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2006年02月07日

gooサーチプロダクトマネージャー 稲家克郎氏(後編)

前編より続く

■「みんなの探し物がみつかるといいな」

上原: では、これからの1年、goo検索をどのようなものにしていきたいとお考えですか?

稲家: 「みんなの探し物がみつかるといいな」というのが永遠のテーマだと思っています。今までもそうでしたし、これからもそのための取り組みを続けていくつもりです。

検索には「見つけやすさ」、「使いやすさ」、「すぐ使えること」が重要です。「見つけやすさ」ということでは、「gooサジェストβ with ATOK」のような日本人ならではの悩みを解消する方法に加えて、ユーザーさんの行動や知恵の蓄積を検索結果に活かすことでその人に最適の結果が出てくる、というような方向があると思っています。

「使いやすさ」ということではこれまでも、口でしゃべると検索できる、とか、マイノリティレポートのように空間を操作して検索できる、とか、メールで検索する、とかいったいろんな方法をgooラボや展示会などで試してきていますが、今も試行錯誤の最中ですね。最近では日本のポータルサイトで初の「自然文検索」をgooのTOP検索で取り入れましたが、これからももっと使いやすさを高める取り組みをしていきます。

また、検索したいと思ったら「すぐ使える」ように、検索への入り口をもっとユーザーさんの手元に近づけていくことを進めていきます。'97年にgooが始まった頃、検索窓はgooのトップページにしかなかった。2000年にgooスティックができて、ブラウザに検索窓が付くようになった。最近ではパソコンのタスクバーやウィジットのようにデスクトップ上に検索窓が付いている。形は変わって、ケータイ検索もよく使われるようになってきた。次にはどんなところに検索の入り口を作るとよいか、ユーザーさんの声を頼りに考えていきます。

上原: では「これから5年」ということではどうでしょう?

稲家: 5年という期間で考えるときに、「技術的にできるようになる」ということだけで想像するのはたやすいのですが、実際にユーザーさんに使っていただけるか、使いやすいものになっているかは別だと思っています。私たちは5年後もしっかりとユーザーさんに使っていただけるサービスを作っていたいですね。

今は「gooで聞いたら探し物が見つかる」というのを目指していますが、5年後は「gooはほしいものを教えてくれる」というふうになりたいと思います。「ほしいな」とおもったらgooが教えてくれる状態。「gooって、画面の先に人がいるよね」と言ってもらえるようなサービスにしていきたいです。

■「見える声」と「見えない声」、両方をいただきたい

上原: では、最後にユーザーの皆さんに一言お願いできますか。

稲家: 皆さんに、ブログやお客様窓口での「見える声」と、gooを使いこんでいただくことで聞こえてくる「見えない声」の両方をいただきたいです。ユーザーさんにより便利に使っていただくには、自分たちでゼロからアイデアを出すというよりも、皆さんがどういう風に使っているのか、というのを知ることが一番大事だと思っています。

皆さんにどんどん使っていただくことでどんどんgooがかしこくなる。そうしてかしこくなったgooを皆さんにもっと便利に使っていただける。そういうサイクルを大事にしていきたいです。

●●後記●●
見た目は豪快な稲家氏ですが、考えていることはたいへん地に足をつけて、ユーザーさんの声を全ての原点にしているということが伝わってきました。「日本語最強」と銘打っているgooの検索ですが、むしろ「日本人に一番やさしい」という言葉が合うような気がしたインタビューでした。


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