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2007年06月14日

mixiモバイルリニューアルへの分析

6月11日、ミクシィがmixiモバイルのデザインリニューアルを行いました。今回はXHTML化によるリッチ表現への移行がメインで、見栄えがリッチになると同時に文字サイズが小さくなって一画面内の表現量を増やすなどの効果を見込んだリニューアルであった様子。

mixiユーザーの間では「文字が読みにくい」「GREEやモバゲーのパクリだ」「いいリニューアルだ」などいろんな評判が広がっていますが、個人的にはリニューアルは成功されたものと思っています。リニューアル後のmixi会員増加数は通常時の10-20%増程度で推移しており、ユーザーの新規獲得にもプラスに働いているようです。

ミクシィが行った今回のモバイルリニューアルは、彼らが今まで主眼を置いていたPCメインの層(30代男性中心)ではなく携帯メインの層(10-20代前半女性中心)に的を絞って打った初めての施策、と言えるのかもしれません。以前にケータイデバイドというエントリーを上げたことがありますが、今回のリニューアルでのmixiユーザーの反応はこのデバイドの存在を強く感じさせるものだったと言えます。

昨年のmixiモバイルからの招待が可能となった時点から一気にデイリーの会員増加数が1.5-2倍に増えたという経緯がありましたので、すでに相当数のモバイルメインの層がmixiに流れ込んでいることは間違いありません。

また、現状のmixiは国内PCウェブの世界では敵無しのSNSである中で、モバイル世界ではまだまだモバゲー・GREE・その他のプレイヤー(うちもがんばります)からどんな側面で差し込まれるかわからない状況にありますから、この領域での戦略上、mixiモバイルのUIをこのモバイルメインの層にターゲットを絞ったものにするのも然るべきと思います。

とは言え、mixiの古参ユーザー(=PCメインの層)の間で語られている「文字サイズを選べるようにするべき」といった声に対しては応えていくことが肝要ですね。

これまでのmixiはオレンジ一色のデザインテンプレートを決して選択式にしないことによって全ユーザーに同一の世界観を持たせたり、その他の多くの領域において統一仕様で選択肢を与えないことでユーザーを迷わせずにミクシィワールドにいざなうことに成功してきました。

しかしすでに取り込んだ1,000万ユーザーの中にあるケータイデバイドの存在はもう無視できるものではなくなってきています。ユーザー母集団の中に二次元的にリテラシーの高い・低いだけで表わすことのできない2つの軸(=PC世代とケータイ世代)を内包してしまっている以上、それぞれの軸に合わせた選択肢を提示することが適切な対応ではないかと思います。

まあなにぶん、会員数1,000万人を超えた国内最大のSNSが、進化を止めずに変化にチャレンジし続けていること自体は日本のネット人として喜ばしいことなのかな、と感じていたりします。


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