2005年12月11日
FBSカンファレンスとネットバブル
8日(木)に開催された「FBSカンファレンス ~Web2.0時代における、Feedビジネスとテクノロジー~」に、パネラーとして参加してきました。”gooのひと”としての講演やパネルディスカッションは文字通り「無難に」過ごしたと思います。「We are Japanese」とか言ってしまったのは職務を超えてましたが(笑)。
FBSでご列席の皆さんの肩書だけを見ているとネットエイジさんデジタルガレージさん周辺のITバブルの薫り漂う香ばしさのイベントかのように感じてしまうところですが、今回列席の方々は講演内容も後で懇親ディスカッションした内容も、たいへん地に足をつけてユーザー方向を見ている人たちで、「2000年と同じことは繰り返さない」という意気込みが伺えるところがたいへん好感でした。そろそろネット周りはまたバブルが膨らんできた感が強いですが、関わる人は皆できるだけ虚構を語らず地に足をつけてバブルに対する調整をかけていきたいですね。
そんな「地に足」志向で今回のカンファレンスの発表を見たときに、最も印象に残りかつおもしろいと思ったのはサイボウズ・ラボの奥一穂さんが語ってくれた「RSSのさまざまな拡張の具体例」。Podcastingや天気予報のRSS、GoogleBaseのユーザーアップロード情報など、各種のRSS拡張をXMLタグと具体例を並べて解説してくれました。その模様はEnterpriseWatchで画像付で紹介されています。
奥さんはじめサイボウズ・ラボのみなさんはお話をしていてとてもおもしろい。今度うちのgooラボメンバーと一緒にランチディスカッションしに行きましょう、ということになっています。「サイボウズ・ラボ×gooラボ」は個人的に大変楽しみ。
ところで、RSSやFeedやXMLやセマンティックや、とかいった技術マーケティング言葉は、どうしても概念的な部分だけを理解して応用・適用を語り始める人が多い。(私自身、かなりそうである自省を込めて。)それがマーケッターの口と手によって増幅されて、具体的なものと「あんなこともできる」的なものの間にとんでもない乖離が生まれ始め、「あんなこともできる」サイドの評価で資本が流れ込むのがネットバブルであり、「あんなこともできるかもしれないけどとりあえず今はムリ。世間がついてきてないから。」という現実の針に刺されてはじけるのがバブルの崩壊だと思っています。
今回の奥さんのように、流行の技術マーケティング用語に関して、エンジニアサイドからはよりマーケッター(≒生活者)や資本家にわかりやすい具体例を伴った説明がなされ、マーケッターサイドはできるだけ具体例に忠実にそれを生活言語化して生活者へ頒布し、資本家はそういった用語に踊らされずに本質を見てバリュエーションを行うようにしたいものです。
今回のネット周辺の好況って2003年末あたりからの情勢なので、後になったら「ブログバブル」とでも呼ばれるかな。「Web2.0バブル」は勘弁してほしい。
追記: 今回たくさんの方とお会いした中でインフォバーンのこばへん会長とお会いできたのはサイゾーファンの私としては無上の喜びでした。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://huehara88.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/176
» WEB2.0バブル 名付けてバブル2.0(笑 from Cazperのつれづれ日記
最近WEB2.0関連の本が増えてきてますね。 ウェブ進化論 Web 2.0への道 ロングテール理論やらGoogleAPIやらAdsenseやら…一杯出てき... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年04月27日 23:36

