2004年09月10日
ネットコミュニケーションの類型
『「メッセンジャーが友人関係を作っていく」のではなく、「関係をより密なものにしたいから、メッセンジャーを使う」ことにユーザーは価値を見いだしていることになる』
記事の野田氏による、メッセンジャーの機能が「関係をより密なものに」という機能を持つ、という捉え方は確かだと思う。しかし、ソーシャルネットワーキングやブログ(or日記)の果たす機能は単一のフローではなく、そのタイプによっていくつかに類型化できるだろう。
■従来リアル型
リアル→”ふるいにかかる”→「知り合い」→メール→メッセンジャー→リアルへ循環
■従来ネット型
掲示板等→”ふるいにかかる”→「知り合い」→メール→メッセンジャー→リアルorバーチャルで展開
■GREE型
リアル→「知り合い」→SNSリンク→「他との関係性から深く知る」→”ふるいにかかる”→メール→メッセンジャー→リアルへ循環
■mixi型
SNS→「日記から深く知る」→「知り合い」→SNSリンク→”ふるいにかかる”→メール→リアル→メッセンジャー→リアルへ循環orバーチャルで展開
もちろん紋切りで語りすぎると御幣があるかもしれないが、特徴的なステップとして類型化してみるとこのようになる。
上記記事内にある、『国内の若いユーザー層へのインタビューでは、「Blogはコミュニケーション。誰かに会う前にBlogに目を通しておくのは普通でょう。むしろ、見ていないのは失礼に当たるのでは」という発言が目立った。』というのは、上記GREE型の一層の発展型にあたるのだろう。
mixi型については、mixiの特性としてユーザが自己表現しやすく他のユーザにも見えやすくなっているというところから、mixi上で知り合いとなった上でリアル・バーチャルで関係を深めるパターンが特徴的に起こっている。
ネットコミュニケーションの進化に伴って淡いつながりが容易になったことで、ある相手をコミュニケーションを継続する対象か否かのふるいにかけるタイミングがより後ろにずれていっている。これにより、ビジネスにおいては自律的なビジネスマッチングにつながったり、ヒューマンな部分においてはより”合う”人と知り合い、心豊かな生活を送ることに貢献したり、といった効果が表れているのだろう。
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