2005年05月17日
Edyの普及課題
おサイフケータイの後押しを受けて、Edyの侵攻が強まっています。
Edy、カード+携帯電話で発行数1000万を突破 -ITmedia
4月末でEdy機能を搭載したカード、携帯電話などが発行数1000万を突破。利用できる加盟店数も約2万店と右肩上がりに増えている。
着実に進めてきたコンビニや飲食店への導入やドコモのおサイフケータイを始めとするリアルチャネルでの利用を前提とした普及戦略により、Edyが電子マネー市場で大きなアドバンテージを取っている。同じFelicaプラットフォームを利用しているSuica/Icoccaと比較して発行数ではまだまだ及ばない(というか、定期券の発行数と比較するのはナンセンスか)が、一般消費での流通額では群を抜いていると思われます。
ここからの課題として、いよいよオンネットでの流通通貨化への戦略の進行と、特におサイフケータイでのユーザビリティの点を指摘したいと思います。Edyはこれまでリアル商流での利用ありきでの普及戦略を進めてきたため、たとえばPCからのEC商品代金決済のためのインフラ整備としてのユーザ側決済端末の配布などに積極的ではありません。このため、日々流通額を上げているネット事業者が決済手段の多様化を検討する上でもEdyが検討の遡上にあがることはまだまだ少ない現状です。この点、ネットユーザの可処分時間・可処分所得のネットへの移行度合の高さを鑑みて、今後の個人向け決済端末の普及戦略もしくはネットでの無端末デポジット利用方法の開発を進めてくれることを期待します。
また、普及を後押ししているおサイフケータイでEdyを使うときのユーザビリティは決して簡単に「シャリーン」だけでは済まず、デジモノマニアのユーザでさえ説明書なしでは使い始められない。まだまだあれでは小銭入れからジャリ銭を出してくる方がはるかにユーザにやさしい。まだまだ飛躍的な普及のためにはキャズムの壁を越えられていないことを感じさせます。
そういった壁をきっちり排除して、一層便利な電子マネーを普及発展させていただきたい。なお、これからアツい「ネットコミュニティ通貨」としての展開(ポイントのキャッシュ化)も合わせて検討していただきたいですね。
0518追記: おサイフケータイの使用法について誤りがあるとのご指摘をいただき、取り急ぎその部分を修正いたしました。機種依存な挙動を表現してしまっていたかもしれません。たいへん失礼いたしました。
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