2011年11月06日
ビットバレー再定義の提言
今一度渋谷〜六本木エリアを『ビットバレー』と再定義してテクノロジー産業集積を促すのがいいと思っています。
すでに六本木にはスタートアップコミュニティの拠点が多くYahoo・GREE・Googleが集積し、渋谷は世界最先端の若者文化発信地でありCA・DeNA・mixiらが本拠としています。この2エリアを結んで呼称を再定義してはどうかと思うのです。
2011年11月現在のTokyoはテクノロジースタートアップにはとても恵まれた環境です。一時嘆かれたシードマネーの不足やバイアウト市場の不在も今は昔。Tokyoの起業エコシステムはブーム第3期(第1期96〜00、第2期04〜07)を迎え、世代間の情報やマネーの循環が成立し始めています。
しかしTokyo起業エコシステムの波及力は未だ脆弱で、特定のコアコミュニティに接触していないと存在を感じることは少ないのが現状です。インターネット産業に従事している起業志望者の中でも現在のシードマネー余剰とスタートアップブームを認識していない人は多数います。
エコシステムの拡大のために草の根的に複数のプレイヤーが認知活動を行っていますが、彼らが頼りにするソーシャル拡散の功罪によって、その活動は特定クラスタへのフリークエンシーを高めるのみで結果的にコアコミュニティのタコツボ化を進行させている面があります。これはたいへん残念なことです。
ここで必要となるのはマスコミ・行政を適切に動かし一般社会を巻き込むための"バズワード"の存在です。かつて"インターネット"や"iモード"がそうであったように。しかしながら起業エコシステムのコミュニティ側が度重なるバズワード浮沈への疲弊と嫌悪故に熱量の一極集中が起こりづらく波及力を欠く姿となっています
ならば一過性のブームとしてのバズワードではなく、米国西海岸同様、地域に則した呼称を起業エコシステムの旗印として共通語化することで解決するのではないだろうかと思うのです。それが冒頭に述べた「ビットバレー」。
99-00年のITバブル当時にその象徴とされた「ビットバレー」は今や過去のものとなっています。ですが実際、当時語られたインターネットとベンチャーの理想はその中心にいた生存者らの力で今や産業としての成立を見ています。今再び「ビットバレー」をTokyoスタートアップエコシステムの象徴と位置づけてはどうでしょうか。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://huehara88.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/925


