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2007年04月08日

起業を志す若い友人へ

昨日は、起業を志す若い友人と会っていた。

これまでのキャリアや事業アイデア(あまり詳しく聞いていないが性格的におそらく)はしっかりしている人物なので、そっちのことよりもより起業をする上での心得のような話をしたりした。

私自身まだ起業して1年も経っていないのだからあまりえらそうなことを言える状況ではないのだけど、今、生で感じていることだから、実感をこめて彼に伝えた。彼と同じように「アイデアは固まって資金の目途もあるけど、まだ踏み切れないでいる起業家予備軍」の人々に、少しでも役に立てるといいな、と思う。

1.ゴーイングコンサーンかバイアウトか、はっきりさせておくこと

 ここを中途半端にしておくと、創業時の理念、メンバー、基礎作りにおいてのさまざまな小さな意思決定にぶれが出て、そのぶれが時間とともに大きなずれとなる。バイアウトを目指すならば「そのあと」のこともはっきりさせておくといい。ゴーイングコンサーンを目指すならば「100年の事業計画」を描いてみるといい。

2.社員の10年後を十分にイメージしておくこと

 ジョインしてくれる社員の今のあり様だけでなく、社員に家庭ができ、転職適齢期も過ぎた頃に彼(彼女)がどんなキャリアを歩めるのかまで想像しておくこと。彼(彼女)がずっと自分と共に歩んでくれたときに彼(彼女)が幸せになれる会社設計をしておくべき。

3.「捨てられるもの」の順序をつけておくこと

 今自分の持っているものをすべて並べて、何は捨てることが出来て何は捨てられないか。創業当初自分の給料は月20万円取れたら御の字というところまで自分の生活を捨てられるか。オフィスの見た目なんかボロでも笑い飛ばせるか。人の好意のすべてを受け入れることはできないことを理解できるか。

もっともっと伝えたいことはあるけれど、「時間」という要素が起業予備軍の頭から抜け落ちがちであるところへの気づきを持ってもらえたら、と思う。

間違いなく言いきれることがある。「今楽しければそれでいい」は社員がそう思っているのはOKだけれど、社長が「今楽しければそれでいい」と思っていたなら、その起業は必ず失敗する。


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