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2008年06月09日

検索エンジンが著作権法上OKになる方向な件

ちょっと前の件だけど、これは日本のウェブにとって、とっても大きな出来事ですね。

著作権法改正で検索エンジンの適法化へ--政府の知財戦略本部が方針 - CNET Japan

サーバへの情報の収集や格納が著作権法上の複製等に該当するおそれがあるため、事業者は法的リスクを避ける観点から海外のサーバを利用せざるを得ない状況となっており、円滑な事業活動に支障が生じていることから、検索サービスの適法化やコンテンツの配信等に関わるネットワークの経路における中継サーバ(キャッシュサーバ)への蓄積やコンピュータ内の主記憶(RAM)への蓄積など、コンテンツ流通にともなう一時的な蓄積が著作権法上の複製に該当するおそれがあり、新しいサービスを提供する際の不安定要因となっていることから、通信過程における一時的蓄積の法的位置付けの明確化などが、急務の課題として挙げられている。

「著作権はどこまで行ってもグレー」とは、ウェブサービス、特にCGMや検索系のサービスを運営する人たちの間での共通認識であり、私たちはいつどこで背中から刺されることになるかわからないリスクを絶えずはらみながらサービスを提供しています。

そのリスクをそのまま放置するわけにはもちろん行かないので、各社それぞれに「この観点でシロ」というロジックを以って存立しているわけですが、その「各社それぞれ」というのがより公にシロクロはっきりルール付けされるというのは歓迎すべきことです。

例えそのルールが自分たちのロジックとは異なっていて短期的には首が絞まることになっても、長期的にはゲームのルールが整った状況の方が戦略・戦法も組み立てやすい。

ただしフィルタリング問題同様、ゲームのルールは民間の声を反映して策定されることが望ましいが、この件については静観している事業者が多い様子。まあいい方向に進んでいるものをわざわざかき回さなくてもいいか、という考えかな。みんな忙しいしね。

関連した話で言うと、iモードを始めとする携帯ウェブプラットフォーム(市場規模約1兆円)が寡占事業者の一存でルールが右へ左へと切り替えられる状況にあることなんかも、まだいびつな構造、民主主義的でない姿にまだまだ置かれている。まあ、世の中の業界という業界ほとんどがそうだと言えばそこまでだけど。

なにぶん、著作権という柔らかいヌカ床をかき混ぜて、一つ一つ形ある漬物を取り出していく作業は大事。腐ってるけど漬物なら食べられるし。


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