« RTC『メディアの今後』がITmedia Biz.ID に | メイン| 上原仁さん(男性)の賞味期限はズバリ2027年6月15日です。 »

2007年04月26日

バズマーケティングの次は何かな from ad:tech

世界最大級のデジタルマーケティング専門イベントである ad:tech がUSで開催されている。ここ数年、毎年Ad Innovatorの織田さんが日経BPネット内で報告をされていて、新しいウェブマーケティングのトレンドやキーワードはここから出てきていることが多い(確か「CGM」という言葉なんかは2004年の織田さんのレポートで輸入されたんじゃないかな)。ウェブまわりのマーケティングに従事している人は必見。

[ad:tech]CMはネットで流れ、デジタルマーケティグ市場は5年で2~3倍に - - nikkei BPnet

これからの5年間の方向性については、ほとんどすべてのメディアがデジタル化することは間違いないと語り、デジタルマーケティング市場は2倍から3倍に増大すると予想した。

デジタルマーケティングが主流になり、企業の広告の中心的役割が「30秒TVスポット」から企業サイトへと移っていく。TVスポットも、どちらかといえばオンラインでのコンテンツとなり、数秒程度のショート広告や30分程度のロング広告など消費者に合ったビデオなどが主流となるだろうと予想した。
ソーシャルメディアなどを通じてオンラインユーザーは自分の意見を聞いてもらいたいと強く思っているため、たとえ多少のリスクはあるとしても、「ブランドは、ブログやソーシャルネットワークから消費者が何を求めているかを学ぶべきである」とした。

個人的にはTVスポットから企業サイトへ広告の中心的役割が移っていくというのは極論だな、と思うのだが、企業がソーシャルメディアから消費者の考えを学ぶべき、というのは基本的なことだけどとっても大事なことだと思う。

大きな流れとしてユーザーのアテンションの入り口がテレビからPCやケータイに移っていくのは事実だと思う。但し、テレビとウェブの間にはチャンネル数の違いという絶対的な差があり、分散されるアテンションを自社のウェブサイトに向かわせるためにはウェブのお作法でSEOやらSMOやら比較広告やらブランド広告やらクロスメディアやらを適切に組み合わせていく必要がある。これは枠を金で買えるテレビの世界とは本質的に異なるものだというのを企業マーケッターにもっと伝えて行った方がいいのでは、と思う。

あと、これまでマスメディアの代替として広告していく方向の媒体としての活用が注目されていたウェブが、ソーシャルメディア時代を迎えて企業にとっての「消費者の声収集メディア」としてまともに機能するようになってきたわけだが、それをコントロールしようとして炎上する取り組み事例もある程度整ってきたので、そろそろ議論を次に持って行きたいものだ。

その次というのがリッチメディア化なのかというと、実はまだそこではないのでは、と個人的には思っている。もちろん一定速度で進むのは間違いないのだが、ウェブで映像広告を見るというのが文化的に一般化するのはもう少し先かな、と。2001年頃のブロードバンドフィーバー以来、Youtubeに始まったリッチメディアの波が効果が出るレベルでマーケティング活用できるようになるのはもう少し先かな、と。

その前に地域販促マーケットへのウェブ活用の浸透が携帯端末のGPSやらフェリカやらのデフォルト搭載と共に進む、というのが先にリアリティのあるマーケティングトレンドになるように思っている。


newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

« RTC『メディアの今後』がITmedia Biz.ID に | メイン| 上原仁さん(男性)の賞味期限はズバリ2027年6月15日です。 »

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://huehara88.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/480