2006年09月01日
ライブドア伊地知氏とライブドアポータルの今後
今日、ライブドアの伊地知さんとお昼をご一緒しました。ライブドアの方、特にポータルの上層の方とはこれまであまりお話する機会がなかったのですが、顔を合わせてお話するとやっぱり外で見ているだけとは違いますね。とても興味深かったです。
伊地知さんはライブドアの社長室長兼ライブドアポータル事業のトップでもあり、最近ではITmediaでのCGMの現状と将来を解説する連載で好評を受けている方です。お会いしての第一印象は「ライブドアにこんな柔らかい雰囲気の人っていたんだ」という感。物腰も柔らかくとてもさばけた方で、冒頭からたいへん好感を持ちました。
彼はオンザエッヂ(現ライブドア)が無料プロバイダーだった旧ライブドアを買収した後、すぐにその事業のトップに就任したとのこと。それまでソフト会社(プロジー)の営業部長だったところから突然プロバイダー事業のトップへという人事には、ライブドアが中小規模だった当時の堀江元社長の豪腕振りを感じます。
伊地知さんとしてはその事業引き受け自体も相当大変だったようですが、そのプロバイダー事業を引き受け翌月から単月黒字化したという手腕はすごい。事業家としての力を元来お持ちだったのだと思います。
2003年11月からスタートした現行のライブドアポータルを(堀江元社長のBuzzプロモーションもあったとは言え、)2年で現在の一大ネットメディアにまで育て上げた方だけあって、インターネットメディアの現状と本質についても深く思考されていました。
ポータルを立ち上げた当時は「質よりスピード」という考え方で月1~2件の新サービスを打ち出し続けていたとのことですが、現在はCGM系のサービスを軸に、よりユーザーがサービス間を移動して使いやすくすることに注力しているとのこと。
実際、ライブドアブログは業界最大のユーザー数を誇り、ライブドアのSNS「フレパ」は国内でmixiに次ぐ規模となっています。企業ブランドイメージの問題はまだ残るものの、今後一層裾野が広がるCGM領域で戦っていく上で、好位置にいることは確かです。
堀江元社長の逮捕時にライブドアポータルが出した『メディアの中立性』についての宣言はライブドアが少なくとも虚業などではない(まだ勘違いしている人もいますが)ということを知らせてくれましたが、今回伊地知さんとお話したことで改めてそのことを強く感じました。
最後に、伊地知さんの話で最も印象に残ったものを一つ。
「本質を突き詰めると”広告”というものは不要になるかもしれない。でもコンテンツは必ず残る。コンテンツは人の心に変化をもたらすもの。今の広告に頼る状態から、早くコンテンツビジネスで事業が成り立つようにしていきたい。」
興味深いお話を伺えました。伊地知さん、ご紹介くださった篠原さん、ありがとうございました。
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