを思い出し、「何をやっていると幸せか」を思い出した。大学で本当に教えることも考えないではないが、大学ではどうしてもクローズドに
なってしまってつまらない。今の状況はブログを通じて「バーチャル研究室」を持っているようなものだから。
■本当の自由競争
UMEDA: インターネットの本質は「オーソリティって何だ?」の答えを作り直すことだと思う。例えば新聞を例にとれば、40ページの紙面を100円で買うという表層の姿は簡単にはなくならないと思うが、その紙面の中身(コンテンツ)の価値は大きく揺るがされている。新聞でモノを書くということは学歴や新聞社の社内競争を乗り越えてきたということによって権威付けされている。その権威を得ることはもちろんとても難しいことなのだが、実は「ネットの向こう側の膨大な知」との軋轢を起こしている。ネットの中というのは激しい本当の自由競争、かつ継続競争の世界であって、その中で最前線でい続けようとしても2年がいいところ。既存メディアでの書き手はシステムによって守られているが、インターネットは旬な人を見つけ出すシステムが絶えず機能している。私がインターネットを「消費者天国、供給者地獄」と表現する所以だ。
私のブログは”オープンソース”のような存在であり、それは趣味だから継続することができる。しかし本当にインターネット周りの書き手として食っていこうとしたらそれは並大抵のことではできない。そこにGoogleのAdsenseの存在がある。
■近藤についていこうと思った
Q: はてなの取締役就任のニュースは日本のブログ界を大いに賑わせました。
UMEDA: はてなの魅力は社長である近藤の魅力だ。とにかく何を考えているかが、よくよく詳しく聞いてみないと、なかなかわからない。「世の中にこんなことを言う人がいるとは知らなかった」と思わせるようなことを平気で言う不思議な男だ。はてな自体はコミュニティを大事にして「人間を信じる」という思想を持った会社で、それが本当に通用するかどうかはまだわからないが、私はこの全く新しいことを考えている近藤についていこうと思っている。
■オープン、Webサービス、アフィリエイト
Q: 今後のインターネットビジネスの展望など
UMEDA: キーワードは、”オープン””Webサービス””アフィリエイト”だと思う。Webはオープンであることが大前提。例えばアスクルは注文をネットで受け付けているが会員制で原則クローズドになっているのでは。この形ではGoogleにインデックスされることもなく、アフィリエイトで客を呼び込むこともできない。これからはグレーな部分を残すことなく全てオープンにしていくことだと思う。
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この他にもオフレコで語ってくれたUSと日本の経営思想の比較論など、たいへん有意義な議論で盛り上がった座談会でした。
梅田さん、ありがとうございました。
■関連記事
・My Life Between Silicon Valley and Japan
・CNET 渡辺 聡
・キャリアコンサルタントのひとりごと。
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2005年03月21日
コミュニケーションメディア論 -まずはフレーム
「コミュニケーション」というものについて、コミュニケーションメディアの切り口から考えてみます。
コミュニケーションメディアという語自体が一般語とは思えませんので若干わかりにくいかも知れません。要は人が誰かとコミュニケーションをとろうとしたときに媒介する手段である、リアル・手紙・伝言版・電話・電子メール・ケータイメール・メッセンジャー・そして昨今盛り上がっているブログやSNS(特にmixi)といったものを指しています。
人が誰かとコミュニケーションをとろうとするときに、そこに存する意味・目的は大きく3つに分けられるのではないかと思います。
一つは『意思の伝達』。例えば「この伝票、処理しておいてくれ」という仕事上の指示であったり、「今日はまぐろのいいのが入ってるよ」というおすすめ意図を込めた情報の伝達といったものです。一般的な生活・仕事上での会話のキャッチボールや通常の取引行為などでのコミュニケーションの多くはこの領域に属するものといえます。1to1や1toNのコミュニケーション形態が主です。
二つ目は『感情の交流』。例えば「このパンナコッタおいしいね」「うんおいしいよね」というような、言語で伝えている情報よりもそこで相手と共有している経験・感覚を確認しあうことで感情を交流するようなものであったり、「こんなにひどいこと言われて、泣きたいよ!」「うん、ほんとにひどい奴らだ。でも気にしないでがんばろ!」というような、第三者に対する共通感情を媒介にして意思を一本化するケースなどです。この領域では、1to1という表現より「1by1」と呼ぶ方が合うコミュニケーションが交わされているものと言えます。
もう一つは『価値の生成』。これはプライベートでは一般的に「アツい議論」とか言われたりするような、青年の主張のぶつけ合いであったりイデオロギーの闘いと融和のサイクルであったり、またビジネス上では「ブレインストーミング」という名ですでに一般化しているアイデア生成とロジック構築の手法であったりします。この領域のコミュニケーションのメディアとして、メーリングリストやブログといったネットコミュニケーションの場の親和性の高さが目立つところです。ちなみにこの領域では意見が意見を呼ぶというスタイルがより価値を高めることから「1on1」とでも付けておきましょうか。
もちろん、世間で交わされるあらゆるコミュニケーションがこれら3つの意味・目的できれいに切れるわけではありません。どちらかというと、人が誰かとコミュニケーションを取ろうとするときに、これらの意味性をどのようにミックスするのか、と、その意味ミックスに合わせてどのコミュニケーションメディアを選択するのか、ということを議論するためのフレームと捉えてください。
コミュニケーションメディアの切り口から、と前置きしておきながら、フレームを定義するだけで文章が長引いてしまいましたので、ひとまず続きは別エントリーに。
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2005年03月09日
ニクシィがクリッカブルにアップグレード
ばかばかし過ぎて大好きです。
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2005年03月08日
ゆびとまのコミュニティ通貨導入
ゆびとま、SNS内で流通する地域通貨ベースのポイントシステム「eなげっと」 -VentureNow
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株式会社ゆびとま(本社:長崎県長崎市、代表:小久保徳子)は、同社の運営サイト「この指とまれ!」「Echoo!」に、共通のポイントシステム「eなげっと」を導入、運用を開始した。これは、地域通貨の発想をベースに考案したソーシャルネットワーキングサイト内で利用できるポイントシステム。全登録ユーザーに「eなげっと」と呼ばれるポイント専用の財布を用意し、“なげっと”(1なげっと1円換算)を購入することで、気に入ったblogに感謝のメッセージを添えてなげっとを支払うなど、投げ銭的な利用から、義援金など寄付としての利用、同窓会会費の事前徴収などに利用できる。
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CGMムーブメントに乗って注目を浴びるmixiやライブドアblogなどと比較すると地味に映りますが、ITバブル期から着実に地域・同窓会ニーズを捉えて成長してきた「ゆびとま」が、国内SNSでは初めてのコミュニティ内通貨の導入を実施しました。同種のコミュニティ通貨としては「はてな」のはてなポイントが先行していますが、この件はSNSという、より顔の見える文化圏の中での施策であることに意味があります。
現状の日本のネットコミュニティは、無料ベースのインターネットサービスインフラの上で発展したためによくも悪くもコミュニズムの文化が浸透しており、現代のリアル社会において目をつぶることのできないはずの資本主義・消費社会のシステムや序列文化を排他する空気が主流を占めています。そこに、よりリアル社会の中核にあたる30~40代の層を取り込んでいるゆびとまがインターネットコミュニズムのユートピアからの脱却を志向したことは、今後の日本のインターネットコミュニティの健全な発展にプラスに働くものと思われます。
ゆびとまのユーザ層を鑑みると、この施策によってゆびとま自身が大きくユーザの支持を集めてユーザ数を増加させたり付加サービスでの収益を拡大したりできる公算は薄いだろうと予測しますが、こういった動きに触発されてメインストリームを張るネットコミュニティに経済社会化の進展が図られれば、日本のインターネットの持続的発展のためには大変好ましいことだと思います。
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2005年03月02日
ブログとは -はあちゅう騒動から考える
はあちゅう騒動に触発されて、ブログについて考えるところを書き記してみます。
なお「はあちゅう騒動」とは、昨年、クリスマスまでに彼氏を作ろうという女子大生2人組(さきっちょとはあちゅう)がその奮闘期をブログで毎日更新し人気を集めて、年末にはライブドアブログでTOPのアクセスを獲得し、その後バレンタイン前にも同様の企画を進めたもののその内容の演出度の強さや2月15日に発表したはあちゅうと某ベンチャー企業主催の「いいおんな塾」というブログイベントについてのエントリーに批判が集まり、現在も続く600近いコメントやトラックバックを通じて個人ブログの商業利用や読者の位置づけ、ブログ運営者の倫理や著作権に至るまでの論争がなされている件のことです。まとめとしては[web][ブログ]論争をまとめてみた。まとまってない。-ダメ東大女子の備忘録というエントリーが秀逸ですので、興味ある方は若干長文ですがご一読ください。
はあちゅうさんらへの批判や賞賛やお題への模範解答的なものは各所のブログで語られていますので、ここではこの件を通して感じた「ブログとは」をブログのコンテンツ・コンテクストとしての観点で軽く書いてみます。
ブログというのは基本的には固有の書き手(単数であれ複数であれ)が、時系列である一定のフレームワークに則って意見・感情・事象・解説といったコンテンツを主にテキストと画像の表現によって書き連ね、そこにコメントやトラックバックの形をとってそのコンテンツに対する読者の同意・共感・意見・批判といったレスポンスが投じられ、その織り成しのコミュニケーションがコンテクストとなって全体が構成されるものと定義できます。
フレームワークとはその書き手が自身の価値観念をルーツとしてそのブログに投じたテーマであったり目的であったり、時にはその書き手自身の人間性そのものであったりします。このため、読者側の価値観でブログを俯瞰した場合には時に脈絡ないものに映ったり想定される価値が継続して提供されなかったりすることがあります。これはコンテンツとしてのブログがあくまで書き手の価値観念を基準として運営される「書き手の著作物」であるために、その書き手が法律・宗教・道徳といった一般価値基準を固定していなければいないほど頻繁に起こる事象です。
今回のはあちゅう騒動では、19歳という年齢でしかも経済的自立性も身につけていないはあちゅうさんにはまだそういった価値基準の固定化がなされていなかったことで、短期間の間でぶれてしまう書き手の価値観と読者の期待値の格差からくるコミュニケーションの齟齬が「かわいさあまってにくさ百倍」な状況を生んだように見受けられます。本来恋愛志向という純粋な動機で描かれていた(もしくはそのように演出されていた)ことで読者の支持を受けていたブログが、突然商業主義的な動機にすりかえられた(もしくは価値観が変化した)ことへの落胆と批判です。しかしブログが著作物である以上はいかにその変化が書き手の都合で勝手になされたとしても、読者は何を主張するべきものでもありません。
しかしながら、ブログのコンテクストの側面、書き手と読者の公開コミュニケーションを通じて生成された価値の側面を捉えたときには、書き手が一方的に予定調和となっていたコミュニケーションルールを逸脱することには倫理的な問題が発生します。これはもちろん、読者側が「荒らし」などの行為を行うことや、記名を求められているにも関わらず匿名でコメントすることなども同等に扱われる問題であることを意味します。今回の騒動での議論の対象とするべきはこの「コンテクストの価値創造プロセス」への書き手と読者のコミットメントラインなのでしょう。
とはいえ、現状はブログのコンテンツとしての価値理解さえもようやくごく一部で芽吹いてきたばかりの状況であり、コンテクストの価値とそのプロセスについてなんらかの結論を下すことは時期尚早だろうと考えます。だからこそ、今回はからずも19歳の女性が投げかけてブロガーたちが共鳴しているこの例題にはたいへん重要な意味があり、今後も継続して議論すべきものだと思います。
「電車男」や「今週、妻が浮気します」が示したネットコミュニティから発生するテキストの価値は、これらが掲示板やQ&Aコミュニティという運営主体が透明化された場において自然発生的に生まれたドキュメンタリーであるというコンテクストに依拠してます。これまでのブログにおいても、共同通信小池氏の堀江こき下ろし発言後のバッシングからブログ閉鎖寸前まで陥った件や、真鍋かをりのなりきりTomyFeburuaryへの1000を超えるトラックバックを経て起こったネット内のめがね萌えブーム、切込隊長と木村剛氏の日本振興銀行にまつわる空中戦など、ブログエントリーそのものよりもそこで織り成されたコミュニケーションが生んだコンテクスト部分にこそ価値が創造された数々の例があります。
はあちゅう騒動も含めたこれらの例を一つ一つ分析して、「コンテクストの価値創造プロセス」への書き手と読者のコミットメントラインのあるべき姿を導き出したいものですね。
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2005年02月21日
レシピコミュニティ「COOKPAD」
COOKPADというサービスをご存知ですか。
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毎日の料理が楽しみになれば、心からの笑顔がもっと増えるはず。もっともっと料理が楽しくなる秘密がいっぱいのホームページです。
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スタッフのブログなどを拝見してもとても気持ちのいいコミュニティを形成されている、日本最大のレシピコミュニティです。レシピ数は10万件を数えるとのこと。グーグルで「レシピ」と検索して1位に出てくる大阪ガス系の「ボブ&アンジー」でレシピ数6,000件、2位の味の素「レシピ大百科」で10,000件ということですので、その数だけで見てもとても強力なレシピサイトであることがわかります。ですが、このサイトのよさはレシピというコンテンツを介して交わされているコミュニケーションにあるようです。
先日から私自身このコミュニティに登録してレシピと日記をアップしてみたのですが、早速見知らぬ奥様から私のレシピにコメントをいただきました。このコメントがとてもやさしくやわらかい空気を出していて、このコミュニティのバランスのよさを感じさせてくれました。初めてミクシィでひととつながれたときの感触にとてもよく似ていました。しかも「あなたのレシピがメールで友達に紹介されました」というメールも届きました。これはうれしい。「誰かが私のレシピを誰かに紹介するくらい気に入ってくれた(^^」という喜びです。
私はネットコミュニティには3つのベネフィットがあると考えています。「コミュニケーションの楽しさ」「つながっている安心感」「人に認められる喜び」の3つです。COOKPADはひとの基本である衣食住のうちの「食」をコンテンツの中心に据えて、その3つのベネフィットを上手に提供していらっしゃるように感じました。なにより、スタッフブログを拝見していても、主婦を中心としたスタッフの皆様がとても楽しそうに消費者の観点を生かしてサービスを創っている空気がよいですね。
社長さんはSFCの出で、学生時代から近隣の野菜をネット販売したりしていて、仲良くなった農家で食事をいただいたときにその新鮮野菜と農家の食事のおいしさで「食の喜び」に取りつかれたそうです。アメリカ帰りで学生起業な31歳の男性社長が主婦スタッフに支えられて主婦が喜ぶサービスを提供しているというのが想像するにつけ微笑ましいです。
と、ひとしきり褒めちぎったところでたった今COOKPADのサイトに行ってみるとサーバが落ちていましたorz. やはり一見成功しているかに見えるネットコミュニティはまだまだ安定運営可能なだけの収入を得ることに大きな苦労を強いられているのですね。がんばってください。
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2005年01月30日
mixi分析5 -プレミアムサービス開始
1月27日(木)19:00頃、mixiが『プレミアムサービス』を開始しました。これまで会員向けの全ての機能を無料で提供してきたところを、月額315円を支払った場合はフォトアルバム・アンケート機能・日記でのHTMLタグ使用・モバイルメッセージといった機能を使用でき、加えて今後無料ユーザにかかる日記の容量やメッセージの保存期間の制限を緩和・解除できるといったものです。
この有料サービスリリースについては、H16年8月の「mixi無敵会議」の席上でも運営側が実施を匂わせていた件であるのでさほど驚きを以っては受け止められていませんが、これに対するユーザの反応は想定以上に冷静なものであり、時期的にはむしろ遅かった感さえあります。
1月30日20:00現在でプレミアムサービス加入者数は12,000名程度(推定値)まで伸びていると見られ、イーマーキュリー笠原社長が目標値として掲げた「年度末までにユーザ数の5%」という数字にも十分到達する勢いであり、おおむね順調な立ち上がりといえるでしょう。
今回のプレミアム=オプションサービス月額課金制について、経営的観点からは収益源の複線化と捉えるのが自然です。広告収入のみでは現状のシステム安定性と運営のユーザ対応に関するクオリティを保てなくなってきたであろうことは、12月の大規模障害時の復旧遅延などを見ても明らかです。インフラ型サービスのオプション月額課金制という収入形態は、NTT固定電話におけるキャッチホン・プッシュホンやケータイコンテンツの月額課金同様、加入ユーザのアクティブ・非アクティブに関わらず、軽負荷で安定的な収入が得られるというメリットがあり、これまで自らの並外れたスティッキネスによってサービスの安定運用に課題を抱え続けてきたmixiとしては、最も適した収入形態と言えます。
笠原社長がコメントとして『収益はサーバの安定化やインフラ投資、スタッフ増強などにあてる計画で、「直近の黒字化は考えていない」』と語っていますが、実際このプレミアムサービスの導入が直近のmixiの収益事業化を狙ったものではないでしょう。
とはいえ、ユーザ側の視点で言えば、プレミアムに加入しようとしまいと、いよいよサービスに対する対価の発生する”ビジネスされるサービス”としての捉え方をする対象となったことだけは間違いありません。これからmixiは33万ユーザ(3,000名/日で増加中)の厳しいメリット/デメリット判別の視線にさらされることになります。
プレミアムに対するポジティブなユーザボイスを拾っていくと、「感謝の気持ち」「寄付」「募金」「お布施」「税金」といった言葉が踊っています。このことだけを見ても、これまでのサービス機能・運営がユーザマインドのグリップに極めて成功していた証左といえるわけですが、反面、今回のプレミアムサービスに関して驚きを以って「すばらしい”プレミアム”だ」という受け止め方をした声があまり聞こえないことも実態です。
今回のプレミアムサービスで追加された機能や、同時に発表された無料ユーザ向けの容量制限に対しては賛否両論ありますが、各コミュニティにおいて比較的理性的に議論が交わされています。かつてサービス立上げ時にコアメンバー(今や「どこのSNSにでも登場する1000名」と言われる人々)によって交わされていた機能追加・改善要望のような熱狂感はありません。
あるmixi内のユーザアンケート(母数334名、サンプルに偏りがあるのであくまで参考として)の結果では、
| ①「機能」を理由にプレミアムに加入したユーザ ・・・10% ②「感謝」等の理由でプレミアムに加入したユーザ・・・12% ③「機能」に魅力を感じず加入していないユーザ ・・・24% ④「機能」は魅力だが金銭的理由で加入しないユーザ・・51% |
となっています。解釈として、「プレミアムに加入したユーザの加入理由は機能的理由よりも感情的理由に依拠している傾向がある」「プレミアムに加入していないユーザは理性的判断で加入を拒否している」といった傾向が拾えると考えています。
これらの数値状況とユーザボイスを総合すると、計画された月額課金会員数の獲得をほぼ順調に進めることができているイーマーキュリーとしては、これまでの無料サービス運営によって得たユーザのロイヤルティを収益に変換する施策としての「プレミアムサービスの導入」は成功であった、と捉えることができるでしょう。それと引き換えに、コミュニティとしてのmixi全体にこれまで存在していた「ぼくらのmixi」的な空気から「イーマーキュリーのmixi」という捉えられ方が進み、今後はより理性的に厳しい目でサービスを峻別するユーザの声を的確に開発・運営に反映しつつ安定運用に努めることが求められます。
同時にいよいよ本格化が求められるビジネス面では、ユーザからのワンタイムチャージ収入源の開発やユーザニーズの高い「顔の見えるオークション」、対ビジネスユーザ向けのモール事業等、周囲の事業者が垂涎でウォッチしている「mixiがユーザに与える安心・粘着・所属感」という特性に適した事業の投入が期待されます。
ここまで加入者数とサービスレベルの評価で順調に進んできたmixiも、「ビジネス」になり始めるここからが本当の正念場ですね。
関連:
mixi分析4 -会員数30万人突破
mixi分析3 -1,000万PV/日突破
mixi分析2 -ユーザクラスタ
mixi分析1 -サービス特性
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2005年01月27日
ブログ検索サービス
「ブログ検索」の周辺が熱を帯びています。
ライブドアが従来から力を入れていた「未来検索」のリニューアル機能追加を行い、先日から計画が発表されていたデジタルガレージと米ブログ検索主流の「Technorati」との業務提携による新会社「テクノラティ・ジャパン」が設立されました。
日本では、国内ブログ草創期から先行的にブログ検索を提供して主にブログエバンジェリスツに愛用されている「bulkfeeds」や、gooがNTT研究所技術を投入して提供している「gooブログ検索」、先日blogfan.orgとの連携を発表した「NAMAAN」など、ブログ検索サービスを提供する事業者(及び個人)は既に活発な動きを見せており、徐々に個々の差異化も図られつつある状況です。
(ちなみに、Googleで「ブログ検索」と検索すると、まだまだ群雄割拠前という感)
ブログをネットコミュニケーションのインフラ的サービスであると捉えた場合にはまだまだブログは勃興期にあり、検索対象記事がまだ十分に蓄積されていない現時点ではブログ検索サービスの価値は十分に感じられるものではありません。一般の検索エンジンで十分です。
しかしながら、ブログ(ここでは =ネットコミュニケーション)本来のN:N情報流通という特性を鑑みてブログ検索の将来性を見据えると、近年、メディアの情報よりも口コミの情報の方が信頼できると言い切る消費者が増えているなかでその存在感はどんどんと大きくなることでしょう。そのときにサービス提供者が組み立てるビジネスモデルが、単純にOverture/Adwordsモデルに頼るのではなく、そのコミュニティ親和性や口コミ情報に基づくオンライン消費への誘導といったものと組み合わせた新たなものになっているとおもしろいな、などと漠然と感じたりします。今後に期待です。
未来検索livedoor、オプション検索やサイトの登録などへ対応 -ITmedia
デジタルガレージ、ブログ専業会社を設立 -CNET JAPAN
BlogFan.ORG さんと仲良くなりました。 -NAMAAN リリース
旧記事:
ブログ全文検索やブラウザで使えるRSSリーダーなど「gooラボ」で公開実験 -InternetWatch
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2005年01月25日
コミュニティと序列観念
人間というのは良くも悪くも序列を付ける動物。モノにもそうだが、自分自身にもすぐに自分の属するコミュニティにおける序列を付けたがる。
その序列位置を気に入ったかどうかが本人のコミュニティ内寿命を決める。そしてそれは、多くの場合潜在的な我慢を強いられる位置付けとなり、そこからの逃避が、ML等でよく見かけるROM状態のような行動となって表れる。
仮にネットコミュニティが広くあまねく一般向けのインフラになるとすれば、それはそのコミュニティ内で得られるリアル的人間関係・機能価値・居心地のよさが、その人の序列観念・ 劣等感に勝った時だ。
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2005年01月22日
mixi分析4 -会員数30万人突破
mixiの会員数が30万人を超えたことが発表されました。
~ ミクシィ日記、毎日67,000以上がエントリー ~ ・一日の日記数 : 67,226 ・日記に対する一日のコメント数 : 321,269 ・日記総数 : 6,982,758 ・コミュニティ数 : 76,455 ・書籍、CD等のレビュー総数 : 246,201 |
数字を二点付け加えると、11/15のプレスリリース時と比較して、アクティブ率に変化が見られないことや会員数の増加率と日記エントリーの増加率がほぼ同等であることからページビューの値が下記のように推定できます。
| ・一日あたりのページビュー : 1700万PV (推定値) ・一ヶ月あたりのページビュー : 5.1億PV (推定値) |
この数値は、ネットレイティングスのホームパネル・ワークパネル合計値(12月)で見たとき、2ちゃんねる(これまでのネットコミュニティ最大値)の4.7億PV、excite(有数の総合ポータル)の3.4億PVをゆうに凌駕しており、以前の分析での予測を越える数値となっています。また、ソーシャルネットワーキングサービスと共に2004年のネット界を賑わせたブログサービス群の中で、最大の開設数・アクティブ数を持つlivedoorブログ(参考:ブログサービスランキング)が2.7億PVとなっており、mixiはこれにほぼダブルスコアをつけて、単一のCGMサービスとしては数字上ダントツのトップポジションに躍り出た格好です。
また、今回のプレスリリースの本論である『ユーザ数30万人』というと、一般論的にはネットメディアとして事業が成り立つ数字であり、ビジネス評価の観点では一つのマイルストーンを越えたということになります。これによって、今後は昨今のネットコミュニティ系サービスの盛り上がりやソーシャルネットワーキングの意味性をあまり理解していないクライアントからの出稿も獲得しやすくなり、mixi単体で事業としてビジネスベースに乗せることが可能になってくるでしょう。
ただ、実際のところのmixiのメディアパワー、コミュニティパワーはその程度のものではありません。CNETの記事内のイーマーキュリーのコメントに「紹介制なのである意味閉鎖的なイメージで捉える人がいるかもしれない。しかし、単純に『何千、何万人の会員数を有している』ということだけを売りにしている一般のコミュニティサイトよりも、広告の効果は非常に高いと考えている」という下りがありますが、これは誇大ではないでしょう。
まず、サイトオープン後すぐからほぼ変わることなく現在も続く70%超の3日以内ログイン率(=アクティブ率)と、50P を超える1日1人あたりページビューといった粘着性が、単なる30万ユニークユーザのサイトとは比較にならないユーザリーチを生み出し、所属感の強いユーザへの露出となるためにたいへん高いマインドリーチも見込まれます。
また、「mixi内にさまざまな種類のコミュニティができているので、そうしたコミュニティごとの内容に合わせたターゲット広告を表示させることも検討している。」というコメントにもあるように、ユーザに関する年齢性別などのデモグラフィックデータのみならず、「コミュニティ機能」によって趣味趣向やライフスタイルを表すサイコグラフィカルなデータ取得がサービス内に埋め込まれているために、広告クライアントにはよりピンポイントで費用対効果の高いターゲット広告媒体を提供することができます。
これまでは「こういったことも可能だ」というふうに語られて期待ばかりを大きくさせてきたmixiもいよいよ30万人超えを果たし、今後は徐々に上記のような広告媒体としての商品開発が重要となる時期にさしかかっているといえるでしょう。国から表彰を受けるまでになりながらもいまだ「βバージョン」を名乗り続けるサービスの側面と合わせ、そろそろビジネスとして本格的に軌道に乗せる時期ですね。
関連:
mixi分析3
mixi分析2 -ユーザクラスタ
mixi分析1 -サービス特性
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2005年01月20日
ブログサービスランキング -戦略分析
ブログサービス アクティブ数ランキング(H17.1.18現在)
| 順位 | サービス名 | 月間 '04.12 | 週間 '05.1.1st | 日間 '05.1.18 | ①day/month |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | livedoorブログ | 96,197 | 62,080 | 21,656 | 22.5% |
| 2 | 楽天広場 | 90,026 | 63,172 | 29,998 | 33.3% |
| 3 | NAVERブログ | 80,190 | 47,599 | 14,993 | 18.7% |
| 4 | ヤプログ | 43,524 | 32,143 | 13,977 | 32.1% |
| 5 | エキサイトブログ | 40,084 | 29,826 | 12,685 | 31.6% |
| 6 | はてなダイアリー | 36,363 | 29,921 | 15,125 | 41.6% |
| 7 | gooブログ | 35,695 | 25,679 | 11,428 | 32.0% |
| 8 | JUGEM | 18,341 | 11,937 | 4,711 | 25.7% |
| 9 | ココログ | 16,222 | 11,394 | 4,209 | 25.9% |
| 10 | ドリコムブログ | 14,071 | 10,084 | 3,836 | 27.3% |
| 11 | アメーバブログ | 13,762 | 9,476 | 3,971 | 28.9% |
| 12 | Seesaaブログ | 13,611 | 9,570 | 4,220 | 31.0% |
| 13 | Doblog | 5,999 | 4,210 | 1,923 | 32.1% |
| 14 | ブログ人 | 5,713 | 4,062 | 1,600 | 28.0% |
| 15 | AOLダイアリー | 1,584 | 1,062 | 455 | 28.7% |
表の通り、月間ベースでのアクティブユーザ数でトップを走っているのは「livedoorブログ」です。開設数では31万超え(1.20現在)となり”No.1ブログサービス”を公言する彼らですが、実際のアクティブユーザ数でも確かにトップはトップのようです。ただし、デイリーのアクティブと月間のアクティブの比で見ると(表の①day/month行)あまり活発なユーザが多いわけではありません。堀江社長としてはユーザの質やエントリー内容の質などにこだわることなく、とにかく「ブログNo.1」の座にこだわろうとしているようです。ポータルTOPページとブログTOPページを統合するなど、一層ブログ事業への傾注を進める彼らですが、果たしてこの量的No.1戦略が奏功するかどうかは見ものです。
国内でのブログ熱が高まる以前からCMSによる日記サイトとして人気の高かった「楽天広場」が月間アクティブユーザ数で2位につけています。昨年の5月に予告なく突如20万以上の日記からPingを飛ばし始めてPingサーバ運営者から大ブーイングを受けた楽天広場ですが、その後も着実に開設数も伸ばしています。彼らの場合、出自であるEコマースを軸としたコミュニティとして発展を遂げているためブログ間の”口コミ”を介した消費への相互誘導が活発に行われています。昨年後半にキーワードとなり始めた「CGM」(=コンシューマ・ジェネレイテッド・メディア)の観点からすると、掲示板やSNS、Q&Aサービス等を含めた国内のCGM事業者の中で最も先を走っている状態と言えるでしょう。また、デイリーのアクティブ数ではlivedoorブログを大きく引き離してトップとなっており、「買い物」を中心としたコミュニティの活力・粘着性が比較的高く保てています。今後は、これまで立ち上げから運営を担当していた田中良和氏がグリー(株)の設立に伴って離脱したことによる人的リソースの穴を楽天の組織力でしっかりと埋めた上で、現時点のCGMとしてのリードを保てる運営や機能強化を継続できるかどうかがポイントと思われます。
月間アクティブユーザ数で4位につけている「ヤプログ」は、H16.6月サービスインという後発組でありながら、キャラクターテンプレートやポップなサイトデザイン等による”かわいい”イメージ戦略やネットピープルに人気の高いまつゆうさんを起用したバイラルマーケティングなど、若年女性向けにチューンしたマーケティング戦略が功を奏して着実な成長を遂げています。ブログホスティングサービスを一つのコミュニティ=場と見たときに、「若い女性の集まるところに男も集まる」という法則に則った成功例(ここまでのところ)と言えるでしょう。今後は慢性的な表示速度の遅さなどのサービス品質の向上が課題となりそうです。GMO熊谷社長がご執心(ながらあまりうまく行っているようには見えない)な検索事業からプライオリティを切り替えてくるかどうかがポイントと思われます。
2003年1月からサービスをスタートし、2004年上期頃までは最大開設数のブログサービスと言われていた「はてなダイアリー」は月間アクティブユーザ数では6位に甘んじています。しかしながら、day/monthで見るとダントツのトップとなっており、キーワードリンクによる共同編集辞書機能が軸となって生まれたクラブ活動や互助会といったコミュニティの輪やユーザの機能要望自動収集→運営サイドが検討し改善するといったユーザの声を重視する運営方針が、より密度が濃く質の高いコミュニケーションを生み出しているようです。10月~11月に起こった「住所登録問題」で一部のユーザが離反したものの、迷走劇が大きな傷を残す結果とはならなかった様子。今後は、生来のポイント流通基盤(=会員流通貨幣の存在)をCGMとしての強みにどう変換できるかがポイントになりそうです。
最後に、当ブログを置いている「gooブログ」については、数字的にはなんとも”中くらい”な位置にいる状態ですが、gooラボと銘打つ商用実験でブログ全文検索やリアルタイムで全ブログからのリンク対象サイト集計ランキングを提供したり、携帯で撮影した動画を直接アップできる機能を提供するなど、他事業者とは一風変わった周辺サービス・機能が特徴になっています。また、上位のブログサイトが悩んでいる表示速度の面が良好で、NTTグループらしい設備余力を感じさせます。ただターゲットが不明確で色が見えないため、エッジなものを好むブログユーザには決め手に欠ける感が否めないところが課題と思われます。よかれ悪しかれ数字的に”中くらい”なのですから、今後はもう少し誰にどういうふうに使ってほしいのかを明確にすることが肝要と思われます。
2004年、雨後のタケノコのように乱立したブログホスティングサービス群も、今年は各社それぞれの戦略の中で”ビジネスベース”に乗せることが要求される時期を迎えます。また同時に、現時点ではまだまだマジョリティには十分リーチしていない「ブログ」という極めてインターネットらしい可能性を秘めたサービスを、現在の勢いを止めることなく一般層に普及させていくことも大きな課題です。片側では、ソーシャルネットワーキングにカテゴライズされているものの、これらブログサービス群同様に日記を軸としたコミュニティである「mixi」が、23万ユーザ×70%のアクティブ率という脅威の粘着力でユーザを囲い込み、なお成長速度を速めています。
「個」の時代、「コミュニケーション」の時代と言われる中で最もアツい「CGMの覇権争奪戦」が今年どのように進行するか、楽しみにウォッチしていきましょう。
出展:blogfan.org
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2005年01月11日
ソーシャルネットワーキング.jpのSNS101夜
ソーシャルネットワーキング.jpの原田氏がSNS101夜シリーズを書き終えたようです。
原田氏は日本のSNS勃興の時期にはマス対象のコミュニティリーダーとしてmixi、GREE等を盛り上げ、9月からは有数のSNSウォッチャーとしてほぼ毎日欠かさず複数のSNS関連記事をアップされています。mixi無敵会議や無敵会議SNS編での講演も記憶に新しい。ちなみにYahoo!検索でも「ソーシャルネットワーキング」や「SNS」のYahoo!登録サイトとして唯一SNサービスではないサイトながらも登録されている貴重な存在であり、日本で「2004年はSNSの年」と言われるに至った最大の功労者の一人といえるでしょう。ひとまず、自身で計画された101夜のSNS紹介シリーズを完遂されたことに大きな拍手をお送りしたいです。
その101夜目でソーシャルネットワーキングの定義(いわく最大公約数)として
「個の場があり、それらの関係性が可視化されているサービス」
というものを上げていらっしゃいます。
解釈させていただくと、「個」とは単なる個々人というだけの意味ではなく、実名・ハンドルに関わらずなんらかの特定可能な個としてアイデンティファイされた存在を意味しており、その人のアイデンティティをあるフレームに則って明示する場(マイページ)がある、ということだと思います。また「関係性」とはマス向けのSNSに多く見られるリンク関係にとどまらず、共通の趣味・ブックマーク・読者・共感といった個同士のコミュニケーションを促進しかつそのコミュニティに対する信頼感・安心感・所属感を醸成する、もしくはその人がストックとして管理しやすくする各種の機能、を指していて、その関係性が他のコミュニティメンバーに対して視覚的にオープンである、ということと考えます。
原田さん、これからもがんばってください。応援しています。
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2004年12月22日
gooブログがケータイ動画に対応
情報発信の新たな可能性、gooブログがケータイ動画ファイルへ対応 -ITmedia
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動画ファイル対応は、ケータイで撮った動画への対応となる。動画ファイルが利用できるケータイから添付ファイルとして送信するだけでBlogに掲載でき、アップされたファイルはケータイからだけでなく、PCからも閲覧できる。
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ブロードバンドの普及によってユーザにもたらされた明確なメリットは、時間を気にせずネットコミュニケーションの世界に「住む」ことができるようになってしまったことと、マルチメディア表現、特に映像での表現が容易になったことです。
第一次ブロードバンドフィーバーは、通信事業者・放送事業者のエゴのぶつかり合いとコンテンツ事業者が夢を見すぎたことで需給バランスを欠いてネットバブルのローテーションの谷間に沈んでしまいましたが、ブログやSNSによる地に足のついた垣根の低いネットコミュニケーションの普及とそろそろ頭のこなれてきた映像ビジネスステークホルダーたちのこれまた地に足のついたリソース再投入によって、今度こそユーザが喜ぶ(=金を払う)サービスが生まれはじめる予感がします。
ブログのケータイ動画対応は、そのインフラ整備の口火として期待されます。これをユーザ側がどのように活用し始めるかが楽しみです。
秀逸!: インターネット社会のマーケティング―ネット・コミュニティのデザイン
posted by huehara88
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2004年12月16日
オンラインでの出会い
オンラインでの出会いについて考えてみる。
数年前までの感覚で普通に考えれば、オンラインで知り合った相手と実際に会って話したりプロフィールを明かしてオフラインでの関係に発展したり、そこからビジネスや友情や恋愛感情が生まれたりといったことはとても稀有なことであった。世間一般の考え方からすれば未だにそのようなことは特別(もしくは異常?)な体験であり、このところのSNSの普及によって助長されているこういった「出会い」を経験した人がそれを世の中一般のものごととして捉えがちであることには異を唱えさせていただく。たとえば自身の親御さんにその「出会い」について説明してもフツウにうなずくことはしないでしょう。
私が初めてオンラインで人と知り合いオフラインの関係(実際それは友情の醸成にまで至った)を築く体験をしたのは今から4年ほど前、当時相当の時間をかけて目指していた資格試験の自主学習にあたって、「思いを同じくする同友がほしい」と感じて検索エンジンでその資格名と私の住んでいた地域名を投入して一番上に出てきたホームページ(当時SEOという言葉も無かったがw)の中で登録を募集していたメーリングリスト上で企画された勉強会でのことだった。当時の私はインターネットのインフラ周辺の仕事をしていたが、そのような環境にあっても、同好同学の・メーリングリストで会話を交わし済の・同地域に住む・という今なら客観的に見てかなりの信頼度を感じられる相手にさえ、ガクガクブルブルと恐怖しながらその門を叩いたことを覚えている。 ネット環境の普及著しい最近の世間においても、一般の人々の7割程度がそのような心理状況にあると捉えておくことが肝要だ。
しかしもちろん、そのような社会状況がいつまでも続くわけではない。このところのインターネットの普及(特に常時接続の普及によるネットの本来ベネフィットの浸透)は人対人の出会いという社会学上の至極基本的な側面にも大きな影響を与えている。実情としてソーシャルネットワーキングの存在を語る以前に、iモード/ケータイメールの爆発的な普及や出会い系サイトの林立に伴って暴発した援助交際文化に代表される「オンラインでの出会い暗黒面」がすでに社会現象から日常風景とまでなっている。これはVHSビデオの普及過程におけるアダルトビデオの存在と同様、情報メディアの普及において必定とされる「メディアの暗黒面」という通過儀礼のようなものでもある。ネットコミュニケーションというメディアはその通過儀礼を経た上で、今現在ソーシャルネットワーキングやそれを後押し(or相乗)するブログのムーブメントによって「一般化」に向けた第一歩を歩みだしたところなのだ。
人は、過去や現在の時間や血縁地縁を共にした近しい人々とのつながりにはよりストック的な知覚や感情を以って接する傾向が強く、反対に新たな出会いや平常コミュニティを同じくしない人々からの情報・感情から自身の価値観に直接的な影響を受ける傾向がある。また日本においては特に、高度成長を経てバブル崩壊後の価値多様化・個人主義化の流れの中で、より一層、フロー的に感覚・情報共有可能なコミュニティの存在や、「さみしがりや」感覚を癒してくれるある種刹那に始まる人間関係が求められる時代背景もある。そのような、まさにグラノベター博士が学術的に証明した「弱い絆の強さ」という社会理論は、彼の提唱から30年の時を経た現在のソーシャルネットワーキングという名のコミュニケーションツールによって実践されていると言えるのだ。
今朝、私はオンラインで知り合い一緒に仕事をしたいと感じて熱烈にアプローチしていた相手にそっぽを向かれてしまった(リベンジ中だがw)。今日、私はオンラインで知り合った友人十数名と会い、また新たな刺激とやわらかな時間の共有を得てきた。 今、私は半年前からSNSでリンクし、まだ会ったことはないもののある種兄妹のように接してきたコの失恋の痛みに強く共鳴し、彼女をどうすれば今今このとき元気付けてあげられるだろうか、ということに沈思黙考している。 今日一日、ともすればこの1カ月の私の知覚・感情の80%以上が、「オンラインでの出会い」によって築かれた「弱い絆の強さ」の下で動いていたりする。
これはおそらく異常な体験ではない。これから時間はかかるかもしれないし、今のインターネット社会環境における有り様とは全くことなる姿になるかもしれないが、これからのインターネットベネフィットの普及過程の中で、オンラインでの出会いは世間一般に当たり前の物事となり、かつその弱い絆ゆえにリアルでの出会い以上に私たち一人一人の人生に影響を与えるものになるだろうと予測する。

「ソーシャル・ネットワーク」を知る良著
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2004年11月16日
mixi分析3 -1000万PV/日突破
イー・マーキュリーのSNS『mixi(ミクシィ)』、1000万PV/日を突破
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株式会社イー・マーキュリー(東京都渋谷区、代表取締役:笠原 健治)は、11月15日、同社が運営する招待制ソーシャル・ネットワーキング サービス(以下SNS)『mixi(ミクシィ)』の一日あたりの閲覧数が、11月8日に1000万PVを突破したことを発表しました。
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現在(2004年11月15日)の『mixi』利用概況は以下の通りです。
・月間総PV数(10月16日~11月15日) 約2億5000万PV
・一人一日当たりの平均ページ閲覧数 約50ページ
・一日あたりの総日記数 約4万件
・一日あたりの総コメント数 約16万件
・平均アクセス率(72時間以内に同一ユーザがアクセスする率) 70.0%
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mixiの怒涛の勢いを語るのは今更の感さえあるとはいえ、やはりすさまじい成長力だ。12月には3億PV/月をゆうに超えることになるだろうが、これは単純比較でいうと2ちゃんねるの3.5億PV、exciteの3.4億PVといった数字に開始10ヶ月で比肩するということになる。これだけで見てもmixiがいかに成長力が高いだけでなく、すでに十分に一個のメディアサイトのレベルに達していることがわかる。
それに加えてもっとも特筆すべきはそのサービスとしての「粘着力」である。ユーザの3日以内アクセス率が70%という数字の異常な高さが物語るところでもあるが、これを一人当たりPVという観点で見ると、mixi23万UU(12月予測値)、2ちゃんねる670万UU、excite750万UUであり、一般のポータルや掲示板/無料HPサービス類の約50PV/月・人という数値と比較してmixiは約1,300PV/月・人。他サイトの約25倍、Y!オークションという最強粘着サービスを持つYahoo!Japanの615PV/月・人と比較しても、2倍以上の数字である。いかにmixiユーザが曰くの「mixi中毒」に陥っているか、その中毒率がいかに高いかがわかる。
これらの数字が意味するところは、これまでのインターネットサービスが消費者にとっての「ツール」や「趣味」の域を超えない、もしくは局所的なユーザ層にとってのみの居場所であったのに対し、mixiが消費者、特にこれまでネットサービスへのロイヤリティを持つことのなかった層にとっての「リアルに代替する生活場」となっていることだと捉えることができる。
以前のエントリーで記述した招待制SNSとしての特徴、mixiならではの特徴が相互に作用してこの状況が生まれているわけだが、今後この「生活場」となったmixiが狙うべくは、mixi住人がmixi上でより豊かな生活を送ることができるサービスの提供であろう。まずmixi上で商行為がなされるプラットフォームとしてのサービス内通貨の導入、課金・決済・送金機能、法人・個人向けのストア機能、オークション機能、取引者認証制度及び機能、バイラルコミュニケーションをコマース行為につなげや
すくするUI・機能、これら一式への接触障壁を下げ流通活性化を促すためのサイト内検索機能といったものだ。
以前、笠原社長自身がインタビューで「ECの導入も考えている」と答えているとおり、今後mixiとしては順次これらの機能を整えていくものと予想されるが、ぜひとも気をつけてほしいところが、現在のmixiユーザがmixiに感じている魅力である「安心感」「ユーザ自律性」「お金の匂いの無さ」といったものを守る、もしくは折り合い







