2008年06月30日
Googleアドワーズが行動ターゲティングになる件と私見
Googleがアドワーズに行動ターゲティングを組み込むとのことで。
Google、数分前の検索クエリを利用した行動ターゲティング型アドワーズのテスト開始 :: SEM R
今回明らかにされた新しい試験は、同一セッション内のより過去のクエリまで遡ってユーザーの検索インテントを判定し、広告の精度を高めようとしている。例えば、「誕生日 プレゼント」、続けて「花」と検索した後に「アクセサリー」と検索した時に、過去2つ前まで遡ることで、誕生日プレゼントにアクセサリーを贈ることを想定したユーザーに対して関連する広告が表示できるようになる。
当然するべきことを然るべき時期に当然やってくるGoogleはやっぱり強い会社だな、と思う。 当たり前? 否、そうじゃなくなっていくのが大企業病ってもんだよ。GoogleはまだまだGoogleなんだ。
Yahoo!やAOLが過去数日分のデータも対象にしているのに対してGoogleは同一セッション内の数分間の行動のみを対象とするというあたりも、性急に解析対象を広げることよりも、実際のユーザーテストを通じて今の検索ユーザーの行動心理からするとこの程度の範囲で区切るのが最適と判別したからこのようにしているのだろうと容易に想像がつく。物事を極論や新奇性に拠って進めていないのだ。
2.0騒ぎのときに一部で盛り上がった(私もモノ書いたりした)行動ターゲティングやリコメンデーションがようやく市場として実体化しつつあるわけだけど、基本的にこの一定のパラダイムの範疇内でモノ考えたり行動したりしてもGoogle&Amazonの手のひらの上なんだっていう現実を、GoogleやAmazonじゃない人間は認識しないといけないと思っている。
個人的に本来はソーシャルグラフのオープン化がパラダイムシフトの方向だと思っていたけど、どうもそれだけに固執していると気づいたら河島英五になりかねないので思考を拡張してモノを考えてみているけど、ぐるっと一周回ってキーはやっぱりデバイスとしての”ケータイ”にあるんだろな、と思い始めたりしている。
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2008年05月23日
Googleの検索アルゴリズムちょい見せの件
Googleのなかの人が検索アルゴリズムを小出しに公開し始めていると。
グーグル、検索アルゴリズムを少しずつ明らかに - CNET Japan
●PageRank
●言語モデル: 慣用句、同意語、発音記号、スペルミスなどを処理するための機能
●クエリモデル: 言語だけではなく、今日の用法を含む
●時間モデル: 30分前に作成されたページが回答として最も適したクエリもあれば、過去に作成された実証済みのページが回答として最適なクエリもある
●パーソナライズモデル: 好みは人によって様々であるため
情報をオープンにするのは素晴らしいことだと思うし、SEOの名の下に繰り広げられる無価値なまでのイタチごっこに知恵や労働力が向けられずに済むことになるから社会・業界の生産性向上にもつながる。
でもGoogleはクールでシークレットな勝ち組ベンチャーから、見事なまでに着実に、「ふつうの大企業」への道を突き進んでいるなぁ、とも感じるね。
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2008年05月03日
Googleページランクが上がるときの予兆
一昨日(5月1日)から昨日(5月2日)にかけての時間帯で、newsingのGoogleページランクが5から6に上がりました。そのこと自体はGoogle先生が評価してくださったことなので素直に喜んでおこうと思っています。
今回のページランクアップには「予兆」と思わしき動きがありました。およそ1週間ほど前から突発的キーワードに拠らないGoogleサーチからの流入が伸び始め、1週間で流入数が150%になりました。これはおそらく予兆だったのだろうな、と。
元来newsingのような記事毎にページが生成されるようなサイトは、メジャーワードでの検索流入よりも突発的なニュース関連ワード(人名や事件名等)での流入の方が多いです。これが一週間かけてグンとベースアップされた、ということです。
ちなみに、この流入増には3月23日のリニューアルから1ヶ月を経て順次インデックス数が高まっていたことも影響があると思われます。ロングテールワードでググった時の順位も体感的に上がっているものの、その検証を定点観測で取ったわけではありません。
ので、まるっと信じるのではなく、「ふーん、そういう仮説もあるのね」くらいに捉えておいてください。
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2008年02月25日
Googleの検索レレバンシーなんてたかが知れているという話
先日、なっちゃんの歓迎会で総務部長たちがロールキャベツを作ってくれた件を書いた。
で、昨日ふと自分のブログの検索リファラーを見ていたら「ロールキャベツ」という検索ワードで50人くらいの方が近江商人JINBLOGに訪問くださっていることに気づいて驚いた。見ればGoogleで「ロールキャベツ」と検索して8位になっている。9位はWikipediaの「ロールキャベツ」の項。
ロールキャベツのレシピを探そうとGoogle検索して、まかり間違って8位の方をクリックしてしまった方が味わったであろうがっかり感を想像するにつけ切なくなる。Google検索のレレバンシーなんてまだまだこんなもんである。この調子では百度(Baidu)にも付け入る隙があるってもんである。いやまあ、そのくらいの完璧じゃなさが丁度いいんだけど。
ついでなので、この3ヶ月このブログへたどりついた方の検索ワードTOP5をさらしてみます。
1位 近江商人 :長らくお世話になっているマイハンドル
2位 岡田有花 :愛しのユカタンです(まだ会ったことありません)
3位 上原仁 :自分の名は3位
4位 原田明典 :先日ドコモからmixiのモバイル事業トップに転じた悪友の名
5位 新年の挨拶 :ロールキャベツに似た感慨を覚えます
ほんとにたくさんの方々がこれらのワードでこのブログを訪問くださって、幸い意味ある答えを見つけられた方もいるでしょうけど、反面どれだけの人がいらぬがっかりを味わってしまわれたことでしょうね、まったく。これを見てても、まだまだ今のウェブ検索の精度なんて60%くらいのもんだよね、って実感させられます。インターネットサービスはまだまだ未開の地だよ、ほんと。
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2008年01月21日
「勝手にブログ評論」だそうな
UEIの清水社長がおもしろそうなものを作っていらっしゃった。
入力されたURLのブログを評論家風にまとめます
ブログのRSSを形態素解析してクネクネするツールですね。早速近江商人JINBLOGのURLを入れて遊んでみた。結果を見て吹いた。
近江商人JINBLOG評論
個人的に最も興味深いのはベンチャーよりもむしろ梅田望夫教である。
そうか、そうだったのか(笑)
たいへんおもしろかったので、貼ってあるAdsenseで一番単価高そうなやつをクリックしておきました。
※10:45追記: 「Adsenseは投げ銭じゃないよ」とちとご注意をいただきました。表現に御幣がありました。失礼しました。Adsenseをクリックして、リンク先の広告はしっかりと拝読しましたよ。そうか、こんな切り口の利殖手段もあるのかぁ、と発見がありました。
人が笑顔になったり心地いいと思うサービスって「技術の力」と「人手部分のセンス」がうまくバランスしてるものなんですよね。こういうお遊びのときにちゃんとその両輪を回していると、いざ本気で事業に取り組むときにもその延長で動ける。
こういうの、マイネットでもちょこちょこやりたいな。
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2007年09月13日
生活者ニーズの切り口毎に検索結果レレバンシーは異なる
おはようございます。gooのまわしもんの上原です。
相変わらず着実にgooラボアツいですね。
gooラボ、5W1Hの観点で結果を表示する検索サービスの実証実験を開始:ニュース - CNET Japan
5W1H検索は、次世代ユーザーインターフェースデザインに関する実証実験を行う「検索UIラボ」の取り組みの1つで、ユーザーが入力した検索キーワードに対して、5W1H――When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何)、Why(なぜ)、How(どのように)――の観点に分けて検索結果をそれぞれ表示する検索サービス。
Whatはベーシックなウェブ検索、Whoは人名に加重を、Whenは時間関連語に加重を、Whereは位置関連語に、Whyは「理由」とか「由来」とかいった語彙に、Howは「方法」とか「技」とかいった語彙に重みをつけている様子。「mixi」でWhere検索したら「ぼくはまちちゃん!」のhamachiya.comがトップに出てきたのは笑ったけどまあご愛敬。
GoogleやYahoo!のメイン検索の結果はその言語圏全体の民主的総意を表すことにチューニングされているわけだが、今回の5W1H検索やチームラボのSagoolのように(猪子社長曰く「オモロい順に重みづけ」)、生活者のニーズの切り口ごとに異なる検索結果を提示するというアプローチは意味深いと思う。
次におもしろくなってくるのは、様々な切り口が用意された状態で、ユーザーのインプットを何らかの形で然るべき切り口の検索結果に着地させるアプローチかな。それができたらGoogleYahoo!よりも気持ちいいサービス=Post Google(ですか?)になり得るかもね。
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2007年06月12日
Yahoo!のソーシャル化戦略がついにサーチにまで
Yahoo!Japanが年初頃から進めているソーシャル化戦略が、ついにYahooの本丸である「検索」にまで到達してきた。
ヤフー検索結果にソーシャルブックマークの登録人数を表示 - CNET Japan
4月にリニューアルされソーシャルブックマーク機能を備えた「Yahoo!ブックマーク」の登録人数が、Yahoo!検索結果の各URLごとに表示されるようになった。これによりサイトを訪問する前にユーザーからの人気度をある程度把握することができる。
CNETでの扱いの低さやはてブ数からも世間的にはあまり大きな注目は集めていないようだし、Yahoo!ブックマークユーザーはまだおよそ1割程度しかブックマーク共有していないためインパクトに欠けるところが強いが、個人的には井上俊一検索事業部長が3年来言い続けてきた「ソーシャルサーチ」(参考エントリー)の明示的施策の一歩と受け止めている。
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2007年06月11日
newsingの母が「まとめてブログ検索」というのを作った
マイネットでは表裏のある20%ルール(上司にマネージされてたんかよっ)とかは特にはひいていませんが、メンバーがしれっと個人的にウェブサービスを作って公開したりはちょくちょくしています。エンジニア向けに特化したソーシャルニュースサイト『gungi』(グンギ)もその一環みたいなものです。
そんな中うちのnewsingの母が、しれっと結構便利なものを作っていたのでご紹介。
「検索」ボタンを押すと、複数のブログ検索へまとめて検索クエリを実行します。
その検索結果を、日付順で並べて表示します。
またそれらのRSSを統合させた「検索結果RSSフィード」を生成します。RSSリーダーに登録してキーワードの定期観測にどうぞ。
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2006年08月22日
gooの検索カンファレンス
8月24日(木)の夜に、私の古巣gooが検索カンファレンスを開催するようですので応援告知!
特に杉崎さんは私もたいへんお世話になった検索エンジニアさんで、私とコンビで今をときめく某SNSの検索開発を担った人物です。トークも上手で、つっこむとかなりぶっちゃけたところまで話してくれるので、楽しめますよ。
gooオープンカンファレンス 第4回「gooが目指す『行動支援検索』へのアプローチ」
■日時:
2006年8月24日(木)19:30~21:30
■場所:
千代田区大手町2-2-2 アーバンネット大手町ビル20F
(地下鉄大手町駅A5番出口から直結)
NTTレゾナント プレゼンテーションルーム 会場地図
■テーマ1: gooが目指す次世代検索サービスへのアプローチ
メディア事業部 検索担当 杉崎正之
「行動支援検索」としてgooが進めてきた「検索サービス」の考え方・取組み内容
■テーマ2: goo ウェブ検索トップページについて
メディア事業部 検索担当 永井孝久
23日にリリース予定の「goo ウェブ検索トップ(仮)」の機能紹介と、そのねらい
■検索トークセッション
ウェブ検索、ブログ検索担当スタッフが、現場から見た最新トレンドについてトークセッション
■お申込方法:
こちらのサイトでチェック
最近このブログが告知モノばっかりになっていて反省しています。論考記事、アップしなきゃ。。
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2006年05月27日
第四回 WBS2.0 feat.井上俊一(Yahoo! Japan)
このところ思考のストックの足りなさ感じることもあり、脳への刺激を求めて積極的にいろんなセミナー類に参加させていただいています。
そんな中、5月25日開催のFeedpath小川浩氏主催、WBS2.0第4回 feat. 井上俊一 Y!検索事業部長 に行って来ました。
以下、取ってきたメモとその感想です。 (最近、人のコンテンツのまとめを上げてることが多くて恐縮です。)
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●WBS2.0 第4回 featuring. 井上俊一
2006年5月25日(木)17:30~
小川浩、井上俊一
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■Feedpath: 小川氏
・Communication
【Web1.0】: 名刺交換→メールアドレス→メール→直接交信
【Web2.0】: 検索→Blog→Comment、TB→波形的交流
【Feed2.0】: 検索/Blog→Feed→ソーシャルブックマーク→直線的交流
名刺1枚で人を語れない時代 hito2.0
・Web2.0とはWebの環境変化である
・質的変化と量的変化
質:XML濃度の向上 、 量:ユーザー数×データ量
2003年頃から質向上の角度が一気に上がった
環境:Google、Blog、Feed → 現象:SaaS、Ajax、LongTail、Folksonomy、SocialTagging
・2003年頃からWeb上のデータ量も急増
・Web2.0という語が一番わかりやすかった。cf.DynamicWeb、LiveWeb、Read/WriteWeb
・Read/WriteWeb: Web上の情報を読み、Web上に情報を書く
4象限:
①Browse:Webブラウザ、RSSリーダー、ディレクトリサービス、ポータル
②Search:Web検索、Blog検索、タグ検索、Feed検索
③Publish:Blog、SNS、個人サイト、掲示板
④Share:ソーシャルブックマーキング、フォークソノミー、検索結果
→それをつなぐWebサービス、広告/課金など
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■Feedpath
2006.1.31:Feedリーダーリリース
現在、80万記事、6.7万フィード (はてブ:20万フィード)
5月:ブログライターリリース
ハギヤ氏(サイボウズ/Feedpath):豆ブログ
「Feedアグリケーション」
次:Feedエディター →サイトを持たずにFeedを発信
・1ソース、マルチポストを可能にする
・サイトのHTMLソースをそのままコピーし、GUIでの画像リサイズも可能
・タグ付け
・Web型のブログライター
・AjaxでリッチなUI、リッチなWysiwyg。
・100秒に1回自動保存機能
・対応ブログが多い→Web型だとAPI公開しているもの以外も対応できる。対応現在8ブログ。順次対応する。
・既存アプリとの連携: Feed表示からBlogを書く
Info: 米国Zimbra社(Ajax利用なWeb型GW)との提携、住友商事との資本提携
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●ソーシャルサーチ: 井上俊一氏
■検索の姿(キーワード入れると結果URLが10件出る)は検索が生まれてから変化していない
■検索とは?
・Webページにいくことが目的か?
*ある程度YES
-特定のサイトに行くことが目的のクエリー: NavigationalQuery
*しかし全てではない
・それが目的でなければWebページである必要はない
■ヤフー検索のミッション
・人々が相互につながり知識共有できる世界最大のプラットフォームを提供する。
*真の知識共有はWebだけで、クロールだけである必要はまったくない
■ビジョン
・あらゆる生活シーンで、サーチを利用する人々をつなぎ、知識を共有することにより生活を豊かにすること。
→人、知識の共有
「Y!は長らく検索エンジンを作っていなかったのだが、検索する人はたくさん”持って”いる」→持っているという表現どうよ?
※ソーシャル・サーチ
■ウェブの変遷
パブリック: ”The”Web、既存メディア
↓
パーソナル: ”My”Web、個人ツール
↓
ソーシャル: ”Our”Web、コミュニティ
■Webサーチの得意なこと
・特定のページへ行く
*NavigationalQuery
*「Web上で」人気のあるページへ行く
-サイトの名前、その他特定の名前で検索する人がほとんど
■Webサーチのメカニズム
・リンク解析
*どこからどこへリンクが張られているか
*アンカーテキスト
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『Googleは「リンク解析が一番重要」と言ったが、今やもうそれは正しくない!』
『今はリンク解析はそれほど重要ではなくなっている』
『1998年はそうだったかもしれないが、今はそうではない。リンクだけ見ていてもよいサーチエンジンにはならない。』
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2006年05月23日
Googleは検索以外ではフツウ
『”Big Brother”Google』論 は、インフルエンサーたち(と梅田望夫さん)が起こした壮大なBuzzであり、実態はまだまだともなっていないことを裏付ける数字が出ています。
Googleサイトのトラフィックの約80%がGoogle searchページに集中していた。次いで,Google Image searchが9.5%である。Video serchも含めると, Googleサイトへのアクセスの9割が検索ページとなる。検索以外のサービスとしては,Mailが5.5%で,Newsが1.5%となっている。この1~2年に打ち上げた非検索サービスページとなると,Mapsの0.8%がトップで,その他はいずれも0.5%以下であった。
上記はUSでの数字です。日本国内で言えばより一層検索一極集中の色合いが濃く見えるものと思われます。
まあ、年中ネットレイティングスやAlexaをウォッチしている人からすれば当然といえば当然の数字なのですが、改めて並べられると、毎回リリースのたびにブログスフィア中が震撼するGoogleのサービス群が、実はネットの外に出ればまったくひよこであることを再認識させられますね。
<出展:Hitwise/メディア・パブ>
MapのAPI提供やAdsenseのセルフサービスのようなモデルの斬新さや、GmailやGoogleCalenderでのAjax等インターフェースの斬新さに目を奪われすぎて、本質的なマーケットサイズと4Pバランスという目線を以って見ていかないとインターネットサービスへの正しい評価は下せない、ということを思い出さされます。
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2006年03月27日
ウェブ検索と群集の叡智
先ほど('06年3月27日11:55頃)、大分県で震度5弱の地震があったようです。現地の状況が心配なところですが、同時にこういったことが起こったときの世間の人々の行動が「検索」に顕著に現れることがgooランキングがリアルタイムで出している「キーワードランキング」で見て取れます。
上の画像は地震が起こって5分後の様子です。左側のリアルタイムランキングで「地震」「地震情報」「地震速報」「気象庁」といったキーワードが一気にトップ5に出てきます。地震が起きたときに多くの人の意識や検索行動が地震の方を向く、というのは当然といえば当然なのですが、これが目で見てわかるところが興味深いわけです。これはより普遍的に「世間の興味・関心をリアルタイムに知ることができる」という見方もできます。
Web2.0界隈で言われる「群集の叡智」というものを考えるとき、より多くの人々に表現者として群集の叡智に参加してもらうにはどうすればよいのか、というのがネットサービス提供者の大きな課題になっているところです。その手段は大別して「障壁を下げる」、「場の空気を作る」、「刺激を与える」の3つの方向で細分化していけると思いますが、このリアルタイムキーワードランキングはそのうちの「障壁を下げる」というアプローチを取ったものとして捉えることができます。
ユーザーにとってウェブでの検索行為というのは、「検索ボックスにキーワードを投入して送信する」という挙動を伴います。この行為はほとんどのインターネットユーザーが自然にとっているアクションです。つまり障壁はたいへん低い。ただ、その検索行為にはユーザー個々人のその瞬間の興味・関心がスライスして現れています。つまり、検索という行為自体が個人の興味をインターネットに表出する行為であり、一つの「群集の叡智への参加」であるということです。
gooランキングのリアルタイムキーワードランキングは「検索」という行為を「簡易なネットへの参加」と見立て、それを集約して世間の人々に意味ある情報とするために、「直近3分の世間の興味を数秒毎に更新する」というパッケージで提示しているということです。
今後このような群集の叡智を適切にリパッケージして提示するサービスはいっそう増えていくものと思われます。
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2006年02月07日
gooサーチプロダクトマネージャー 稲家克郎氏(後編)
■「みんなの探し物がみつかるといいな」
上原: では、これからの1年、goo検索をどのようなものにしていきたいとお考えですか?
稲家: 「みんなの探し物がみつかるといいな」というのが永遠のテーマだと思っています。今までもそうでしたし、これからもそのための取り組みを続けていくつもりです。
検索には「見つけやすさ」、「使いやすさ」、「すぐ使えること」が重要です。「見つけやすさ」ということでは、「gooサジェストβ with ATOK」のような日本人ならではの悩みを解消する方法に加えて、ユーザーさんの行動や知恵の蓄積を検索結果に活かすことでその人に最適の結果が出てくる、というような方向があると思っています。
「使いやすさ」ということではこれまでも、口でしゃべると検索できる、とか、マイノリティレポートのように空間を操作して検索できる、とか、メールで検索する、とかいったいろんな方法をgooラボや展示会などで試してきていますが、今も試行錯誤の最中ですね。最近では日本のポータルサイトで初の「自然文検索」をgooのTOP検索で取り入れましたが、これからももっと使いやすさを高める取り組みをしていきます。
また、検索したいと思ったら「すぐ使える」ように、検索への入り口をもっとユーザーさんの手元に近づけていくことを進めていきます。'97年にgooが始まった頃、検索窓はgooのトップページにしかなかった。2000年にgooスティックができて、ブラウザに検索窓が付くようになった。最近ではパソコンのタスクバーやウィジットのようにデスクトップ上に検索窓が付いている。形は変わって、ケータイ検索もよく使われるようになってきた。次にはどんなところに検索の入り口を作るとよいか、ユーザーさんの声を頼りに考えていきます。
上原: では「これから5年」ということではどうでしょう?
稲家: 5年という期間で考えるときに、「技術的にできるようになる」ということだけで想像するのはたやすいのですが、実際にユーザーさんに使っていただけるか、使いやすいものになっているかは別だと思っています。私たちは5年後もしっかりとユーザーさんに使っていただけるサービスを作っていたいですね。
今は「gooで聞いたら探し物が見つかる」というのを目指していますが、5年後は「gooはほしいものを教えてくれる」というふうになりたいと思います。「ほしいな」とおもったらgooが教えてくれる状態。「gooって、画面の先に人がいるよね」と言ってもらえるようなサービスにしていきたいです。
■「見える声」と「見えない声」、両方をいただきたい
上原: では、最後にユーザーの皆さんに一言お願いできますか。
稲家: 皆さんに、ブログやお客様窓口での「見える声」と、gooを使いこんでいただくことで聞こえてくる「見えない声」の両方をいただきたいです。ユーザーさんにより便利に使っていただくには、自分たちでゼロからアイデアを出すというよりも、皆さんがどういう風に使っているのか、というのを知ることが一番大事だと思っています。
皆さんにどんどん使っていただくことでどんどんgooがかしこくなる。そうしてかしこくなったgooを皆さんにもっと便利に使っていただける。そういうサイクルを大事にしていきたいです。
●●後記●●
見た目は豪快な稲家氏ですが、考えていることはたいへん地に足をつけて、ユーザーさんの声を全ての原点にしているということが伝わってきました。「日本語最強」と銘打っているgooの検索ですが、むしろ「日本人に一番やさしい」という言葉が合うような気がしたインタビューでした。
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gooサーチプロダクトマネージャー 稲家克郎氏(前編)
現職のgooのメンバーの中で自分が話を聞いて人に知らせたいと思える人がそんなにたくさんいるわけではありませんが、現職の一環でそんなうちの一人であるgooサーチプロダクトマネージャーの稲家氏に話を聞いて文章にする機会がありましたので、掲載します。
チョウチンをする気はまったくありませんので、まんま読んでください。
上原: 稲家さんの経歴を簡単に教えてください。
稲家: 私がインターネットビジネスに接し始めたのはネットスケープの前身「モザイク」が出たばかりの1994年です。学生のときにリクルートさんのIT系新規事業に参画して、MixJuice(現ISIZE)立ち上げなどに携わりました。その後NTTに入社したのが1996年。当時は「マルチメディア」という言葉が全盛で、私はネットとCDを組み合わせた音楽系のビジネスを画策して、レコード会社のavexさんと共同で「avex Network」を立ち上げました。その後ゲーム業界のオンライン化に携わりナムコさんやエニックスさんのネットワークビジネスをサポートする仕事などを経て、現在の仕事になりました。
■ユーザーの「見える声」「見えない声」
上原: 今のサーチプロダクトマネージャーとしてのお仕事のことを教えてください。
稲家: '97年に始まった「goo」のスタートは、サイトに検索窓だけがある、というスタイルでした。その意味で、「検索」はgooの基本になるサービスです。そんなgoo検索の企画・マーケティングが私の仕事です。
上原: 具体的にはどのようなお仕事になりますか?
稲家: ユーザーさんの声を元にgooの検索をよりよいものにしていくことですね。ユーザーさんの声には「見える声」と「見えない声」があります。見える声というのは、例えばブログで要望をお書きくださったりお客様窓口に連絡をいただいたりするようなものですね。まずはこれを毎日チェックしてサービスに反映していくことが重要です。
次に「見えない声」。これはアクセスログや検索キーワードログのような、ユーザーさんの利用状況を蓄積しているものです。ここから改善ポイントを導き出すのはとても地道な仕事ですが、「見える声」だけをチェックしていては見逃してしまう「声」を見つけられることがあります。
例えば、検索キーワードログの何千番目くらいのところを見ていると、おもしろいことに気づきます。「いとうみさき」とか「ついかんばんへるにあ」のように、人名や病気の名前をひらがなで検索していらっしゃるユーザーさんがいらっしゃるんですね。それも10人や20人じゃありません。本当にたくさんの方が固有名詞の漢字がわからずにほしい情報にたどりつけずにいるんです。
これを見たときに「あ!gooが入力を手助けしたらいいんだ!」と気づいて、そのアイデアを元にできたのが「gooサジェストβ with ATOK」です。
検索ボックスにひらがなを入れたら、そのかなで始まる言葉の候補が画像つきであらわれます。これがあると名前をあいまいに覚えているタレントなんかでも、顔写真で判別して検索できます。ひらがなで検索されているキーワードには、人名やランドマークの名前、四字熟語などが多いので、その3種類の辞書から候補を出しています。この辞書はジャストシステムさんとの提携で、20年以上の日本語研究の成果が蓄積されたATOK辞書を使用しています。
このサービスはユーザーさんからたいへんご好評いただいていて、まさに「見えない声」からいただいた成果です。
後編に続く
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2005年12月11日
ET研究会『Googleの戦略分析』に参加
FPNまわりのブロガーが開催している定期の勉強会には保田さんと上原でやっている『RTC勉強会』とCNETブログの渡辺聡さんがやっている『ET研究会』とがあります。参加するメンバーの色合いはそれほど違わないのですが、たまたまRTCは「思考拡張型」、ETは「思考深耕型」と参加者が得られるベネフィットもいい役割分担になっているようです。
金曜はその後者、ET研究会「Googleの戦略分析」に参加してきました。
会場に着いたら、受付にR30さんが立ってて参加者をさばいたりしていてたいへん驚いた。後で聞いてみるとなにやら渡辺さんとR30さんでいっしょに面白いことしようと画策しているらしい。たいへん楽しみです。
内容の方は、まずGoogleのサービス群を一式並べて、その個別の収益源・競合・破壊対象市場を解析するワーク。もちろん収益源は「広告」が並ぶわけだが、その競合・破壊対象市場に並んだのは、既存マスメディアからフリーペーパー、タウンページ、地方紙、タウン誌、リクルート、マイクロソフト、図書館、通信、SIサービス、広告代理店等々といったラインナップ。改めて眺めてみてもその破壊対象の幅広さに背筋が寒くなります。
話したり気づいたりなるほどと感じたりしたのは以下のような項目。
・GoogleTalk(IM/IP-TEL)は一義的にはClick-to-Callを介してタウンページやフリーダイヤル等の電話広告市場パイを狙うが、USでは携帯個人情報とIDの紐つけが行われるなどskype-in・skype-out同様の固定・携帯通話の通話料・相互接続料収入を狙いに来ることは想定の範囲内である。
・Orkut(SNS)は人のデータベース。一義的には検索やニュース等のソーシャライズ(自分だけでなく周辺のコミュニティで重要視される情報を上位表示する、など)と広告のソーシャライズに適用されるデータベースと見るのがよい。
・GoogleBaseとOrkutとWifiサービスとGooglePersonalizeが連動すれば、最高の「広告=コンテンツ」サービスが実現する
・Googleはオープン、Yahoo!はクローズ。
・GoogleMapsやGoogleBaseが空間の軸でGoogleの情報網を広げるものなら、When2.0でも議論された「カレンダー」の領域は時間の軸でGoogleの情報網を広げるものになる。
・チープ革命でネットベンチャーにはイニシャル資本がどんどん不要になっているのにVCはイニシャルが低いベンチャーの評価価額をどんどん高くしている。
そういったことを思考していたところに、議論の後半で前CNET代表の御手洗さんが「でもまあ、日本でGoogleが苦戦してYahoo!が一人勝ちしている実態は”現実”として見ないと」と言うようなことをおっしゃったときに、ふと、もしかしたら私たちはGoogleの「世界政府」というワードに過剰反応して思い込みが激し過ぎる状態になっているのかもしれないな、と感じたりした。近いことは懇親会でゲストの三矢さんもおっしゃっていた。
いずれにせよもう少しGoogleの戦略を体系化して把握してみようとすることは自分にも事業にもプラスに働くと思うので、今後もう少しGoogleのサービスを一つ一つ掘り下げて考えるよりもサービスとサービスをつなぎ合わせたときに何が脅威であるのか、という視点で思考してみようと思う。
ET研究会、楽しかったです。
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2005年10月03日
Yahoo!JAPAN検索 落ちてます
(10.3 14:30現在のYahoo!JAPANトップページより引用)
Yahoo!JAPANが検索をウェブ検索メインに変更した矢先、落ちているようです。
Yahoo!さんらしくないですね。たくさんの日本のインターネットユーザーさんの期待を背負っているのですから、ユーザーがインターネットへの不信感をつのらせるようなことは避けていただきたいものです。
参考:
・Yahoo!Japan 検索結果変更を実施
・Yahoo!のYST化はユーザ軽視か
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Yahoo!Japan 検索結果変更を実施
10月3日未明、Yahoo!JAPANがかねてから計画を表明していた検索結果画面のウェブ検索メイン化を実行した。
Yahoo!検索 基本情報
URL: http://search.yahoo.co.jp/
デフォルト検索:ウェブ検索(ページ検索)
アルゴリズム:Yahoo! Search Technology (YST)
1ページあたりの件数:10件/1ページ (標準)
検索連動型広告:あり(オーバーチュア・スポンサードサーチ)
広告の表示件数:合計12枠
広告の掲載位置:画面上部4枠 画面右側8枠
JWordの表示:あり (固有名詞[レギュラーキーワード])
SEMリサーチ参照
これによって、対他事業者的にも対海外Yahoo!で見ても特徴的だった、Yahoo!JAPANのディレクトリメインサーチが終わりを告げた。明日以降、これまでのYahoo!検索を支持してきたユーザーからの反響がどのように出るか、見ものである。
この件についての変更の発表やクレームへの対応も含めたユーザーコンタクトをとるために設置したのかと思われたYahoo!検索スタッフブログは、この大改編を行って数時間がたった10月3日2:30現在、何も更新されていない。ガクッ。ユーザーとコミュニケーションするならちゃんとしなきゃ。
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2005年10月01日
第3回検索会議「Yahoo!Hacks」レポート 後編
「検索会議」と銘打たれた百式主催・Yahoo!協賛のイベントはこれが3回目となりますが、見た目には「協賛」という仮面をかぶっているYahoo!Japanが実は企画側そのものであることには、気づかない方もいらっしゃるかもしれません。Yahoo!Japanが提供する豪華な土産や六本木ヒルズの会場に加え、企画・スピーチ・会議参加の社員稼動といったコストを払ってでもこのような会議を行う理由が彼らにはあります。
Yahoo!Japanの今回の検索会議の意図は大きく分けて以下の3つがあったと思われます。
1.Yahoo!WebServiceのギーク向け広報活動
2.「技術力の弱いYahoo!Japan」のイメージ払拭
3.「ユーザーとの対話を大事にするYahoo!Japan」のイメージ作り
これらの3点を、無敵会議ブランドが収集するアンテナの高いギークや業界関係者にリアルにネットにとBuzzさせることが目的でしょう。ネットワークのハブ的な存在である比率が高いこういったイベントの参加者は、参加者間が会場で何度も会ってリアルなつながりを持ち、そのつながりの中でBuzzを増幅させる傾向にあります。Yahoo!Japanが検索会議を継続して実施している理由はこのBuzzマーケティングの土台を確保することにあると思われます。
今回の場合、上記3点のうち1に関してはUSでの書籍「Yahoo!Hacks」刊行を絡めて前編で書いたようなプログラムをベースに敷くことで効果的に執行しています。2については、Perlのデファクト・ラクダ本訳者がYahoo!Japanにいることをアピールしたり、たつを氏やサーチエンジニアリーダーの湯沢氏ら自社社員にHack事例を示させることで、あたかもYahoo!Japan全体にアルファ・ギークが跋扈しているかのように感じさせていました。実態は?ですが。
3については、今回初めてYahoo!社員をグループディスカッションに参加させて直接ユーザーとのコンタクトを持たせたことや、この日に合わせて(ムリヤリ)Y!検索スタッフにスタッフブログを開始させたことなどが顕著な動きでした。今回初めて検索会議でユーザーの矢面に立ったPS本部長の大羅氏が親しみやすさを全面に出した演出でスピーチしていたことも印象的です。
このようなYahoo!Japanの目的に対して今回のイベントが十分に機能を果たしていたかどうかを定量的に把握することは困難だと思われますが、終了24時間時点で下記一連のような検索会議に関するブログやmixi日記へのエントリーがなされ、その内容が概ね会議内容について好意的なものであるという時点でほぼ成功イベントであったと見てよいのでしょう。
http://nais.to/~yto/clog/2005-09-30-3.html
http://d.hatena.ne.jp/yad-EL/20050930/1128090509
http://orz.overture.oops.jp/?eid=310787
http://www.flickr.com/photos/hiroshi-k/48037286/
http://d.hatena.ne.jp/yuki_neko_nyan/20050930/1128127215
http://www.100shiki.com/archives/2005/10/_css_optimiserc.html
http://blog.academedia.jp/?eid=346412
http://d.hatena.ne.jp/charsbar/20051001/1128144530
http://blog.yappo.jp/yappo/archives/000309.html
http://blog.yappo.jp/yappo/archives/000310.html
http://anrakusai.com/blog/archives/2005/10/_3_1.html
http://blog.zuzara.com/?p=27
http://plaza.rakuten.co.jp/recruit/diary/200509300000/
http://blog.windy.ac/archives/000925.html
http://d.hatena.ne.jp/pho/20050930
http://blog.quizzing.jp/2005/09/post_9ec8.html
http://www.sisimaru.com/index.php?itemid=513
http://plaza.rakuten.co.jp/kokotoba/diary/200509300000/
http://www1.weblogs.jp/knc/2005/10/_yahoo_hacks_1633.html
http://blog.windy.ac/archives/000926.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=42094196&owner_id=679859
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=42017370&owner_id=138944
http://muruco.jspeed.jp/jmuruco/HitmingSim.widget
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=42068311&owner_id=1234
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=42050799&owner_id=4012
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=42049218&owner_id=224166
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=42038715&owner_id=423926
http://www.monkeyboy.is-a-geek.org/oracover.jsp
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=42017915&owner_id=294559
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=42015059&owner_id=15481
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=41970783&owner_id=219344
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=41909766&owner_id=219344
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=41921625&owner_id=550
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第3回検索会議「Yahoo!Hacks」レポート 前編
昨日はAcademedia主催、Yahoo!Japan協賛の「第3回検索会議『Yahoo!Hacks』」に参加してきました。六本木ヒルズのYahoo!オフィス内のカンファレンススペースに約120名のギークや業界関係者が集まり、「無敵会議スタイル」(事前課題回答の発表→ゲストスピーチ→デモ→アイデア課題→ディスカッション→賞発表)で進行される双方向型カンファレンスで、参加者の目線で見てたいへん有意義な成功イベントだったと思います。
今回の検索会議は「Yahoo!Hacks」を副題としていたことからもわかるように、Yahoo!WebService(Yahoo!サービスの外部プログラマー向けAPI)を使った様々な「Hack」(ウェブサービスを使った外部プログラマーによる機能・サービスの開発)を紹介してギークな参加者のYahoo!WebServiceを使った開発意欲を刺激するところがメインコンテンツとなっていました。紹介されている「Hack」たちは確かに便利だと感じさせるもの、AjaxやGreasemonkeyなど旬の手法を適用して「なるほど、こういう風に使うのか」と感じさせるものなど、開発者ならずともYahoo!WebServiceをいじってみたくなるものばかりでした。
紹介されていたYahoo!Hackなサービスは以下のようなものです。
・Wikiで作成したページの空き領域に、ページ内キーワードのY!画像検索の検索結果をスクロール表示するHack
・あるページの検索対象語句を検索頻度の高い順に(タグ的に)サイズを大きく表示するHack
・Ajaxを使用して検索結果をブラウザ内タブブラウズで次々と示するHack
・Greasmonkeyを使用してYahoo!TOPのトピックスをワンクリックでTOPページ内で一覧表示し、しかもニュース検索BOXを表示し、勝手にY!ニュースのRSS吐き出しまでするHack
・インターネット額縁と名づけられた、語句をBOXに投入するとY!画像検索結果が一枚ずつ額縁内でスライド表示されるHack
・検索ワードを投入すると左右に関連ワードが表示されて、次から次にキーワードをつなげていく連想検索Widget
・検索BOXにキーワードを入れるとディレクトリ検索結果(=ページではなくサイト)一覧がSuggestされるHack
・地図の地点をクリックすると、その地名の画像検索結果が表示されて周辺の雰囲気がわかるHack
・検索BOXにキーワードを入れた時点で検索結果件数を表示するHack
どれもそれぞれ面白いと感じさせるものでしたが、特に9月にYahoo!Japanに入社されたたつを氏のディレクトリ検索結果SuggestのHackが一番面白く、一般ユーザー向けのサービス化するに値するものだと感じました。
これらHacksの発表の他に、オライリー社からの書籍「Yahoo!Hacks」の予告、Perlのデファクト本「ラクダ本」の訳者であるYahoo!近藤氏の翻訳苦労話があった他、会場を最も沸かせたのが開発中というYahoo!マップのデモンストレーションでした。
ローカルサーチの領域では若干出遅れているYahoo!Japanでしたが、今回のデモでスクロール地図の導入、地図へのグルメ・ホテル等の店舗情報の選択式プロット、衛星写真の開始が公表され、参加者の多くが感嘆する秀逸なUIでこれらのサービスが提供されることで先行していたGoogleローカルやgoo地図と三つ巴の戦いに入るものと思われます。個人的にはこのYahoo!マップのデモが最もインパクトの強いプログラムだったと思います。
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2005年08月27日
Yahoo!のYST化はユーザ軽視か
Yahoo!井上検索企画室長がYahoo!検索結果のYSTメイン化について解説をされているが、どうにも意味が通っていないように思えるので反応させていただく。
ヤフーユーザーとカテゴリサーチ、ウェブサーチ、Long Tail -エッセンシャル・サーチエンジン
現在のヤフーはカテゴリおよび登録サイトの検索結果をメインで提供している。(中略)カテゴリ、登録サイトはページの上に出るようになっているが、クエリーによってはページ検索の結果がすぐに表示される。例えば、クエリーが"yahoo search technology"の場合は3語から成り立っているが、このようにクエリーが複数語の場合にはページ検索になる場合が多い。あるいは"MP-33"のような珍しい言葉を入れても、ページ検索になる。
昨日のエントリーにも記載したが、現在はこのようになっていてメジャーなキーワードに対しては公式ページやYahoo!の優秀なサーファーさんたちが蓄積してきた優良なサイトのデータベースが上位に提示され、少ないクリックでほしい情報に到達しやすくなっている。マイナーなキーワードに対してはYST(Y!のロボット検索エンジン)の検索結果が表示される。この状態はたいへんリーズナブルでユーザに優しいスタイルになっている。
結果として現在のYahoo!Japanは高い検索クエリシェアを誇り、そのシェア推移は横ばいか上昇かの状態にある。現在のハイブリッドな検索結果が日本人のニーズにマッチしていることの証左であろう。
ところがそれを突如大幅に変更して、検索結果の第1ページ目にはこれまで人手をかけていた(ことによって支持を受けていた)カテゴリサーチの結果を最小化し、ロボット検索の結果と広告の領域を最大化しようというのである。これが日本のユーザのニーズを大切にして成長してきたYahoo!Japanの判断とは思えない。ユーザよりも収益を、もしくはユーザよりもUSなど外国のトレンドを優先したということか、と捉えられるのも仕方がない。
ではヤフーユーザーのクエリーはどのような特性を持つのだろうか?Googleと違って初心者が多いから、クエリーも限定されるのであろうか?「そんなはずはない。検索は一人一人全く違うはずだ。」と検索に携わったことのある人ならすぐに思うだろう。
その通り。ユーザの送る検索クエリーのキーワードはたいへん幅広いからロボット検索が必要となるし、そのポイントでYahoo!はYSTの独自開発を始めたのだろう。ただ、「検索は一人一人全く違う」からハイブリッドな検索をやめて結果画面を大幅に変更してYahoo!Japanを支持してくれているユーザに負担をかけるというのは、まったく理由になっていないように思う。
「検索は一人一人全く違う」から、GoogleもgooもMSNも検索事業者みんなが検索結果への人手のかけ方や優先順位のつけ方や表示の仕方についてより多くのユーザに満足してもらえるようにしのぎを削っている。その中でYahoo!Japanは他社が持てないでいた優秀なサーファー陣と蓄積したサイトデータベースを武器にしてユーザの支持を得てきたのだ。その競争上の優位性を脇に押しやることはユーザの期待を無視していることになる。井上室長はユーザには検索サイトの選択権はなく、みんなとにもかくにもYahoo!を使う、とでもお考えなのだろうか。このあたりの覇権的な考え方を匂わせる判断がユーザに「奢れる平家」を感じさせるのではないかと言う点も、他社へユーザ流出を促すのではないかと予測する理由の一つだ。
ヤフーはデフォルトの検索結果をウェブサーチに切り替えると昨日言ったが、これはサーチの本質を考えれば極めて自然な行動である。なんと言ってもクエリーがほとんど全部違うのだ。登録サイトの数は数十万単位。ウェブサーチのインデクスは億単位だ。ヤフーのサーチのユーザーは数十万どころではない。もっともっと多い。彼らが一人一人違うものを探している場合に、ウェブサーチの方が有効であるのは明らかである。
これがまたわからない。一人一人が違うものを探しているのは当たり前である。そんな中でもShortbody(少数の頻度の高いキーワード)とLongtail(多数の頻度の低いキーワード)があり、そこに優先順位をつけて対応に変化をつけるというのは、マーケティング的にはABC分析と呼ばれるごく初歩的ながら効果の高い手法だ。これまでのYahoo!Japanの検索結果はShortbodyへは人手を加え、Longtailへは人手を加えない、というもので、より小さいコストで最大のユーザ満足を得ようというものだった。これからはShortbodyへもLongtailへも手を加えない、という。井上室長は『彼らが一人一人違うものを探している場合に、ウェブサーチの方が有効であるのは明らかである』という。何が明らかなのかよくわからない。
私が昨日・今日のエントリーで一貫して述べているのは、Yahoo!Japanはなぜ日本のユーザに支持されているサービスに突如変更を加えてユーザに負担を強いるのか、それは奢りかUS迎合か収益至上かによるユーザ軽視ではないのか、ということであり、それが日本のインターネットユーザのインターネットへの満足を下げることになるのではないか、という危惧である。その危惧が現実のものにならないでおいてほしいものだ。
■関連記事:
・Yahoo!のYST化はGoogleらにプラスに働く
・US検索エンジンシェア推移と日米検索エンジン比較
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2005年08月26日
Yahoo!のYST化はGoogleらにプラスに働く
Yahoo!Japanがついに検索結果画面をYST(Y!のロボット検索)の結果表示メインに切り替えるという。正直、Yahoo!井上検索企画室長が何を考えていらっしゃるのかわからない。
ヤフーの検索結果ページが10月から「Yahoo! SEARCH」に変更 -CNET
ヤフーが検索結果の表示方式を切り替えることが8月25日、明らかになった。これまでのように、手作業で登録したサイトを優先的に表示させる方式から、グーグルのようにロボット検索の結果を中心に表示させる。10月より新方式に切り替える。
Yahoo!検索はウェブサーチへ! -エッセンシャル・サーチエンジン
ヤフーが過去の会社にならないために、No.1シェアを誇るサーチが先陣を切って変わるということは非常に強いメッセージになるのではないだろうか。
井上室長はなぜこのような判断をされたのでしょう?
「No.1シェアを誇るサーチが先陣を」切ってません。むしろその意味では最後尾です。US側でセットされたゲームのルールに照らしたときに最後尾であることは十分認識の上で、日本の一般コンシューマのオーソリティ好きな特性、言語的にスペースによるアンド検索に障壁がある日本語の特性を踏まえた上で、GoogleらUS直輸入の検索とは異なる日本人好みの検索サービスを提供しているものと捉えていました。
日本では検索クエリシェアも圧倒的No.1なだけではなく、半期・年間で見てシェアがアップしさえしていたサービスです。それだけ一般ユーザに支持していただいていたサービスのUIを一気に変更してしまうということが、マーケティング的にもCS的にも正しい選択とは思えません。ユーザに負担を強いる行為とさえ言えると思います。
Yahoo!はGoogleと比較したときに、ギーク最前線に立つ競争で勝つことはすでに困難な企業文化が醸成されていると思いますし、ユーザ層もGoogleとは異なる一般的リテラシーレベルの層が中心だと思います。その観点で見たときに日本において大変良い差別化要因となっていたカテゴリ・サイトサーチを脇に追いやってしまうことがユーザのことをよく考えての行為かというとそうではないように思えます。おそらくキーワードマッチ広告のCTR向上という理由ただ一点において今回の決定に踏み切ったのでしょうが、それが中期的に得策になるか、というと大きな疑問符がつくと思います。
USの圧力なのか功をあせったのか本当に「変わらなきゃ」でやったのわかりませんが、これでUS組のGoogle・MSNや、検索結果画面のユーザ利便性の工夫に一日の長のあるgooやinfoseekなど一連のロボット検索事業者が喜ぶ結果になると私は予測します。結果はどう出るか。10月の単月数値が今から楽しみです。
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2005年08月21日
US検索エンジンシェア推移と日米検索エンジン比較
USの検索エンジン市場で各社シェアが拮抗してきたように映る調査データが出ている。
[US]検索エンジン首位はGoogle、ツールバーはYahoo!が健闘 -ITmedia
comScore Media Metrixは8月19日、7月の検索エンジンランキングを発表した。米国で実行された全検索に占めるシェアはGoogleが36.5%で首位をキープ、次いでYahoo!が30.5%、MSNが15.5%、Time Warner Network(AOL)が9.9%となっている。
USでの検索エンジンシェアについては、ユーザ数シェアかクエリ数シェアかが明示されなかったり、調査会社によって発表されるデータにあまりにばらつきが大きく一概には何も言えないが(c.f.NetRatingsの2005年7月データ:Google -47%、Yahoo! -22%、MSN -12%、AOL -5% や、Hotwiseの2005年7月データ:Google -59.2%, Yahoo! -28.8%, MSN -5.5% など)、少なくとも2004年4月のcomScore調べのデータとの比較はできるので、それを表にしたものが下図。
| 2004年4月 | 2005年7月 | |
| 44% | 37% | |
| Yahoo! | 37% | 31% |
| MSN | 19% | 16% |
| AOL | - | 10% |
| AskJeeves | - | 6% |
この1年3ヶ月の間のシェア推移では、Google7ポイント減、Yahoo!6ポイント減、MSN3ポイント減となっている。2004年4月のデータが3社合計で100%となっていることからこれまた一概には比較できないのがつらいところながら、上位の下落と下位の上昇は大きなトレンドとして捉えることができるだろう。
この状況が生まれている要因を日米同時にサービスの幅と深さで検証してみたい。YSTやMSNサーチがインデックス数でGoogleと遜色ないところまで追いつき、ほぼ量の勝負は終わったと言われる現在において、何が各検索エンジンの差を生んでいるのだろう。
まず、USサイトで「election」、日本サイトで「選挙」と検索したときの各検索エンジンの結果表示を比較してみる。
【US】
・GoogleUSで「election」とSearch
-極めてプレーン。
・Yahoo!USで「election」とSearch
-関連語彙の提案(AlsoTry)で絞込みを促していることとニュース検索結果の表示が特徴。広告スペースが大きい。
・MSN.comで「election」とSearch
-プレーンだが広告スペースの大きさが目立つ。検索結果下部に「Help us improve.」のリンクを置いてユーザボイスを拾っているのが特徴的。
・AOL.comで「election」とSearch
-左ナビでの絞り込み提案(NarrowYourSearch)が特徴。そのままのUIで画像・ビデオ等の検索結果を出せるのもよい。
・AskJeevesで「election」とSearch
-Google同様プレーンな印象。右ナビでの絞込み、拡張、関連人物の提案が特徴。
■USではTOP5全社がページ検索(サイト/ディレクトリではなく)の結果を表示しているが、シェアを上昇させている下位2社が左右ナビを駆使した絞込みや関連検索でユーザの検索サポートや検索行動の幅を広げることに注力していることが見てとれる。
【日本】
・Yahoo!Japanで「選挙」と検索
-ニュース・掲示板等の自社サービス誘導とカテゴリ・登録サイトの検索結果を表示。他社がページ検索結果を表示する中、今も登録サイトベースの結果を表示する点が特徴的。
・Google日本で「選挙」と検索
-Googleニュース検索への誘導とプレーンな検索結果を表示。
・MSN.co.jpで「選挙」と検索
-MSNニュースへの誘導とプレーンな検索結果を表示。検索結果下部に「ご意見をお寄せください」のリンクがあるのが特徴的。
・gooで「選挙」と検索
-教えてgooの検索結果と特集・店舗情報等自社サービス誘導、右ナビでのニュース検索・ブログ検索・キーワードランキング等の表示。検索結果下部に「今、他の人はこの言葉と一緒に検索」のダイアログボックスを置いて絞込みを促しているのが特徴的。
■日本ではYahoo!Japanだけが未だ登録サイトベースの結果を出しているが、その他各社はページ検索結果を表示している。USと比較して、Yahoo!Japanとgooは日本国内向けにカスタマイズした検索結果を提供していること、GoogleとMSNはUSのインターフェースをほぼそのまま踏襲していることが見て取れる。ここでは「選挙」という時事用語を使用したため各社ニュース検索への誘導が付加されているが、この点についてはUS各社エンジンで時事用語を検索した場合も同様となっている。USでトレンドとなっている左右ナビを活用した絞り込みや関連検索はgooのみが採用している。
ここではまず比較的一般的なキーワードでの検索結果を比較した。他にも映画や音楽、地域情報を検索したときの結果を比較した場合に日米/各社の特徴が現れるが、このエントリーは長くなりすぎたので別途掲載する。
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2005年08月18日
ローカルサーチに日米格差はない
Yahoo!USがローカルサーチサービスを強化している。
Yahoo updates local services site -CNET News.com
Yahoo was set to launch on Wednesday an update to its local services Web site that includes interactive maps and user reviews, as well as city and neighborhood searches, expanded listings and events. It also includes RSS feeds, local information on a map, recent local search history and the ability to expand the map when moused over.
インタラクティブ地図、口コミ情報、イベント情報、RSSフィード、チェック履歴といった機能が網羅され、Googleと比して手作り感あふれるローカルサーチサービスに仕上がっている。
ローカルサーチに口コミ情報(店舗レビュー)が組み込まれているところが面白いが、まだ盛り上がりには欠ける。現在さくらが書き込みの真っ最中といったところか。地図が未だにスクロールになっていないところは怠慢。
Yahoo!Japanが地図を絡めたローカルサーチサービスにまだ力が入っていないため、日本でのこのタイプのローカルサーチはgooの地域サービスの独壇場となっているが、今回のYahoo!Localの機能強化版とgoo地域サービスを比較したときに、「ローカルサーチ」という分野のサービスレベルで日米に大きな格差はないということに気づく。
日本のネット業界もUSのお尻を追いかけるばかりではなく、USの先を行くサービスを生み出して輸出し外貨を稼ぐところまで行きたいものだが、このローカルサーチの領域などはその候補対象かもしれない。日本には世界をリードする「ケータイ文化」もあることだし、上手く組み合わせて日本発のデファクトサービスを生み出してほしいところだ。
早くしないと、今はまだMap APIの開放によるコンテンツアグリゲーションの段階にあるGoogleのローカルサーチ戦略にまた根元から持って行かれかねない。
■追記(11:13)
とか、言ってるさきからMSNのモバイル利用のローカルサーチβ版の発表に気づいた。
Get Local Search with Maps and Directions on your phone!
負けていられませんよ>goo Locals, Y!J Locals, docomo, auのみなさん。
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2005年04月20日
Search Engine Strategies2005
Search Engine Strategies2005 (SES) に行ってきてのレポートなど。
まず初日の基調講演ということで、Yahoo!Japanの検索企画室長井上俊一氏が「ライフエンジンとマイメディア」という題でYahoo!Japanの現状と方向性についてお話をされました。不要な新奇性を省いた内容で、面白みよりも実際的な中身の詰まった講演だったと思います。
まずYahoo!Japanのミッションは「何をするにもいつもそこにYahoo!Japan」というものを掲げている、と。そのミッションの実現概念として、現在は「ライフエンジン」と「マイメディア」という2つのプロダクトコンセプトを以って開発・実装を進めているとのことです。
「ライフエンジン」とは、より効率的に欲しい情報にリーチし、コミュニケーションを取りたいと思う相手・集団とつながり、しかもそのディスティネーションから次の行動への拡張性を高く快適にする、という考え方の下、ユーザがより豊かな生活を手に入れるために役立つエンジンとなること、というコンセプトのようです。
「マイメディア」とは、よりいっそう個人個人のユーザの視点に立ったサービスとして、MyYahoo!に限らず個人の行動履歴や嗜好性にあわせたコンテンツやコミュニケーションを提供する、というコンセプトのようです。
関連データとして、Yahoo!の独自調査「生活に関する情報源調査」の中で、オフラインを含む何らかの手段での行動をとるときのインターネット/Yahoo!の利用率を取得したときに、オンライン/オフラインに関わらず「検索」という行動をとる生活者は94%、そのうち「検索」行動をインターネットでとる生活者は38.8%で、うち33.3%はYahoo!を利用している、というものを挙げていました(いずれもグロスでの%の様子)。インターネットでの検索、特にYahoo!での検索が生活者の1/3もの人々の行動基点になるところまで来ている、という解釈の様子。
また、現在のYahoo!Japanの日々の検索クエリのうち、キーワードを検索頻度順で並べたときの上位3660ワードの累計クエリ数が全クエリに占めるカバー率は18%、1度しか検索されなかったワードが全ワードの63%を占めるとのこと。この辺りの数字から、「検索」はYahoo!のマイメディア戦略を進める上でもキーとなるという考え方があるようです。
続いてYahoo!サーチの方向性として、「『情報を探す』から『個人の知識や知恵を共有する』へ」というフレーズの下、①Webサーチ -全般的なことを知りたい、②Verticalサーチ -特定の分野で探したい、③Personalサーチ -自分の情報を管理したい、④Sharedサーチ -友達や同僚と知識を共有したい、という4つのレイヤに分けた開発を進めている、という話がありました。
①Webサーチは、Yahoo Search Technology のチューニングが当面の課題で、Relevancy(適切さ)、Comprehensiveness(網羅性)、Freshness(更新性)、Presentation(見た目と可用性)、Trust(信頼性)の5つの観点でチューンしている、ということ。
②VerticalサーチはY!商品検索やY!知恵袋を例とした専門検索。
③④については、現在のサーチが単純にインデックスを引いているだけでユーザのフィードバックが全くない状態であるのに対し、そのインデックスに対してユーザのフィードバックを入れて結果抽出をしたものを③Personalサーチ、友人や同僚のフィードバックを入れて結果抽出したものを④Sharedサーチ、という捉え方で概念化していました。現在80あるY!Japanのサービスのうち55サービスがログインを要求するものであり、現在月間1,310万IDのログインがあるYahoo!Japanは、「日本で最もPersonal、Sharedサーチのポテンシャルが高い」という宣言がありました。
すでに実装が進んでいる①②はさておき、③④についての言及が薄かったことは残念ですが、それだけ現在Yahoo!Japanの検索領域におけるパーソナライズとソーシャライズについての議論や開発が活発なのだろうという所感を持ちました。関連して、冒頭のライフエンジンの説明の中のアドリブで井上氏が「インターネットの本質は時間・空間を超えて密度の濃いコミュニケーションが取れることだと思っている」という内容の発言をしていたのが大変印象的です。コミュニケーション領域においては、USでのYahoo!360°(SNSをベースにしたコミュニケーション統合サービス)のベータ版リリースが最近の話題として挙げられますが、日本でのインターネットユーザの特性に合わせた同種のサービスがいつ頃どのように投入されるか、またそこにSharedサーチやPersonalizedサーチのサービスをどのように実装してくるかに注目したいと思います。
この他、ブースでの展示の中では下記のようなものが目立ちました。
SEO/SEM事業者の興味が、単なる検索エンジン対策や検索広告から最終的な購買行動や資料請求などへのコンバージョンレートの向上に向かっている流れを感じましたね。
・アイオイクスのランディングページ(広告クリック先ページ)の効果アップのためのABテストサービス
「SplitRunner」
・アイオイクスの自社アフィリエイト構築兼SEO対策ツール
「Strings」
・セプテーニのリスティング広告自動入札システム
「Auto BIDDING System」
・バリューコマースが昨日リリースしたカテゴリ型PPC広告商品
「Matchsmart」
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2005年01月26日
Googleニュースラッシュ
ここ数日、Google関連のニュースが怒涛の勢いで流れ込んでいます。情報としては虚と実が入り混じっているところですが、Googleにとってアゲのネタがほとんどです。2005年もGoogleを忘れるな、というメッセージでしょうか。 ・・・ただの株価対策か。
しかしながら、実サービスとしての「Google Video」のβ版リリースは、映像コンテンツ流通の根幹に関わるお話になりえます。が、ここでも再び表れてくる「著作権」「市場パイ」「放送事業者の既得権益構造」の問題。消費者のコンテンツ到達可能性を高めることが結果的にコンテンツのステークホルダーへの正当な利益の分配構造の確立につながる、というあるべき姿は誰もが理解しているはずなのですが。 既得権益者もその既得権益のすべてが自分たちの力ではなくて8割が公共の電波の力である、ということを理解しなくてはならない。別にあなたたちは全くがんばってない、とは言わないから。 ・・と、論点がずれました。
とにかく2005年もGoogleには注目、ネットと映像の融和は漸進です。
グーグル、テレビ番組検索サービス「Google Video」のベータ版を発表 -CNET JAPAN
グーグル、Firefoxの開発責任者を採用--「独自のブラウザ開発」の噂は本当か -CNET JAPAN
「GoogleがVoIPに進出」の憶測浮上 -ITmedia
グーグル、謎の人材募集--通信事業参入を検討か -CNET JAPAN
Google デスクトップサーチの登場による検索エンジン業界の変化 -japan.internet.com
スポンサー付きと一般の検索結果を見分けられるユーザーは6人に1人――米調査 -ITmedia
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