2007年06月19日
経営の要諦は組織にある、と考えている件
今日、ふとしたことであるTV局の訪問を受けた。マイネットを創業してすぐのころにあすなろBLOGで書いた「あだ名呼び組織」というエントリーがきっかけだ。
うちの会社は立ち上げ前から創発性・共創性を大事にしていこう、と話合っていましたので、メンバーが増えてどうしても階層化が必要になるまでは、フラットにメンバー同士の創出価値が有機的につながるネットワーク組織のスタイルを取ることにしたんです。
その局のある番組であだ名呼び組織を特集するコーナーを持とうとしているということだった。正直言うと、この引用に書いている「メンバーが増えて階層化が必要に」なってきつつあるタイミングなので、微妙と言えば微妙なところだ。マスメディアの取材というのはこういう微妙なタイミングにこそ入りやすいというのも皮肉なものだ。
マイネットは創業してもうすぐ1年。6人で創業したところから現在は17名の会社になった。当初描いていた強めの人数計画よりも少し早いくらいのペース。計画よりも高速でメンバーが増えている分、経営的に言えば一人当たり売上高(=生産性)が下がっているということなので、手放しに喜べるわけではない。ただ、個人的には純粋に「仲間はたくさんいたほうがうれしい」という思考の持ち主なので、やっぱりうれしいことには変わりはない。
あだ名呼びについては今も基本的には続けていて、私自身も「じんさん」と呼ばれることが8割だ。しかし以前にも書いたことのある考え方で、インターネットサービス企業において『考える→作る→届ける』という3つのタスクがある中で、それぞれの当たっているタスクによってあるべき組織体系もあるべきコミュニケーション方式も異なるもの、という考えがあるため(3つのタスクとコミュニケーション方式 | 近江商人JINBLOG)、例えば営業の新入社員の純くんは私のことを「社長」と呼んでいる。
普通の会社であれば、わざわざ場面ごとにコミュニケーション方式を変えようなんていう面倒くさいことはしないものだろうと思うが、ここいらだけは私の徹底的なこだわりの部分なので仕方がない。
組織というものはある程度は属する産業や年齢構成や執るべき戦略によってティピカルなものに偏ってしまいがちなものだとは認識しているが、本当に一人ひとりができる限りごきげんに、自分自身を成長させながらロングスパンのキャリアプランを描いていけるカタチというのはどんな前例にもベストはないものと考えている。
私はあまりヘンな会社をつくることにも時価総額No.1の会社をつくることにも興味はないけれど、創発性も収益性も成長性も人材育成もの最適バランスにおいて、自分たちが根ざしている時代やマーケット環境における最大のアウトプットを出せる会社づくりを志向していきたいと思っている。
そのために少しばかりの多層構造を飲み込んで最適解を絶えず見つけ出しながら、まだどこの誰も実現していないレベルで、一人ひとりが本当に主役になれる会社をつくりたいと思っている。
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